こんな人がいた

 先日の登山の帰りの車の中で、(4連休の最後の日)ラジオをつけると(NHK・FMにいつも合わせてある)
何かの音楽番組で「すみのさん」という若い男性のピアニストがゲストで登場してきて、話や演奏などを聞き、面白いなあと思い家に帰ってきてユーチューブで見てみると本当に面白く、すごかった。

 ユーチューブには色々な演奏が載っている。
 これはラジオでもやっていた。
『7 levels of "Twinkle Twinkle Little Star"(きらきら星)』
https://www.youtube.com/watch?v=L2f6Mi7I5lY&list=RDL2f6Mi7I5lY&start_radio=1&t=4
 
 ラジオを聞くと、作曲や音楽の構造などについても研究しているようだ。こんなのも面白いなあ~と思った。
『色んな演奏にピアニストが伴奏つけてみた』
https://www.youtube.com/watch?v=XSBVCM4MAn0
 
 ジブリのメロディーをピアニカも使って演奏しているものや、ゲーム音楽をピアノで弾いているものなど、興味深いものが色々とある。
 ラジオでは、今年、ショパンコンクールに出場予定だったがコロナのため延期になったという事も話していた。

『「角野 隼斗(すみの はやと 1995年7月14日 - )は、日本のミュージシャン(ピアニスト・YouTuber)」
詳しい経歴はこちら
ウイキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E9%87%8E%E9%9A%BC%E6%96%97

 私が知らないだけで色々な分野で年寄りの想像を超えるようなすごい若い人達が日本にも色々といるのだろう。「敵基地攻撃能力」などと騒いでいる人たちがいるが、きっと太平洋戦争などでは、こういったような様々なすごい才能のある若い人達が大勢、亡くなったのだろうなと思い浮かんだ。
 そういえば、家のすぐ近くに「無言館」という戦没画学生の作品を集めた美術館がある。

ソフトバンク PCR検査、一回2000円で

 ソフトバンクの孫社長は、一回2000円で唾液によるPCR検査が出来るようなセンターを作った、というニュースがテレビで流れていた。

 対象は、希望する自治体の職員や企業の社員という事だが、ソフトバンクの店で個人もそのうちに行えるようにする予定だという。無症状の人達が対象との事。

 NHKニュース
『唾液によるPCR検査受け付け 1回2000円 ソフトバンクグループ』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200924/k10012633061000.html

 これは、「医療目的」ではなく、また営利目的でもない社会貢献として行っているのだという。
 孫社長は、「海外でも、感染爆発する前に、PCR検査を徹底してやる国ほど、感染が広がっていない、という事実が明らかになっている」から、社会貢献としてこの事業を始めた、と語っていた。

 PCR検査の数を増やさず、GOTOキャンペーンを推進したり、海外からの入国を緩めようとしている国は、本末転倒の事をしている。

 国がだめならこのように民間でやるところがどんどん出て来る事を期待したい。
 テレビで見ていると、政治家の方々の人相に比べて、孫社長の人相がとても良いような気がしてしまうが、気のせいだろうか。

大坂なおみ選手と伊藤詩織さん「世界の100人」に選ばれる

 米誌タイムで毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、日本からはテニスの大坂なおみ選手と、「強姦事件の被害者」で自ら立ち上がって抗議しているジャーナリストの伊藤詩織さんが選ばれたとマスコミが報じていた。
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 政治家からは、「トランプ大統領とバイデン氏」、「習近平主席と台湾の蔡英文総統」、メルケル首相らが選ばれたという。

「詩織さん事件」に関しては、リテラにこのような記事が載っている。国民はちゃんと知るべきではないか。
https://lite-ra.com/2020/09/post-5646.html

 

「鬼が城」経由「雲雀沢の頭(1449m)」の登山

 昨日は、登山道整備の鳴海さんと、「鬼が城」を経由して「雲雀沢の頭1449m」に登ってきた。

「雲雀沢の頭」までは、登山口から標高差約500mくらいの登山だがけっこう怖い所もあったり、道もいまいちで急だったりしたので「登った!」という気分になった。
 
 鳴海さんは、この周辺の山の存在を、宮坂七郎という方の「信州の山のシリーズ」の大判のガイドブックで知って、一人で登ってみて、中々面白いところだと、今まで知り合いの山好き20人くらいの人を案内したという。今回、私に声がかかって登る事になった。
 「鬼が城」については、私もその存在は知っていたし、登り口も知ってはいたのだが、一人では登る気がせず今まで登る機会が無かった。鳴海さんから「鬼が城」と言う名前が出たので「それではぜひ」とお願いした。

