「鉄道員」というイタリア映画を見る

 NHKのBS3でプレミアムシネマという時間があり、たまにだが見ることがある。時々、ブログに感想を書いてみたくなる作品もあり、しばらく前にこんな映画の感想も書いた。
https://js30.at.webry.info/202006/article_18.html

 私は、昔から映画は、映画館などであまりまともに見ていないので映画についての「知識・教養」がとても乏しい。以前、このプレミアムシネマで小津安二郎監督の「麦秋」というのを最後まで見た事があり、「ああこれが良く言われる小津監督の映画なのか」と印象に残っている。
あとはここでは、第二次大戦のヨーロッパ戦線を舞台にした戦争映画を妻に文句を言われながら見るくらいだ。

 今回は、「鉄道員」という映画で、外国(イタリア)の白黒映画であり、イタリア映画など見た事も無く、特にこんな古いフィルム、元々見るつもりが無かったのだが、何となくつけてみると最初の題名が出てくる所で、聞いたことがある主題歌のメロディーが出て来た。
「ああ、この音楽は聞いた事があるなあ~」と思いながら、そのうち飽きてスイッチを切るだろうと、期待せず見始めていると鉄道事故の場面などが出てきて、消せずに見ているうちにお話の中に入り込み最後まで見てしまい、「いい映画を見たなあ~」というよい気持ちになった。

 これは1956年制作とあり、という事は昭和31年に作られた映画だ。日本の「三丁目の夕日」の映画が昭和33年を舞台にしているというから、ちょうどその頃からちょっと前の時代のイタリアが舞台だ。(こちらは作られた時代そのものもその頃だ)

 頑固な鉄道の機関士である父親とその家族、敗戦国の鉄道の厳しい労働条件やストライキなどが時代背景にあって、父親の生活に大きく影響していく。また、家族の長女、長男が思春期から大人になるにしたがっての様々な問題が起き、それが父親との確執になったり、またその中に父、母と家族の深い愛情が感じられたり、イタリアの古き良き時代?の職場や近所の人達などのつながりというか雰囲気のような物もあったり、一番下の小学生の子が賢く、その子の目から見ている様子、といった感じでお話が進行していく。(実際の年代を考えると、この子供がちょうど現在の私の年齢くらいにあたるのだろうか?もう少し上かな)

 何か今の自分の年齢になって見ていると、非常に懐かしい感じがした。自分の子どもの時代の世の中の雰囲気、職場での仕事やその時代背景、子どもが思春期になって色々と親に反抗していく様子、しかし最後に親子の深い愛情の実感、といったものなど、人間や家族関係がとても良く描かれている気がした。

 この家族は、いわゆる「核家族」であり、家族関係という点では、当時の祖父母も同居するような日本の家族というより、我々のような第一次ベビーブームの核家庭的でもあり、おそらく日本とヨーロッパでは一世代分日本とは違っているのか?または時代とは関係のない普遍的な事が描かれているのか?それで自分とこの家族とを同一視する事が出来たのかもしれない。

 父親が最後に病死するのだが、まあある意味ハッピーエンドに終わる所がちょうど映画だからいいかな、という感じだ。イタリアの人も日本人とは雰囲気は違うけれど、自分たちと同じ人間なんだなあ~、「映画」とはいいものだなあ、などと思った。
 きっと、この映画を人生経験があまり無い学生時代などに見たとしてもそれほど面白く感じなかったかもしれない。

日本の子どもの「精神的幸福度」が最下位に近い ユニセフ報告書

 ユニセフは日本を含む先進国や新興国など38か国を対象に各国のさまざまなデータをもとに子どもの幸福度をはかる調査を7年ぶりに実施し、3日、その結果を発表した、とネット上のニュースでも、テレビのニュースでも報じていた。

 『その結果は、
 日本の「子どもの幸福度」の総合順位は20位でした(38カ国中)。
 この総合順位は、以下の3つの分野を総合した順位です。
〇精神的幸福度:37位(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率)
〇身体的健康:1位(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)
〇スキル:27位(読解力・数学分野の学力、社会的スキル)』
                            
 『それによりますと、1位がオランダ、2位はデンマーク、3位はノルウェー、そしてスイス、フィンランドと上位をヨーロッパの国が占め、日本は20位となっています。』  NHKnewswebより、

  日本の身体的健康というのは、幼児の時代からの医療のレベルが高いとか、学童期の保健衛生の仕組み、などの理由からなのだろう。国民皆保険とか社会や学校でのスポーツがさかん、という事もあるのだろう。

 ところが、学力や特に精神的満足度が低い(下から2番目)という事は、現在の日本の子どもを取り巻く環境が非常に悪いという事で、本当に一刻も早い改善が求められる。

 このブログで何度も書いている事だが、以前、「世界イチバン」というNHK総合の番組でオランダや、フィンランドの小学校を取り上げていたことがあり、オランダは「世界一子供が幸せな国」フィンランドが「世界一学力が高い国」だったか、それぞれの学校制度の良い所を紹介しいて、こういった国に学び、日本も本気で改革してそれらの良さを取り入れるべきと何度も書いてきた。いくらでも日本ならやればできる事だったのだ。
 
 このNHKの番組は、原発事故があってしばらくしてから、世界の進んだ物事から学ぼうという感じで作られていた気がしたが、自民党政権になりNHKがおかしな事になってしまってから直ぐに内容が変質し、また番組も終わってしまった。

 この8年近い間に、元々低い日本の子ども達の幸福度は、世界最下位へと低下の一途をたどっていったのだろう。学力だって低下の一途なのだろう。
 
 内田樹が言う通り「知性と倫理性を著しく欠いた首相が長期にわたって政権の座にあったせいで、国力が衰微しただけでなく、国民の知性・倫理性も目に見えて劣化した」の通りなのだ。

 そういった安倍首相のさらに特に子分のような人達が文科大臣になり、さらに前川喜平氏のような優れた文科省の官僚を陥れるような日本だから、この結果は当然の事なのだろうと深く納得した。

白井聡の資本論についての本でも読むか

 安倍政権の8年近くの政権の意味についてとても納得の文を載せていて共感した「白井聡」なのだが、私は、今まで「菊と星条旗」の本を読んだり、地元紙に終戦の日にちょっと載った文を読んだくらいで、いま一つ詳しく彼の考えを知らなかった。

 そこでもっと知ろうと、ユーチューブなどを見たり、彼のツイッターがあるので、見たりしていた。
 まず昨日は、ユーチューブにあった、この動画を見た。
白井聡講演会
 https://www.youtube.com/watch?v=nc-I8RKE_Nk&t=671s
 これは、「菊と星条旗」の内容の事であり、今まで彼にいだいていたイメージがよりはっきりした。日本という国について、とても分かりやすく根本的な事を語っている事をあらためて感じた。
 
 白井聡のツイッターを見ると、新刊に資本論についての本を出版したと書いてある、今までの著作と感じが違うが、どういう事なのだろうと思い、今日はこちらのユーチューブ動画を見てみた。
斎藤幸平×白井聡トークイベント(斎藤幸平・編著『未来への大分岐』刊行記念)
https://www.youtube.com/watch?v=EZN4MtLzx8o
 
 なぜ、資本論についての本を出したのか、この動画を見ているとよく分かる。この二人の話を聞いていると、今まで、私も色々なところから得て、ブログなどに書いたりしていた、知識の断片がこの二人の話で意味を持って結びついてきたように感じられ、とても興味深い動画だった。

 ネット上を見ると、安倍首相の退陣会見を見た「ユーミン」が涙を流したという事に対して、白井聡が「ユーミンが死んだ方がいい」と言うような事を書いて批判した事について(詳しくは私はよく知らないが)ネット上で炎上したという事で、それについて、素直に自分の非を認め、ツイッター上で謝っている様子も分かった。

 *これについて、事実はこうだったという物が他のツイッター上にあった。
 参考までに
 『(確か「死ね」とか「死んだ方がいい」とかいう直截的な表現ではなく「荒井由美のまま夭逝すべきだった」という表現だったように思います。意味する事象は同じですが、私は悪意ではなく失望と惜しむ気持ちを感じました。』

 彼の文章や動画などを見ても、やはり若さもあり、反応が早いというか、周りに気を使うような感じでは無くて、自分の思いを噴出させるような感じで、(それが魅力なのだが)怒りに感じた事を思わず書いてしまった気がする。それほど安倍首相に対する怒り、安倍首相を支持する国民への失望が大きかったのだろう。きっと「ユーミン」の歌も中、高生頃には好きだったのかもしれない?
 
 今日見た動画を見たら、白井聡も山本太郎にすごく期待していた事が分かった。都知事選でも山本太郎が破れたりして色々と現在の政治情勢には絶望感も大きいのか?
 
 安倍政権は若い世代に割と人気があり、暗澹とした気もちになった。しかしこういった白井聡のような若い世代の人(学者だが)も日本には存在しているのが希望でもある。

首相退陣記者会見時に感じた違和感の真相

 こういった事だったのだろうな、と日が経つにつれて、あの時に感じた違和感が、どこから来ていたのか、こういったちゃんとした分析が出るのに連れて、良く分かってくる。これを見て良く分かった。
https://note.com/maedayuichi/n/n51c4010fa8b5

 我々は、何者かによって意識操作されないよう、もっとしっかりと見ることが出来るようにならなければいけないのだろう。

 そして、なぜ我々(自分)の目が曇ってしまっているかといえば、白井聡の言うところの、『私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ない』と、言っているように、「公正と正義の理念」の感覚が薄れてしまっているから目が曇ってしまっていて、真実を見抜けなくなっているのだろうな、という気がする。

 物事の本質を見抜くのに「倫理感」という物が非常に大きな要素だとどこかに書いてあった気がする。自分にそういった「倫理観」(感なのか観なのかちょっと分からないが)があまりない事を感じていたので、印象に残っていた言葉だ。

 「公正と正義の理念」という一点で、野党の統一もなされれば良いのではないか。
 経済政策や政治理念などの違いで分裂を繰り返していてはどうしようもない。また、「公正と正義」の無い利害関係優先の裏があるような物でもダメだろう。
 「公正と正義の理念」の強さを核に野党が合流すれば良いのではないか。


やはりそうだったのか!「?」を感じたらネットで調べなくちゃ

 昨日は、白井聡の文章を読んで、「そうだったなあ」と分かったのだが、関連して今日、ネットを見ていたら、Acces-journalというネット誌にこの記事が紹介されてあったのをツイッター上で知った。
『当初、官邸側は慶応大学病院に診断書を出してもらい、それを公表するつもりだった。記者会見に医者同席の案もあった。ところが、大学病院側は拒否。潰瘍性大腸炎は再発しておらず、ストレスから来る一時的な症状悪化に過ぎないから。いくら何でも“虚偽診断”はできないと。』
 また、その内部通報者?は、リテラの記事の目の付け所は良いとも言っていたという。

「6,7月に美食三昧でおかしい」のリテラの記事はこちらからの情報だ。
https://lite-ra.com/2020/08/post-5606.html

 やはり、本当に前の病気が再発したという事ではなく、確かに胃腸の調子が悪かったのだろうが、オリンピックも出来そうにないし、もちろん前の辞任の時を思い出しての心理的恐怖もあったのだろうが、やはりやる気や自信が無くなって投げ出したという所が一番、真相に近いのかもしれない。もちろん胃腸の調子が悪いのは同情するが、ちゃんと「違う正確な病名」の事を言わなければいけない。だって「潰瘍性胃腸炎の再発」という診断名は「嘘」である事になるのだから。
 
 私などもあの会見を一部見ていて、早めにやめる判断をして中々、トランプ大統領などに比べると『普通の人』なんだなあ~、やはり日本はまだまだ普通の国か、などと感じていたが、やはり、慶応大学病院からウソの診断書を出してもらおうとしたなんて、やはりその「嘘」は筋金入りであり、我々市井の凡人には計り知れないものなのだった。さすが公文書まで偽造させてしまう人だけの事はある。国民はまんまと騙されてしまったという事だろう。我々の単純さも反省させられる。
 
 マスコミなどに登場する人たちも、忙しいのだろうが、広く、色々な情報を注意深くしっかり見て、ちゃんと判断してから物を言ってほしい。
 

安倍長期政権とはこういう事だったと納得

 安倍首相辞任とその後の世の中の動きなどを見ていて、これをどう考えたらいいのか、テレビやネット上の情報を見ていても、どうもいま一つ自分の中で「これだ!」と納得ができるものが無いようなもやもやした気持ちがあった。