 角間渓谷の角間温泉「岩屋館」はご存知のように昨年の台風で大きな被害を受け、休業中で、旅館までの道も崩れたりして工事中だ。昨日は休日だったので通行止めの表示をどけて侵入、登り口の近くに駐車した。もし渓谷の入り口の神社空き地に駐車するとなると工事中の道を30分弱歩かなければならない。
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 これが登山口だ。
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 凹状の地形の急斜面を登っていくが、道もそれほどはっきりしない。標識、赤いペンキ印、赤テープ、トラロープなどが所々にあり、迷う程では無いと思うが、今回は鳴海さんの後をついていっただけだからそう感じるので、きっと一人では迷う場所が多いだろう。
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枯れ木につくキノコが多かった。
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岩にはシダやコケが豊富についている。
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ちょっと尾根状の場所に登りつくがまた石の多い斜面になる。
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標識が出てきてそろそろなのか?という感じだ。
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「鬼が城」はピークではなくやや尾根状の場所にある岩場だという事は、鳴海さんから事前にいただいた図でも、「うおっちず」で前の晩に見た地図でも分かっていたが、尾根に近づき、「鬼が城に着いたよ」と言われた場所からちょっと左に入ると上から鎖がたれていた。
鳴海さんが先に登って、「そこへ足をかけて」などと言ってくれ、ちょっと登ると、そこは岩尾根の上で、反対側斜面は絶壁なのか見えなく、対岸の山(ゴトミキ山か?)や下には岩屋館の赤い屋根が木々の間にチラッと見えすごい高度感がある。
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右手を見上げるとさらに岩場が続き、今いる場所からさらに少し登れるようにロープがついているが、鳴海さんによると、そこを登ってみた人は20人くらい連れて来た人達の中で一人だけだったそうだ。ロッククライミングでもするような人でないと無理だろう。もちろん私も見るだけだ。
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 今いる場所には、こんな標識が。これは鳴海さんのつけたものだという。道案内も無く登って来る人がいたら、思わずホッとするだろう。
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左の方へは、もう少し鎖もついていて行けそうだが私は写真を撮るだけにしておいた。この岩頭は、彫刻家の「石井鶴三美術館」にあった「独鈷山を舌食池から描いたスケッチ」や「奇峰」と題したスケッチを見た事があるがその「奇峰」の場所がどこなのか分からなかったのだが、ここのような感じもした。(手元にそのスケッチの写真が無いので確かめられない。違うかもしれない)
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ここを下りる前に、もう一度、北側を見たり、上を見たりしてから下りる。
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「鬼が城に着いたよ」と言われた地点に戻り、そこから尾根状のやや下の部分についた道をジャンクションピークを目指す。二万五千図でのそこは尾根上にちょっと等高線のふくらみが分かる。道は今までよりはっきりするが、急斜面のトラバースでロープなどついているちょっと危険な道だ
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ジャンクションピークに着くちょっと前はヒカゲツツジの群落でその時期にはきれいに咲くと言う。これは帰りに撮ったもの。
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ジャンクションピークは気持ちの良い小平地で休憩に丁度良い場所だ。ここまで登山口から休憩などすべての時間を入れて2時間かかっている。ゆっくり休憩する。
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ネズミサシの大木があった。家の近くの丘陵にはネズミサシが多くあるがこんな大木は全く見られないので珍しく感じる。
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そこから少し下っていよいよ雲雀沢の頭への登りだが、鞍部に「マスタケ」が鮮やかな色でついていた。食べられるそうだが採ってはいかない。
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鞍部から上の登りは、ツガなどの針葉樹やミズナラなどの落葉樹の太い木も多くあり、森林の自然度が高くなってきた感じで、急な直登ではあるが、木の根元にはコケなども多く道の土も柔らかく気持ち良い登山道だ。
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ジャンクションピークから1時間はかからないくらいで山頂部に到着。鳴海さんがつけたという標識がある。
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平らな山頂部を山頂を目指す。すぐに山頂標識があった。正式には「雲雀沢の頭」なのだろう。三角点は無いピークだ。水準点はあるのかな。熊棚があった。
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「岩頭は展望があるのでそこで昼にしましょう」との事で、先ほどの標識まで戻り、岩頭まではちょっと下らなければならない。間もなく岩頭に着く。
東側の展望が良く見え、南東にある「霧隠峰の西峰」(地図上では無名)の岩壁がすごい。遠くに烏帽子岳の頂上が見える。風景に深山の雰囲気がある。
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西峰の岩壁を望遠。
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南の方の樹間から見えるのは「高岩」(達磨山)の山頂だそうだ。
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 ここで昼食をとって、ゆっくりと来た道を戻ったが、危険な場所もあったり急だったりしてけっこう時間もかかった。登山口に降り立ったのは2時半ころだった。8時50分ごろ登りだしたので5時間半強の登山時間だった。
ちょっと険しい所もあるけれど変化に富み、自然度も高い「奥山」の雰囲気が漂うとても良い山だなあ~という感じだ。久しぶりの本格的登山という感じで満足感があった。
案内していただいた78歳の鳴海さんに感謝です。

ナムナム大集会の白石聡の話を聞く

 ユーチューブで、ナムナム大集会というので、白井聡氏が2016年に講演を行っているものが出ていた。
 ナムナム大集会というのは、真宗大谷派のお寺で開かれる講演会のようである。
 これは、2016年のもので、当時の状況について話し始めている。

https://www.youtube.com/watch?v=jMl7BtjY5F8
 ここで、白井氏に原発事故が与えた衝撃がとても大きかった事を語っていて、その事がとても印象深く感じられた。
 私も同様で、原発について漠然とした不安を感じてはいたのだが、原発の事など取りたてて考えたり調べたりする事は全く無かった。
 この原発事故が第二の敗戦という事を、飯田哲也氏も事故当時書いていて、私も地元紙の投書か何かでそういった人を知って、そうか、これはなるほど第二の敗戦に比すべき出来事なのだなあ~と強く感じた事を思い出す。

 私は、それから、原発や原発事故について調べたり、また色々な「しっかり認識していた人達」の、原発について、地震について、歴史について、など関連していると思われる著作も多少は読んでみて、徐々に白井氏と同じような感じを強めて行き、だからこそ、白井氏の考えを聞いたり、本を読んだりして、こんな事になってしまっている日本の本質をズバッと切り裂いて本当に根底の所でハッキリと認識させてくれる凄さに感動したりもしている。

 ただ、話の中で、白井氏は「多くの人がアメリカとの戦争して勝てっこない、戦争などしてはダメだ」と思っていたと言っていたが、確かにそういう人も一定数いたのだと思うが、現代のように情報が多くある訳でなく、国家による情報統制や思想統制の中で、多くの人たちは本気で絶対勝つと信じていた人達が多かったのだと思う。ちょっとそこの認識が私と違う気がした。
 
 現在の日本だって安倍首相が辞めるとなったら、そのやった事の意味も分からず「残念だ,ご苦労様」さらに「涙が出た」などと言う人すらいたり、「現政権支持」の方が不支持より多い事を見ても、当時の国民の様子は推して知るべしだと思う。実際は現実離れのイケイケの軍国主義を奉ずる人とそれに従って心地よい人が多かったのではないか。と、その辺のところがちょっとこの話で違和感をおぼえた。

 「永続敗戦論」という本は石橋湛山賞を受賞している。
 石橋湛山賞というのは、そのHPによると
「石橋湛山賞は、(一財)石橋湛山記念財団により、東洋経済新報社と(一社)経済倶楽部の後援の下に、 1980年に創設されました。政治経済・国際関係・社会・文化などの領域で、その年度に発表された論文・著書の中から、 石橋湛山の自由主義・民主主義・国際平和主義の思想の継承・発展に、最も貢献したと考えられる著作に贈られています。」
 とある。
 やはり、この本に、白井聡氏の思想の原点の一つがはっきりと出ているのだろう。やはりこの本も読まないといけないな、という気がしてきた。

10年前から取り組んでいたところでは

 テレビ朝日の朝の番組、最後に池上彰の「ニュース検定」というクイズがあって、先日、そこで「土湯温泉のバイナリー発電」が紹介されていた。バイナリー発電で、温泉街の電気をまかなったり、電気を売って収入も得たり、観光資源としても話題で活性化に役立っているという事が紹介されていた。
 ネットにもこんな事が出ていた。
https://kokocara.pal-system.co.jp/2018/06/11/power-generation-in-tsuchiyu-hot-spring/

 「バイナリー発電」と言ったら、大震災・原発事故後、私はこんな事をブログに書いていた。
 温泉バイナリー発電所 2011,6、13のブログ
https://js30.at.webry.info/201106/article_12.html
 福島原発事故から3か月後だ。

  どうしたら、脱原発ができるのか、と毎日ネットなどを探したりしていた頃だ。日本全体、そんな気持ちの人達も多かったのではないか。
 今までの生き方,行き方がどこか根本的に間違っていた、何か新しい方向をさがすべきだ、と。かといって、自分ではそんな技術も立場も資金も無いのでただ、世の中がそうなっていけばいいな、と思い続けていただけだ。