(さらに、今、ネットを見ると、辞任で安倍内閣の支持率が50%以上に跳ね上がったのだという事を知った。病気なのによく頑張った、良く決断したね、難病の人を非難すべきでは無い、などの世論があるように何となく自分でも感じられていて、そのへんがどうも事の本質と外れて「?」の気分だった。病気が分かった6月・7月ころ首相は会食で豪華な食事を重ねていた情報もネット上にはあったり、政権投げ出し批判をした野党議員に対して批判が炎上という情報もあった、そして世の興味はすでに後継者選びへと移っている。)

 どうも、自分の感じているこのもやもやした気分をうまく言ってくれる人がいないと思い、何か無いのかと、また前川喜平ツイッターを見ていたら、そこに室井佑月のツイッターへのリンクがあり、そこをのぞいてみると、

 室井佑月の
「スゴい迫力だ。正鵠を射た檄文。文章とはこのぐらいの力を持っていなくてはならない。心ある書き手はこの白井論文に続け。」
の言葉の下に、朝日新聞の「論座」というネットの評論があった。(この記事はしばらく無料で読めるとあった)
以下の内容だ。

1】安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である 白井聡
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082800004.html?page=1

 読んでみて、そうだったなあ~!とボケ出して忘れっぽくなっている自分にあらためてこの8年近くの安倍政治の本質がそういう物だったと納得できた。

 首相が辞めた翌日の地方紙(信濃毎日)に内田樹の寄稿文があり、その最初に
『安倍政権7年8カ月をどう総括するかと問われたら、私は「知性と倫理性を著しく欠いた首相が長期にわたって政権の座にあったせいで、国力が衰微しただけでなく、国民の知性・倫理性も目に見えて劣化した」という評価を下す。』とあった。
 一口に言うと確かにそうだと感じたのだが、その中身をあらためて実感できたのが、この「論座」の白井聡の言葉の数々だった。
 
 安倍首相の7年8か月は、まさに一言で言うと『内田樹』のいう通りで、それを思い出し実感するためにもこの『白井聡』の述べている言葉を読むと良いのではと感じた。ちなみに内田樹は私と同じくらいの年齢だが、この白井聡は40代前半の若さだ。

今朝のサンデーモーニング、青木理氏、最後のまとめ

 今日のサンデーモーニングの主な内容はもちろん安倍首相の退陣について色々と話されていた。

 支持率の推移の表を見てみると、就任時の高い支持率から徐々に下がるのだが、選挙のたびに勝ち、また支持率が上がっている事が分かる。
 大幅に支持率が下がるのは、特定秘密保護法などの法律を強硬に通したり、森友学園などのスキャンダルが問題となっている時にグンと下がるのだが、また選挙を行って、常に勝ち、その支持率のグラフが上がっている事があらためて分かる。
 小選挙区という制度の問題についても、野党の分裂についても問題点を指摘されていた。

 最後の「風を読む」というコーナーで、色々なコメンテーターがこのおよそ8年間についての問題点を指摘、結局、安倍政治は、過去の古い形の政治で、何も未来への成果が無かった事、政党、国会、官僚、民主政治の力の低下や劣化、などの発言があった。

 最後に、青木理氏のコメントになり、長い政権だったので『功罪』があってと言いたいところだが、あまりにも『罪』が大きかった。
安保法制では、今までの戦後政治で積み上げて来た歯止めを人事権を勝手に行使して、多数の力で決めてしまったり、憲法改正を主張し、緊急事態条項が必要と主張するから、よほどそういった事に力を入れているのかと思いきや、本当の緊急事態である現下のコロナ禍ではまともな対応能力も無く、また政治がウソや詭弁にまみれ、公文書まで偽造されたり、ヘイトを煽るような事を言ったり、国民の分断を煽っていた。対米外交の成果と言っても、トランプ大統領のご機嫌を取るような感じで、武器を爆買いしたり、ロシアなど外交成果も全く無い、あまりにも大きな損失の8年間だったと。
 ここにうまく書けないが、だれもが納得出来るような事を言っていた。本当にそうなんだなあ~。

『病気で可哀想だからご苦労様と言っておこう、』などというような甘い事ではすまされ無い。
 日銀の異次元緩和のつけもどうなっていくのだろう?
 今後も、この安倍政治の「罪」の部分が一つ一つ国民に重くのしかかってくるのだろう。また安倍政治の継承を望む勢力にこれ以上、日本を任せる事は出来ない。

今日のTBS報道特集で

 今日のTBS報道特集で、安倍首相の退陣についての特集をやっていた。
病気その物についての事や、安倍首相の小さい頃、若い頃の映像などもやっていた。
 また、この長い在任期間中に国民の反対を押し切って行われた数々の法案の事、沖縄の人達の声や、色々なまだ解明されていない疑惑、自殺した近畿財務局の職員の赤木さんの妻の現在の気持ち、などについても報じられていた。

 特に私が印象に残った事は、番組の最後の方で、TBSの政治部のデスクの人が出てきて、後継候補の事について話し出そうとした時に、金平キャスターが、「ちゃぶ台返しではないけれど、競馬の予想ではあるまいし、すぐ後継候補などの事を話すのでなく、この7年間の安倍政権の総括というか、どういう問題があったのかをしっかりと考える事をするべきだ。」と、そんな軽々しく後継者の話など出してくるこの番組自体のやり方を批判し出した。

 膳場キャスターは、「病気での辞任と言う事で、返って安倍首相の責任を追及しづらい雰囲気になっているのではないか」と政治部の人に質問を出していて、確かに、昨日からの会見などを見ていたり、街の人などの声も聞いていると、病人にあえてその責任を追及できないような雰囲気があるなあ、という感じが私もしてしまい、批判しづらい雰囲気が漂うような気がしている。

 最後に、日下部キャスターがグラフを出してきて、この安倍政権下で起こった事が何だったのか、このグラフが示している、と出してきたのが、よく耳にする「報道の自由度の世界ランキング」の日本の順位の折れ線グラフだった。

 これは世界のそういう事を調べる組織が調べているものらしい。見ると、民主党政権下では11位まで上がっていた物が、安倍政権になって、急激に下がり、77位だかになり現在も66位なっていて、これは、先進国レベルではもちろんなく、台湾や韓国よりも低いのだという。
日下部キャスターは、「安倍政権下になって、政権を恐れて、批判を自己規制したり、忖度して止めてきた我々、報道機関が反省しなくてはいけないのではないか」と語っていた。

 そう言えば、この7年間の間に、鋭い政権批判を繰り広げていたテレビ番組の有名なキャスター達が、次々に降板させられ、次第にテレビの報道番組がつまらなくなったり、首相の太鼓持ちのようなゲストが多く出てきたりして見るに耐えなくなってきたりしていたなあ~。