 そのうちに、ご存知のように自民党が選挙で大勝し、安倍政権となり、原発は再稼働され、原発輸出がアベノミクスの大きな柱となり、(すべて失敗したが)国の方針が原子力発電が重要なベースロード電源となり、石炭火力発電所も輸出される計画も出てきたり、原発事故後、感じていた多くの国民の気持ちは全く無視されたというか、消え去ってしまったかのように思えていた。何も力の無い自分も、次第にあきらめの気持ちになっていた。

 飯田哲也や金子勝のツイッターなどで地方での動きも時々見ることが出来、取り組みだしている人もいるんだろうな~と思ってはいたが、大きな流れにはなっていない感じだった。ただ新築住宅には太陽光発電のパネルがどこの家でもつくようになり、夏の電力不足などだれも言わなくなっていて、電力を取り巻く状況も何か変わってきているな、という感じはしている。

 また、最近、テレビで長野県のバイオマス発電所、これはやはり原発事故直後、新聞か何かで知った施設が、現在、さらにその施設を発展させ、順調に稼働し、地域の経済に位置づいているという番組を見て、あの時から継続してやっている物もあるのだなあ~と認識した。
 この「バイナリー発電所」も大震災・原発事故の後、決断されて始まった事業だ。
 あの、大震災・原発事故後に、原点に戻るチャンスがあったのに、やれオリンピックだ、原発輸出だ、やれカジノだ、やれリニア新幹線だ、などと完全に歴史に逆行するような事をやろうとして、むだに時間を使ってしまった事、分かってはいたが悔しいかぎりだ。
 とは言え、日本全国でこういった色々な地道な試みがなされていた事も確かなのだろう。

 ネットで見ると、全国の地熱バイナリー発電はこのくらいあるようだ。
https://www.env.go.jp/nature/onsen/council/chinetsukaisei/chinetsukaisei1/sanko5.pdf
 長野県でも七味温泉に小さいがバイナリー発電が出来ているのはテレビでも放送された事がある。
 
 新しくなった野党の立憲民主党の基本方針を枝野代表が語ったとネットに出ていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af1b983999b5038b98f7af38b4a9344e9084389c
 久しぶりにこういった原点を示された政治方針を聞いた気がする。

 地球温暖化が待ったなしの現在の地球でもある。今度の選挙で野党が大きな力を得なければ、安倍政権下の政策が菅政権のもと、さらに加速され、日本が「後進国」から『先進国』に戻る事の出来る最後のチャンスを確実に失ってしまう事だろう。
 とは言え、「選挙でどうのこうの」というのも「政治主義」で良くないのかもしれない。その土地土地でこういった地道な取り組みを作り出していく事が大切なのかもしれない。

れいわ新選組どうなっているのか

 山本太郎が東京都知事選に立候補した時に、「どうしてそんな判断をするのか?これで山本太郎の政治生命が終わってしまわなければいいが」と思ってこのブログに書いた。
https://js30.at.webry.info/202006/article_19.html

 その後、やはり都知事選に落選、さらに「内部で対立などもあり急速に支持率も低下」などと新聞に書いてあり、ネットを見ると、これも以前、本などを読んでブログに書いた「大西つねき」がれいわ新選組をやめると出ていて、その経過を書いた本人の文もネットに出ていた。
 
 昨日、時々見て勉強になったり楽しんでいる脳科学者の「茂木健一郎」のユーチューブ動画を見ると、「れいわ一揆」という映画が出来、見てとても感動したと話していた。茂木健一郎は、山本太郎については一切、語らず、ただ映画について語っていただけだった。安富歩氏の事が特に感動したというような事を語っていた。

 そんな映画ができたのか、と思い、何か動画があるのかなあ~とユーチューブを検索すると、予告編などもあったが、こんな動画も出てきた。
 ここには、安富歩氏、沖縄の創価学会員の野原善正氏が出てきて、この映画についての事や、山本太郎の現状、野原氏の行動の意義などを話していたが、山本太郎はあのような演説や質問への対応、などすごい事が出来るのに、人と一対一でじっくり話したりすることが苦手な人なのだという事が分かり、れいわ新選組のメンバーともほとんど話し合っていなかった事が分かった。野原氏もれいわ新選組をやめたようだ。(かといって二人は山本太郎を批判している風でも無かった)
https://www.youtube.com/watch?v=dsNLS4bp3ZE
 とにかく、山本太郎氏の現状は、やはり政治的には復活は難しいのかな、という印象だ。
 
 さらに、客観的な情報が無いのか、見てみたら、このヤフーニュースがあった。これは、その「れいわ一揆」を描いた映画の監督が書いた物だ。状況がさらにはっきりした。

ヤフーニュース
「れいわ新選組」の歴史的功績とは。参議院選挙から1年、『れいわ一揆』が問いかけるもの
https://news.yahoo.co.jp/articles/3095c4463a4085b6c898b8afeda5b9d05f5f2627