 本当に、この7年間の安倍政権下で何が起こっていたのかをじっくり見直すのでなく、次の後継者を競馬の予想のように飛びついているマスコミや我々の姿勢も軽薄そのものなのだろう。
 自分でも、もう一度、落ち着いて安倍政権下で何が起こったのかを振り返ってみてみようという気がしてきた。

ハルマヘラメモリー再読

 安倍首相が退陣する事になった。退陣の会見を聞いていたら、トランプ大統領と違って大分、まともな事を言っている普通の人なのだな~という印象だ。
 テレビでも「安倍さんは良くやった。ご苦労様」という言葉であふれている。やはり日本人は苦しい人の気持ちを配慮して、こんな時は本当に心の底にある物をぶちまける事はしないのが礼儀と思っているのだろう。

 現実にやってきた安倍政治やその結果はけっして「普通の人」では無く、「腐っても鯛」なのだろうか「昭和の妖怪」の孫だけの事はある。今後、日本の歴史によってその結果が審判されるのだろう。

 安倍首相は、歴代の首相の中で最も長期にその座についていた。それには、選挙で一部の国民が首相を支持して選挙に勝っていたからこそ、そうなっていたのだろう。若い世代の人達がわりと安倍政権支持の人が多かったような統計も出ていたと思う。トランプ大統領ではないが、「岩盤支持層」のような物があるのだろう。
 良く言われるのは選挙における公明党員の支持もあるのだろう。

 他の岩盤として、「日本会議」という物もあるのだろう。

 前川喜平ツイッターを見ていたら、
こんな記事が出ていた(ツイッターの仕組みを良く知らないので分からないが目についた物をコピーした)

はな
『日本会議にここまで壊されてしまった社会を、その存在すら知らしめる事が出来ないマスメディアと、その存在すら知らない国民が大半を占めるこの国で、果たして立て直して行く事が可能なんだろうか?と、時々、心が折れそうになるけど「諦めたら終わり」って事だけはわかってるから、諦めないぞ。』
かず
『 この事実を知らない国民が大半
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 最近、私は何年か前に読んだ、俳優だった「池部良」の書いた「ハルマヘラメモリー」という本を再び読み直してみた。
 池部良の人や文章が面白いのと、あらためて、太平洋戦争当時の職業軍人や兵隊の『実像』が生き生きと描かれている事を再び強く感じた。
 重苦しさがあまりなく楽しく?あの戦争のアホらしさが分かる貴重な本なのかもしれない。
 現在の日本も、そっくりでは無いが、何か日本人のこういった根本も大して変わっていないのではないか。

 以前にその事を書いた自分のブログも読み直してみると、現在も変わっている訳では無い事が分かる。
 この、上の表に名前を連ねている方々は、「こういった本」など読んだこともないのだろう。そして、いわゆる「ネトウヨ」とか若い人で安倍政権を支持している人達もそうなのだろう。

 近代の日本の歴史、韓国を植民地にした事や、中国への侵略、昭和の無謀な戦争が本気で「美しく正しい」と考えている人達なのだ。

以前書いた自分のブログ「ハルマヘラメモリー」池部良著 を読む」
https://js30.at.webry.info/201208/article_2.html?1598658524
 

BS3「英雄たちの選択」で、コロナ禍を考えていた

 今回の英雄たちの選択では、以下のような内容をやっていた。『番組紹介からコピー』

『「100年前のパンデミック〜“スペイン風邪”の教訓〜」
大正時代の日本を襲った感染症、スペイン風邪。ワクチン開発を煽った国や世論。町医者の格闘。感染した少女が日記に綴った恐怖。100年前の経験から何がくみとれるか?

大正時代、世界的に流行し、日本でも50万人近くの命を奪った感染症、スペイン風邪。予防法も治療薬もない未知の病を相手に、当時の日本人はどう闘ったのか。政治や世論に押され、医学界を二分したワクチン開発競争。栃木県の町医者が残した壮絶な治療の記録。12歳で感染した少女の日記からは、地域と家族の平和が壊されていく恐怖が克明に記されていた。国、医師、そして患者。100年前の経験から今、何がくみとれるか?』

ゲスト】瀬名秀明,児玉龍彦,』
 スペイン風邪の死者数の状況
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 というもの。専門家・国・患者自身(少女の日記)から、という視点で話されていた。
ゲストの児玉教授は、あの児玉教授であり、瀬名英明という人は、作家であり「インフルエンザ21世紀」というノンフクションも書いている。(この本は今読む価値がありそうださっそく読んでみたい)番組でのこの人の発言も興味深かった。
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 番組は、国、専門家、患者、という視点から見ていて、第一次大戦時に発生したスペイン風邪に対して、どのような事が起こったのか、が明らかにされていた。

 初めはある地方(矢板?)の医者がどのようにスペイン風邪に対処したのかが紹介され、ジフテリアのワクチンなどを試して効果を得たりする様子が当時の記録から分かり、現在の医者も全く同じ危機的な状況にあることや、感染症に立ち向かう「勇気」という事が医者にとって根本的である事などが話されていた。
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 また、北里研究所と国の感染研が、ワクチンの製造で競争するようになってしまった経過や、また、今から見るとウイルスが分かっていないのに出来たような「?ワクチン」を大勢の人が打っていた事も知った。多少は効果があったのだろうか?
 政治が口出しをして、競争を煽ったりする様子は、現在の世界、日本の様子と非常に似ているなあという感じだった。
 児玉教授が「学問と言うのは厳しい物です。ちょっとでも、政治的な思惑や、欲などに左右されるとそれはすぐダメになる。」と言われていたがそうなのだろうなと理解された。
 学問的な事は、やはり本当に科学的な客観的な場や事柄で考えて行かなとおかしな方向へすぐに曲がっていったりしてしまう物なのだろう。また真実も分からなくなってしまう。

 国という面から、当時の大正デモクラシーの中での衛生思想の発達についても触れられて(この辺の事は、前回の感染症の番組で大きく取り上げられていた)スペイン風邪についても、国も地方でも頑張っていた様子も分かった。そういった中から昭和に入って保健所が出来て来たのだという。現在、保健所の限界という事が良く言われているが、作られて来た経過では当時としては進んだ思想があった事もわかる。
 現在、そういった本来の思想が大切にされているのだろうか?

 最後に、京都の女学生がこのスペイン風邪の時代に、その生活や状況、祖父を風邪で亡くしたり、自身も罹ってしまったり(治るが学校を休み、かろうじて進級する)などの体験を素直に書いた日記を磯田教授が紹介。感染症について、患者を単なる統計上の数字で見るのでなく、患者その人という存在を意識しなければならないと話されていた。
 その辺りから最後のまとめにかけて用事でちょっとしっかり見れなかったが、その患者という観点から見るという事で、最後に児玉教授がだれかの言葉を引用して、「国がりっぱかどうかというのは、大きな建物がたっていたり、経済力があるという事でなく、弱者にどれだけやさしく出来るのかで分かる」というような意味の事を話していて、本当にそうなのだろうなあ~と納得した。

 現在、新型コロナに罹った人に対する、誹謗中傷がけっこうあるようだが本当に、やはりこれが日本の国の現状なのだろうなあ~と感じている。
 そういう国が持てる政治が現在の日本の「りっぱさ」レベルを示しているのだと納得した。

新しい生き方が出てきているようだ

 最近、「バンキシャ」とか「所さん大変ですよ」などのテレビ番組を見ていたら、山や辺鄙な所に一軒家を建てて住んでいる人だとか、コロナ禍でのテレワークという事で、最近、都心から周辺へと住む場所が移っている話や、山林を購入して自分だけのキャンプを楽しむ、などの話題を放送していた。

 特に、「バンキシャ」の方は山や田舎など辺鄙な土地を安く買い、小屋なども自分で建て、そこで本当に安い生活費で暮らしたりしている若者の様子が紹介されていた。実際に暮らしていたり、家を建てている最中の人もいた。
 その様子をユーチューブなどで紹介し、それを収入にしている人もいた。また企業に勤めていた人は一旦、会社をやめ、小屋づくりを始めて、それを続けることにより何か自分が変化する中で、また勤め始めた人もいた。
 いずれの人も、人生で何を大切にするかという点が、従来の価値観にとらわれないような柔軟な感じの人達で、どなたも感じの良い伴侶を、その過程の中で得ていた事も印象的だった。

 「バンキシャ」の方のコメンテーターの話では、こういった人たちは別に珍しい人ではなく、例えば北欧などでは、こういった田舎や森林などの場所に住んで仕事をしているこんな感じの生き方をしている人も多い。日本もテレワークなどの発達でそういった働き方がすでに出来るようになってきている。と語っていて、なるほどなあ~、と思った。
 きっと従来の価値観にとらわれてやらないでいる人が日本では多いだけなのだろう。

 「所さんの大変ですよ」の番組では、それほど極端な生き方の変革、とまではいかないが、今すぐにでも出来そうな、都心から郊外や周辺の住みやすい場所に移るとか、長野県などでは、避暑地などの良い場所でリラックスしながら仕事も出来る、ワーケーションという場も作られ始めているとの事。
 実際にそういった風に、働き方を変えている人もかなり出てきているようだ。
 昔、流行ったリゾート地付近の別荘など、資産価値が低下していたが、最近、資産価値が上がって来た事も紹介されていた。

 また、山林を買って自分キャンプをやる人も紹介されていたが、何と言っても山林は、土地が安い事も知った。坪、何百円程度で買える事が分かった。こんな事もキャンプ好きなちょっと活動的な家庭なら、山でも買ってやればいいなあ、と思った。
 混雑したキャンプ場でなく自分一人のキャンプ場が持てるのだ。こちらも人気ユーチューバーである「1人キャンプ」の人が自分の山を買ったという内容に刺激されてやり出す人が多いのだという。

 こういった、生き方が社会全体に広まっていけば、もっと世の中、住みやすくなるのではないか。「成果主義」「GDP第一」「マネーゲーム」等々、そういったような物が「良い事」とされていた時代から少しづつ変化が見えているのではないか?
 そんな気がした。人間にとって(子どもにとっても)生きやすい良い世の中になっていけばいいなあ~と番組を見て感じた。

 

「終戦」ではなく「敗戦」とすべき

 今朝の地方紙「信毎」に戦後75年の論説に若手の政治学者の白井聡氏の書いた短い論説が載っていた。
 白井氏の話す言葉は、いつも的確に核心を示していてスッキリする。この短い論説をさらに短くして伝えてみる。『 』内は、そのままを引用。

 氏は相模原市に育ち、米軍施設が身近にあったが、その意味を深く考えさせる教育も受けてこず、研究者となりキャリアを積み重ねてきてその意味を考えるようになったという。

『日本は戦争に負けて対米従属となった。ただ、この意味はきちんと考えられてこなかった。というか、考えなくてもいいような状況を戦後の時空間がつくり上げてきた。それを示すのが「終戦」という言葉だ。これは「敗戦」を否認し、ごまかしている。あの戦争は人為なのに、巨大な地震や台風といった天災のように扱うことで、多くの同胞を悲惨極まる形で死に追いやり、諸外国に大変な被害を強いた責任を、国家として主体的に追及してこなかった。戦後復興で経済大国化したことも敗戦を打ち消した。』

 対米従属が長年続き、戦後の日本人は精神が奇形化してしまい、この7月にトランプ大統領が核実験開始から75年を迎え、「素晴らしい偉業」とたたえる声明にも、日本では被爆者団体しか批判の声を上げていないという。
 対米従属を続けたいあまり、被害の記憶を語る事すら抑圧し始めているのだという。
 
『加害の記憶も忘れず、反省しなければならないが、政治的に成熟していないと不可能で、日本はその水準に達していない。焼夷弾で焼き殺された同胞の苦しみを想像することすらできなくなった国民が、出征した父や息子が中国で性的暴行をしていた事実を受け入れられるわけがない。
 この国は主体的にあの戦争を総括しなければならない。いかにして戦争に入り、拡大し、負けたのか。どこに責任があるのか。でなければ、あの戦争をいいかげんに忘れていってしまうだろう。』

コロナ禍とCWニコル

 昨日の夜、NHK総合テレビで「アファンの森よ永遠に」CWニコルからのメッセージ という番組をやっていた。

 CWニコルについては、何回かテレビで見たり知っているような気もしていたが、昨晩のテレビを見ると、「アファンの森」というのは、故郷のウエールズ地方で炭鉱が盛んで森林は伐採され、丸裸となり、さらにボタ山が大雨で崩壊して土砂崩れとなり小学生が100人単位で亡くなった事があり、その地域で森の再生をやろうという運動が起こり、現在は自然公園となるくらいの森林地帯となっている様子が紹介され、ニコルさんと交流があった女優の竹下景子が「こういった自分の故郷のように日本もなってほしかったのだろう」と言っていたが、そういったイギリスの故郷の先進的な取り組みを日本に伝えたいという気持ちも大きかったのだろうな、と理解された。
 イギリスの最高勲章をもらったり、チャールズ皇太子が黒姫のニコルさんの森林を見学に来たりしたことも伝えられていたが、なるほどと思えた。