失速するれいわ新選組。映画監督・原一男氏が山本太郎に覚えた違和感
https://news.yahoo.co.jp/articles/43288d52adf536c3ec13c1d50f509f8a7158fd05

 山本太郎氏はやはり社会に問題意識を持つ「天才的俳優」であったので「優れた政治家」では無かったのだ。組織を作り人を動かしていくような事はとても不得意な人だったのだ。
 停滞し、腐敗しきった現在の政治や世相を嫌うあまり、カリスマ的な新しい政治リーダーを求める私たちの強い欲望が生み出してしまった政治的虚像であったのかもしれない。地道な市民運動や社会運動が基盤に少ないという日本では、このような状況にすぐになってしまうのだろう。
 責められるのは山本太郎氏ではなく、熱狂して「山本太郎」を求めた私達だったのかもしれない。私たちも、何かカリスマ指導者が出てきて一朝にして政治情勢が変わるなどという妄想を捨てなければいけないのだろう。

 とは言え、まだ「れいわ新選組」は参院に2議席を持ったれっきとした実体を持つ政党であり、その議員は障害を持った議員で、その働きが今現在も、今後も期待されている訳だから、そこを基盤として地道にやり直せば充分、『真の政治的』にも活躍できるのではないか。山本太郎氏も「反原発」の時の原点に戻ってもう一度、市民運動を基盤にしていってほしい。
 「れいわ新選組」は首相指名で枝野氏に投票したとネットに出ていた。『政治』の世界でも生き残っていけるようにぜひ地道にがんばって復活を期待している。
 
 私も、ネット情報を見て、ブログを書いているだけのような最近の頭でっかちな生活をちょっと考えて変えないと・・。

デジタル相ばかりではなかった

 菅内閣の内閣官房は、安倍首相の政策を考えていたという総理大臣補佐官である今井尚哉が勢力を失ったが、内閣官房では、  
内閣官房副長官 杉田和博 
国家安全保障局長 北村滋 
内閣総理大臣補佐官 和泉洋人 
といった人達が残って引き続き権力をふるうようだ。

 デモクラシータイムスのこれに詳しく語られている。
https://www.youtube.com/watch?v=XgjeC0YEIjM&t=1392s
これらの人達は、皆、菅官房長官(当時)の意をくんで言論弾圧に取り組んでいた人達である。前川氏に加計学園の関連の事実をバラさせないように、圧力をかけたりフェイクニュースを流したのもこういった人達がやっていた事が知られている。

 そう言えば「詩織さん事件」で訴えられた山口氏が頼り、逮捕を免れたところで名前が出て来たのがこの北村滋という人だった。ちょうど、映画、「新聞記者」で、内閣官房の様子がモデルとして出てきたが、あんな風な活動を指揮している人達なのだ。
 
 総務大臣になった武田良太という人も、菅前長官のようにやるだろうと話されているが、菅長官がインタビューを受けて頭に来てNHKクローズアップ現代の司会者だった国谷裕子氏をやめさせたり、ニュースステションのキャスターで鋭く政府批判をしていた古賀茂明氏をやめさせたり、NHKをおかしくさせていたのは菅氏の力で、それを受け継いでいくのがこの武田氏であるのだという。
 菅首相は前からこういった情報統制といった面に力をふるい、マスコミなどこのままではますます悪い方向へ行きそうだとの事、本当にそれがさらに加速され本当に恐ろしい世の中になったら大変だ。

 川上法相についても、この人は、現在の検察庁長官の林真琴氏を左遷させて、例の「黒川弘務」を昇進させた時の法相だという。もし安倍首相が、選挙買収の河合事件で逮捕されそうになったら指揮権発動できるようにするための布石ではないかともネットにあった。

 世論調査では、内閣支持率で菅氏の「人柄が信頼できる」が46%で最多だったとのデータについて、
 前川喜平氏のツイッターで
『菅さんの人柄がいい?????』とツイートしてあった。

 

デジタル相はこういう人だった

 昨晩、飯田哲也ツイッターを見ていたら、このツイートがあった。

 沢村直樹という人の以下のツイートが紹介されていた。

『デジタル相に平井卓也氏。この方は自民党ネットサポーターズクラブの運営者・管理者でした。下記の動画をご確認ください。ネトサポのボスがデジタル相になるという狂気です。 #デジタル相 #ディストピア 
下記の動画の1分52秒に平井卓也氏がネトサポのボスとして登場。
常時監視、反論、削除、自民党のネット工作
放送日は5月28日です。 もちろん選挙期間中ではありません。 どこをどう見ても工作やりまくりなのは...』

 動画も紹介されていたが、どう見るのか良く分からなかったが、デジタル相ってどんな人なのか?「デジタルに詳しい」にしては、あまり品の良くないような優秀さもにじみ出ていないようなお顔に気のせいか見えたが、やはりこういう事だったのか!

 すると、この人は、暴力団関係者からの献金を受けている事もネットにのっていた。
https://dot.asahi.com/wa/2018110400010.html?page=1

 そして、この情報を読むと、本当にこのデジタル相が選ばれ、またデジタル庁が作られる訳が載っている。
 やはり菅内閣に「言論の自由、公正、正義」を求めるのは無理なのだ。
https://lite-ra.com/2020/09/post-5639.html

「未来への大分岐」を読んでみた

  この本を読んでみた。
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 なぜこの本を読んだかというと、安倍首相が退陣した時の国民の反応に、どうも私の中でモヤモヤした物があり、ネット上を探していたら、朝日新聞のネット上にある「論座」という雑誌?に、
「安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である」―私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ないー
 という論がある事を知り、深く共感した。この著者の白井聡という人の「国体論・菊と星条旗」という本は以前に読んで知っていて、その印象が何か若く純粋な右派というか愛国者のような学者なのかなあ~と思い込んでいた。
 良く分からないが、ちょうど「内田樹」のような感じの思想家だと思っていた。

 ところが、白井聡のツイッターを見ると、「武器としての資本論」という本を出版している事もわかった。
この本。
https://str.toyokeizai.net/books/9784492212417/
 そこで、興味を感じて自分でもこの本を読んでブログに感想を書いてみたりした。
https://js30.at.webry.info/202009/article_11.html
白井聡は、本格的なマルクス研究者でもある事が分かり、マルクスの資本論は、現代でも大きな意味を持った思想であることが理解された。

 さらにユーチューブを見ると、
斎藤幸平×白井聡トークイベント(斎藤幸平・編著『未来への大分岐』刊行記念)というのがあった。
https://www.youtube.com/watch?v=EZN4MtLzx8o
 この出版記念の対談を見て、今まで巷に出ている興味が感じられる雑多な知識の断片などが、どういう風に考えたらいいのかなあ、ともどかしく思っていたのだが、(ベーシックインカムとかMMT理論とか)問題になっている事かどういう風に考えればいいのか話題になっていた。
そういえば何年か前NHK/BSで「欲望の資本主義」などという番組をやっていたが、この対談にも出て来るマルクス・ガブリエルという人の思想を扱ったものだったのか、などとも分かってきた。

 また、この対談の二人を見ると、斎藤幸平という人は、現在、なんと33歳という若さである。現代世界の話題の思想家やジャーナリストと対等に話し合う事が出来るなど若いのにすごい人だ。
この対談の時に、白井聡が山本太郎の「れいを新選組」を強く支持、期待を表明したのだが、斎藤幸平の方は、もちろんそれは同意したが、慎重に見ていく必要も語っていて、現在の「れいわ新選組」の状況を見ると、斎藤幸平の方が当たっている感じもするなど、とても冷静な落ち着いた感じがする人でもある。

 色々と前置きが長くなったが、そういう訳でこの本を読んでみた。
難しい概念がバンバンと出て話されているので、いまいち私には理解できなかったが、この出版記念の動画を見てからこの本を読み、さらに読んでからまたこの対談を見ると、だんだん理解が深まってくる感じがした。言葉の意味も調べたりしてもう一回これを繰り返したら、さらに良く分かるだろうという感じだ。

 この本で記憶に残っている事は、選挙だけが民主主義という風に日本では考えてしまわれているが、下からの民主主義というか、民主的な身近な運動、市民運動、社会運動、のようなものと政治リーダーとが相互に学び合って社会を変える様な動きが欧米では出てきていて、そういうものが新しい政治の動きなのだという。(サンダースなども全くカリスマ的ではなくこういった新しい形の基盤に出て来た人だという)日本では頼りになるカリスマ的なリーダーが出て皆を引っ張ってくれるのが政治という考えがあるがこれは間違いで、下からの運動と学び合っていくのが新しいタイプの政治家なのだという。選挙だけが民主主義と考えるとやせ細った貧しい民主主義になってしまう。なるほどそうかもしれないなと反省する。
 今、日本でも地域での自然エネルギーなどを使った地域循環型のような運動が原発事故後出てきているような気がするがそういった感じの物などが市民運動の良い例だろうか。反原発の市民運動も一時、盛り上がった気がするがその後、下火になって来た感じもする。色々な権利を求めての運動などは外国のニュースでは良く見るが日本ではまだまだ少ない気がする。