 番組では、日本の1980年代の時代、ゴルフ場やリゾート開発の嵐が日本全土で吹き荒れて、各地で貴重な森林地帯が皆伐されていった事も紹介され、黒姫山ろくで熊が豊富な自然林に感動し、次の年に熊を撮ろうと出かけたら、その林はすべて皆伐されていて、ショックを受け、ニコルさんは危機感を感じて、自ら黒姫山ろくで森の再生のために地元の森作りの専門家の協力を得て動き出したのだという。
 
 そう言えば、その時代は、そういったゴルフ場、リゾート開発、がやたら開発されていたなあ~とあらためて思い出される。それらも現在は、中山間地の過疎化同様に、さびれて閉鎖されたり捨て去られている所も多いなあ~という印象だ。
 また、そういった所を中国資本などが買ったりするのだろうか?

 NHK総合で、こういった休日の夜にこういった番組が放送されるという事は、日本でもだいぶ、ニコルさんの考えに同感する人達が増えてきているのだろう。
 とは言え、まだまだ現在の日本では,南アルプスのそれこそ世界自然遺産にでも推薦する価値のあるくらいな自然やその水源を破壊してリニア新幹線などというゴルフ場やリゾート開発と同じような発想の時代の代物を作ろうとし、その代償の価値に全く気が付かないでいる人もけっこういる日本。そう簡単に世の中が変わっていくとは思えない。
 
 現在のコロナ禍もそういった自然と人間を考えなおす機会になればいいのだと思う。

2つのNHKスペシャル

 最近、沖縄戦と原爆の二つのNHKスペシャルを見た。
 どちらも、アメリカから見つけてきた新資料や、日本側からは過去の写真、フィルム、証言映像やテープ、絵など、今までの調査研究の成果物や、番組で使われたような物のエッセンスもうまく使っていて、戦争を指導していた人達と戦場で悲惨な目にあっていた人たちの対比がどちらの番組でも浮き彫りになっていた。

 沖縄戦では、日本軍の総司令部があった首里が陥落、事実上の勝敗が決した後にも関わらず、南部へ撤退し、戦闘は継続され、それ以後も、少なくとも住民4万6千人が命を落とした。その撤退して抵抗する作戦を進言した参謀は生き残り、戦後、証言をしたテープがあって、それを聞くと、本土決戦への時間稼ぎのために徹底抗戦をした自分の判断は、意味があったような事を言っていて、その人は、特に住民のなめた悲惨については言及していなかった。

 米軍の砲撃は沖縄南部を地図上で何100m単位の狭い網目に分けて番号をつけ、偵察機を飛ばして日本軍のいる所に艦砲射撃を集中させるという物で、アメリカ側の資料からその砲弾の量まで分かった。軍と一緒に逃げていた民間人が大勢犠牲になった。証言テープからもその砲弾が集中した場所での様子が分かった。まさに、歌にもある鉄の雨だ。

 洞窟に日本軍と沖縄の民間人が一緒に隠れている時に、日本軍に黒砂糖を渡さなかった子供が射殺された事も証言テープにあった。また追い詰められた民間人は海岸で大勢が手りゅう弾で自決していた事も分かった。

 原爆の方の番組では、ポツダム宣言受諾を巡って、御前会議の場で、本土決戦と主張する陸軍などの主張もあり、また指導層全体が今となっては全く愚かな選択と言わざるを得ないソビエトのスターリン(もう、日本へ攻め込むと決めていた)を頼って停戦交渉を始めてみたりして、無為に時間を潰し、結局、広島、長崎、への原爆投下へとつながっていった様子が描かれていた。

 軍部などは広島に落とされた新型爆弾が原子爆弾では無いと思い、日本で原爆開発をしようとしていた仁科博士に調査を依頼し、放射能があり原爆と分かり、仁科博士は「アメリカの科学がこんなに進んでいるとは思わなかった」と涙を流して語ったそうだ。悔し涙だったのだろうか?科学者も政治家も日本の中枢の世界への認識がそんな程度だった事が良く分かる。
 それでも、アメリカの原爆開発の軍の責任者は、終戦後間もなく、広島の現地を視察して、核兵器が人類滅亡へとつながる兵器だと認識した事も伝えられていた。

 この二つの番組を見て、あらためて感じた事は、軍や政治の論理によって、動いて行けば、結局、被害を受けて、悲惨な目に合うのは国民なのだという事だ。
 現在、「敵基地攻撃能力」などというたわごとを言っている政治家が多い。これらの人達は、この戦争から何も学びもしないし、理解も出来ないでいるという事だろう。
 現代、一回でも核攻撃が行われ、人々の上に核兵器が行使されるような状況になればそれは人類滅亡につながる物なのだ。もしそうならなくてもある広い地域が一挙に滅んでしまうくらいの物なのだ。
 つまり、核兵器などが使われたら、もう起こった時が終わりの時なのだ。

 「敵基地攻撃能力」「核の傘」などと言っている人たちは、広島、長崎で起こった事を真の想像力を持って理解することが出来ず、戦争ゲーム程度のイメージで政治や軍事を考えている人達なのだろう。どんなえらい人でも体験した事でないと本当には分からないものだ。原爆は実際に自分が体験する事が出来ない。体験した時は滅亡なのだから。
 「いやいや、歴史から学んだ優秀な人達が周りで政府を動かしているから、現在ではおかしな指導者がいても大丈夫」なんていう事が通用しない事は「忖度官僚大国日本」の最近の様子を見てもあきらかだ。
 
 
 
 

世の中、少しずつは進んでいくのかな

 昨日、NHK長野で金曜の夜にやっている「知るしん」という、地元の長野県での色々な活動を紹介する番組で、『ウィズコロナ時代の切り札!?地域密着エネルギーが熱い』という番組をやっていた。

 内容は、
『太陽光パネルを並べれば、おいしいパンが食べられる!?新型コロナの時代、自分たちでエネルギーを作って楽しく豊かに暮らす、そんな動きが加速している。長野市鬼無里でヤギが除草を担う「手作り発電所」。飯綱山の麓で若者の雇用を生み出す「木のエネルギー」。新型コロナ後の世界経済を自然エネルギーで立て直す「グリーン・リカバリー」。信州出身のタレント・林マヤさんと一緒に「自然エネルギーと地域の未来」を楽しく考える
林マヤ,茅野恒秀』
というもの