 また、本でも、この動画でも斎藤氏が繰り返し述べている「地球温暖化」という課題への重視が非常に新鮮に感じ共感もおぼえた。
斎藤氏は、「地球温暖化」について言及しない「左派」は世界レベルから言うと「左派」では無いと言える、と言っていた。
私も、日本のいわゆる革新政治と言われるものの何か物足りないところはそれなんだなあ~と共感した。「グレタ」さんという少女が「地球温暖化」に反対の声を上げたが、そういう動きが現在の世界の根源的な問題を示しているのだとあらためて実感した。

 ちょっとした部分だが、対談の中で「アメリカの福音派はダーウインの進化論を否定している」という事を知り(あのトランプ大統領の岩盤支持層として良く聞く福音派だ)それが、日本の安倍政権の岩盤的な支持者(今度は菅政権岩盤支持者に変わるのだろうか?)の日本の歴史の事実に対する否定と相似形なのに気がついた。
 ダーウインの進化論を否定しているのと「日本の歴史の事実」を否定する心理や思想の相似はどこから来ているのか?どういう根底があるのだろうか?

 菅政権の支持率は60%だという。安倍政権下であれだけの事をしていた人にそれだけの期待をしている国民がいるという事だ。
 言論の自由とか、公正・正義、とかいった事はどうでも良いと人々は考えているのだろうか? 



小布施のお兄さんに共感

 今日の、SBC(地元の民放テレビ)ニュースで、栗菓子や葛飾北斎の美術館で有名な小布施町が、コロナで観光客が来なくて大変である、というニュースをやっていた。新首相への課題という感じのコーナーの中でのものだったと思う。

 そこで、栗菓子店?のお兄さんが、「PCR検査がもっと手軽に出来るようになって、それをして来ていただけば良いのですが・・。」PCR検査がもっと気軽に出来るようになれば良いのだが・・。と言っていた。

 本当にこの意見に共感だ。

 大体、PCR検査を増やせ、という意見が流行の最初からあり、その頃から、この『検査』という事にもっと力を入れて色々な機械や検査の方法などに予算をガンガンとつけて、国の力も本気で投入し、キチンと体制を作ってやっていたならば、今頃は、PCR検査の陰性証明書など見せればどこでも自由に観光でき、また宿や、店の人もそういう検査を皆でして、○○市の飲食店は皆陰性です、○○温泉観光協会は現在皆、陰性です。などと定期的にやっていれば、別に「GO TOキャンペーン」などと莫大な予算を使わなくても観光だって全く問題なく今頃、人々はあまり以前と変わらず動いていた事だろう。

 PCR検査、抑制論などをえらそうに主張して、こういった状況を作った人はだれだったか国民は良くおぼえているべきだ。

 この冬だって、そういった検査態勢が整っていれば、初期の発生時に流行の芽をつむこともできるだろう。今のままではただ不安なだけだ。

 菅内閣は、安倍政権のそういった失敗をちゃんと自覚して一刻も早く根本的に考え方を修正していってほしい。

菅総理、今後どうなる事だろうか

 菅官房長官が自民党の総裁になり、日本の首相になる事が決まった。
 これは、その少し前に行われたデモクラシータイムスの座談会だ。
デモクラシータイムス
https://www.youtube.com/watch?v=ogJafv8Tx3g

 東京新聞の望月衣塑子記者なども参加して色々と、「は~」と納得する話が多かった。

 菅総裁は、官房長官の時も、地方からの要望を自民党の国会議員が持ってくると、それをちゃんと取り上げてくれ、官僚に通していくという手腕にたけていたようだ。そういった意味で自民党の各派閥の中に菅氏に恩を感じている人が多く、その力がとても強力だったようだ。
 要するに、従来の自民党政治の王道というか、地元の利権や要望に応える力にたけた人であったという事だろう。
 また、安倍政権を忠実に守るために手段を択ばず陰で剛腕もふるった人でもある事も知られている。

 ところが、現在、「雪深い秋田から出てきて~」と繰り返し、働きながら大学を卒業した「たたき上げの苦労人」「パンケーキの好きな令和おじさん」などあまり詳しく知らない人たちには、マスコミ総動員でイメージ戦略が繰り広げられている。
 本当は、安倍政権下で、陰ですごい強権をふるってきた人である事にはマスコミは触れない。

 「ふるさと納税」を作った人、インバウンドの観光を盛り上げた人、と言われる菅氏は、「地方の事を常に思って来た、首相になったら地方を~」などと言っていて、私は「ふるさと納税」などした事も無く、どういった良さがあるのか分からないのだが、確かに地方の事を色々と親身に考えている人ではあるのかなあ~、とも思えてきていた。