 長野県では、最近、都会資本の大規模太陽光発電などの計画などが次々に住民の反対で中止になっている。こういった物は結局、地方で作られたエネルギーが都会へと行くばかりで地元に恩恵をもたらさない。これに対して地域密着型のエネルギーは地域を豊かにする事で注目されているという。

 こういった事は、飯田哲也、金子勝、などの方々の従来から言われている主張で以前からそういうものなのだろうな~、と私も知っていたのだが、原発事故の当時は、わりとそういった動きがニュースなどに取り上げて目にする事が多く、自分でも注目してブログに書いていたが、次第に、自分の生き方がそういった事と関係していない事もあり、関心も薄れていた。

 番組では、鬼無里の地域での太陽光や材木の利用によって地域の人々がつながり、エネルギーを元に、真の豊かさが生み出されつつある様子や、長野市の飯綱での木材チップを燃やす発電所の事をやっていた。

 このバイオマス発電所は、原発事故後に新聞やテレビか何かで知って、ブログに書いた事を思い出した。「いいづなお山の発電所」というものだった。時々、そこは今どうなっているのかな~と思っていたら、昨日の番組で紹介されていた。
 その発電所は、県内の製材所など材木関係が衰退する中、同じく木材チップなどを販売していたこの会社だったが、世の中にまだあまり知られていない頃「バイオマス発電」をやろう、と踏み出した。それは大震災の前の事で、売電価格も安かったが、何とか安定して続けていたという。原発事故後、売電価格も上がり、さらにもう少し規模も拡大したり、地元での雇用も増やしたり、順調に発展していると知った。とは言え、やたら拡大したのではなく地元材で環境に負荷がかからない程度の規模で行われているという事だった。

 順調に成長し続けているのだなあ~という事が分かり何かうれしかった。この発電量は何千件単位の家庭をまかなう発電量との事、長野県の市町村では、こういった発電所を各市町村に作り地元でエネルギーが回るようにでもすれば、災害にも地球温暖化にも対応できる良い未来が開けるのになあ~という気がした。
 間伐材や荒れた山にはバイオマス発電の材料がたいさんあるのではないか。地元でそういった事が出来れば、変なグローバル化や都市への人工集中を防ぐことにもつながる。

 番組では、自然エネルギーの売電価格について、地域で循環するような発電の価格は下げないで、そういう方向を今後、伸ばしていく事は国としても今後の方針のようだ。

 新型コロナの流行や地球温暖化の災害の増加で、いよいよ従来の考え方の行き詰まりが感じられる最近だ。こういった「知るしん」のような方向がもっと広く常識的な考え方になってくれば日本も少しずつ変わっていくのかもしれない。

こういう政権を選んだのは国民

 毎朝、羽鳥モーニングショーというのを半分ぐらい見て、新型コロナの情報を手っ取り早く得ているのだが、先日も書いたニューヨーク州の事とか、国や都が動かないので、世田谷区長が児玉教授などのアドバイスを受けて大規模なPOR検査を区としてやっていくというニュース、東京都医師会の会長が、国は何をやっているのか、早く国会を開いて法律を変えて、きちんとした対応を取り、ちゃんと検査とかコロナ専用の病院を作ったりなど、まともに動けと怒りの会見を開いた事、などが伝えられていて、番組のコメンテーター達も、「ずっと我々もこの番組で言い続けて来ている事が、全然前に進んで行かない」と怒りや嘆きを毎回,言っていて、見ている私も、もう「どうとでもなれ」と言う感じで適当な所でテレビを消すのだが、本当に、この国では、どうしてまともな事がまともに出来なくなってしまったのだろうか?

 経済、経済、と言っているが、最初から果断に根本の所、「検疫とか、POR検査とか、病院態勢の整備とか、そういった関連のところ」に集中的に力も予算も国が注ぎ、皆が取り組めるような体制を作っていけば、結局、それが感染拡大を防ぎ、経済をも元に戻していく事になるのに、とだれでもがイライラしていて、けっきょくまたこの感染拡大である。

 今日のモーニングショーでは、「憲法改正で、緊急事態条項を入れ、緊急事態にすぐ国会が開けて取り組めるようにするために、憲法改正と騒いでいた訳だが、今こそ、緊急事態ではないのか、なぜ今国会を開かないのか、開けないのか、いかに言っていた事が出鱈目かわかる」とコメンテーター達が怒っていたが、本当にその通りだ。

 そういう「何もやる力の無い亡国の政権」を選んだ国民が、そのつけを結局かぶらなければならないのだろうか。

ニューヨーク州では死者0人に

 4連休で、GO TOキャンペーンが国民の不安や、野党の批判の中で始まり、二週間後の感染者数の増大や医療機関のひっ迫が、目に見えるようだ。現に東京都では保健所が第一波の時のようになりつつあり、春からの終わりのない状況に疲労が半端ない状況になってきているという。
 これも、今朝の羽鳥モーニングショーを見て分かった事だ。

 番組では、あの被害が甚大だったニューヨーク州が現在、死者が0となって、ほとんど感染が終息している状況にまでなってきている事を伝えていた。その原因は、ものすごい数のPCR検査を行い、色々な場所で無料でPOR検査が希望すればできるようになっていて、ほとんどの人が受けるようになり、また陽性者へのフォロー態勢もスマホなどで行えるようになっているからだという。

 日本では、その番組でも、ずっと前から、そういう事を言い続けてきたのだが、どうしてできないのか、と怒っていたが、本当に私もそう思う。このブログでも一生懸命そういう事を書いていたのだが、もうあきらめの気分で書くのをやめていた。(ただ、時々は羽鳥モーニングショーを見て状況は見ていたのだが)
 
 アメリカでは、ニューヨーク以外の他の州、特に経済活動重視と言っていたトランプ支持の共和党の知事がいる州では感染が爆発しているのだという。コメンテーターの長嶋一茂が「ニューヨークでは、こうなっていて、アメリカ全体では、感染がすごいのは、トランプが馬鹿でニューユーク州知事が賢いからだという事になる」と言っていたが、その通りなのだろう。

 小池都知事を選んだ都民は、多分、小池氏がニューヨーク州知事のような人と思って投票したのだろう。

新型コロナウイルス新薬の最新情報、テレビ朝日 昼の番組

 お昼にテレビをつけたら、テレビ朝日の昼のワイドショーで、新型コロナウイルスの新薬の最新情報をまとめてやっていたので記録してみた。
 この番組
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 良く出て来るこの医学部教授が解説してくれていた。
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 これらの薬についてだ。
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まず最初は、よく知られているアビガンについて。
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最初、政府も推進に前のめりだった。
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 臨床試験の結果。
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 効果が無いとは言えないが承認にはいたらない結果だった事は、以前からニュースで知っていたのだが、そういう結果なのだ。
 次に、こちら。
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この薬は日本には入ってきていないようで?非常に臨床例は少なく、実際には使われていないような感じだった。
以上二つが、ウイルスの増殖を防ぐ薬との事。
次に、フサンという東大で開発されている薬は、ウイルスが細胞に入れなくするための薬と言う事で、まえから名前は聞いていたが、これもかなり開発が進んでいるような感じだった。ちょっとトイレに行っていて、見逃してしまったかしれない。

 次は、免疫暴走を防ぐ免疫防止剤だ。
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 こういった物は日本でも、色々あって、今まで何かで見たアクテムラという物もそれと同じ免疫暴走を防ぐものだという。
 ステロイド系のものとか言っていた。
 次に、スーパーコンピュータを使って、従来使われている薬の中で効きそうなものを探すという作業が行われたという事だ。
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 これについては、感染研でも手作業で色々な薬で効果を実験してすでに新型コロナと関係ない薬が効くことが分かっているのだという。もちろんスパコンで探したものも期待が持てそうだ。
 
 教授の話によると、日本ではICUへ入った人の死亡率が非常に低いのだという。これは医療従事者が非常にまじめで、色々な薬を色々な段階で試したりなど真剣に取り組んで、医療のレベルも高い結果そうなってきているのだという。
 そういった新型コロナに対する医療の方法も、徐々に確立されつつあるという事だった。
 しかし、第二波に向けて、病院の経営も、そういった工夫によって苦しくなってきている訳だから、国の援助が必要ではないかと、コメンテーターも発言し、教授も同意していた。
 しかし、いずれにせよ新薬が承認されるまでには、慎重な科学的な検証が必要な事も話されていて、確かに効かない薬が承認され、人々がそれを信じて飲むようでは大変だ、健康食品などよくそんな例があるが、やはりちゃんとした科学的検証がそれなりの時間をかけて行われないといけない事が理解された。
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 次に、患者の抗体から新薬を見つけるという方法でこれもかなり開発が進んでいるという事だ。
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 こういった抗体を元に薬を作る方法も従来から行われていたものだという。

 その他、ブドウの種から新薬を見つける試みなどが健康食品の会社で行われているという話も紹介されていた。
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 いずれにせよ、最初の頃の、何も効く薬が無い、といった状況からは、かなり進歩してきた事が理解された。
 そう言えば、「エイズ」なども最初はものすごく恐怖心をあおっていた気がするが、現在ではかなり治療法があるような感じで、最初の頃のような恐怖感は無くなっている気がする。
 新型コロナウイルスも決して、絶望的ではなく、着実に研究を進めて、そう遠くない未来には、それほど怖れなくても良いようになっていくのだろう。それまでは、感染しないように注意すべきだ。






羽鳥モーニングショーを見て下さい

 家の用事などで慌ただしく、他の事をやっていてブログを書く暇が無かったのだが、東京都で感染者数が100名を超えた。
 テレビ朝日の朝のモーニングショーでは、新型コロナ対策として、いつももっともな事を発信している。

 今朝も、こういう事をやるべきだ、やって下さい、と言っていて、同感するばかりだ。

 こんな所にグタグタ書いてもしょうがないし、そんな暇もない。
 毎朝、ちょっとでも羽鳥モーニングショーを見て、考えて下さい。

 色々な検査はどうなっているんですか?
 アビガンなど薬はどうなっているんですか?

 政府は、また第一波の時と同じようにヘマをしてフィリピンにつぐ東アジア第2位の死亡率といった失敗をしないでください。

夏カゼになったと思ったらPCR検査と精密抗体検査を

 夕方のテレビニュースを見ていたら、長野市でまた新型コロナウイルス感染者が出たと報じられていた。のどの痛みと鼻水が出て、翌日38度台の発熱が出て、保健所に連絡し、調べたら新型コロナだったという。30代女性で幸い現在、軽症になってきたとの事だ。
 長野県では一か月以上感染者は出ていないし、その人は県外に出た訳でもないという。
 全く油断できないしつこいウイルスだ。

 良く、『夏風邪を引いた』などという言葉を聞くことがあるが、これからまた発熱する人も、冬ほどでは無いがポツポツ出てくる事だろう。ノロウイルスでも熱が出る。そしてそのたびに新型コロナを心配しなければならない。
 インドや暑い所でも流行っているようだから、新型コロナは夏は安心とも言えない事だろう。

 朝の羽鳥モーニングショーでは、秋までに一日20万の検査が出来る態勢を作れと、国に専門家グループの人が提言したような事を伝えて、ここ(モーニングショー)でもずっと前から言っていた事をやっと動き出しているようだが、経済の回復もまずは検査があって安心感を持たないと本当には元に戻れない、とか岡田さんは兎に角、秋冬のインフルエンザシーズンには絶対備えておかないと、と様々に正論を言っていたが、本当にそうだろう。
 はやく、大量検査をやるべきだ。

 先日のNHKのクローズアップ現代では、ネットの「デモクラシータイムス」に出てきて早くから対策を語っていた児玉教授の言っていた「精密抗体検査」の事を取り上げていた。
 東大の研究者など色々な分野の研究者が力をあわせてやっているとの事、この精密抗体検査で、抗体の種類の変化によって、重症になる人が分かるという。
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これによって医療機関ではそういった対策が取れる訳だし、とても重要な検査にもなってくるようだ。

 こういった、一刻も猶予が出来ない時に、政治は先頭にたって、そういった色々な研究や態勢を作っていかないと行けない時に、安倍首相の側近が、選挙の時に買収容疑での逮捕という状態。これではコロナ対策どころか、首相は自分に火の粉が及ばない方の対策に必死でコロナ対策は人任せであるだろう。

 こんな事では、日本は本当にダメになってしまう。
 アメリカではトランプ大統領の実像が暴露本などでさらに露わになってきている。
 とにかく日本の方もはやく考えないといけない。