 ところが、この座談会を聞くと、そういった事ははっきり違っているのだと分かった。
例えば、菅氏は秋田の出身で高校まで過ごした故郷だが、イージスアショアを秋田に持って行く予定の時に、秋田に応援演説に行った時に、全くイージスアショアの事に触れないでいたのだという。
 イージスアショアなど故郷にとっては敵の攻撃目標になる百害あって一利なしの恐ろしい施設だった。分かっているからこそ選挙戦で持ち出さなかったのだ。

 また、横浜では、カジノ誘致で横浜市民の大勢の反対の民意を取り上げず、菅氏はカジノ誘致という安倍政権の方向を継続推進しようとしている。
 第二の故郷の横浜の市民の民意を無視して、一部の黒い利権を重視している訳だ。

 また、記者会見で「沖縄も地方では無いのですか?」との質問も出た事が話されていて、確かに菅氏は、沖縄の民意には非常に冷たく当たっていた印象がある。もちろん沖縄はれっきとした日本の地方であり、アメリカの属領では無い。

 本当に国の骨格と言うか本筋のような大局をはっきりと掴んで国民に真の幸せをもたらすことが出来るような人では無いのではないかと心配されてきた。

 例えて言えば、戦前で、日米戦争開戦に向けての工業生産向上のための方策などがうまく作れ、実践できるような目の前の実務に優れた政治家であったとしても、根本的な、「太平洋戦争をしたら大変な事になる、と理解してその流れを止める」ように考えるといった本物の政治家では無いように見える。あるいは予想を裏切って首相になったら変身するのだろうか?

 総裁選に敗れた石破さんは、藻谷啓介の「里山資本主義」を紹介していたのだという。
 また、安倍政権下での疑惑の解明をすると言っていた訳だ。自民党の国会議員にはそういった気持ちの人はほとんどいない事も今回の総裁選で良く理解された。


 

安倍首相、やはり「ほとんど仮病だったのだ」

 安倍首相が、「潰瘍性大腸炎の検査で慶応病院へ行ったニュース」がテレビで報道されていた。
 もうじき辞めるからそういう事も徐々に進めていくのだろう、と思っていた。
 
 ところが、リテラにこんな記事が出ていた。
https://lite-ra.com/2020/09/post-5630.html
 やはり、真実はこういったところなのだろう。
 本当に、酷い話だ。悪徳政治家たちは、都合が悪くなると入院してしまうが、これも同じような話だ。

 今までしでかした色々を国民は忘れて支持率も高まり作戦成功と分かった途端、腸の調子も良くなってきたのだろう。
 小学校の時に、夏休みの宿題を誤魔化して、うまく通過した時も同じようにその後、ヤッターと何事もないように平気で学校へ行っていた時と同じなのだろう。

 それにしても日本のマスコミはどういう役割を果たしているのだろう。国民はどこまで愚かなのだろうか。
 我々は、ネットや色々な媒体の真実の情報を注意深く、しっかり見ていく必要がある。
 
 戦争前のマスコミはほとんどが『戦争賛美』のイケイケどんどんの報道で、すべてのものが塗りつぶされてしまう状態だった。
 現在の日本は、そこまでではないが、やはり「おかしな状況」に入ってきている事は間違いが無い。

 大阪なおみ選手が全米オープンで優勝するとともに黒人差別への抗議を堂々と行っている。こういうすごい日本人の若者も出て来ているのだ。愚かな日本人ばかりでは無い若者も生まれてきている事に希望も見えるのではないか。
 おかしなマスコミに誘導されて思考を停止してしまっている人々ばからりではないのだ。

 この「鳩山由紀夫と白井聡」の対談を見てほしい。いかに日本の構造やマスコミがおかしな事をしているのかが良く分かる。
https://www.youtube.com/watch?v=gV-jGL66Uy4
 白井聡なども、日本に希望を与えてくれる若い人の一人だろう。

外国人労働者の朝のニュース

 コロナで会社が不景気になり、外国人労働者を首にしたのに『自己都合』での退職としているため転職ができなくて外国人労働者が困っている、という事を朝のテレビニュースで伝えていた。

 「外国人労働者」というものをどう考えたらいいのか、いつも良く分からないような変な気分でいたが、先日の白井聡の「武器としての資本論」を読んだために、これは「そういうことか」とはっきりわかった。
 この前のブログにその感想を書いた。

 「外国の人を使って、自分たちの大変な仕事をさせるのはおかしいよなあ」と常々思っていたのだが、やはりそれはおかしい事だったのだ。
 「資本」は余剰価値を生み出すために自動的にその働きで安い賃金で大きな余剰価値を出そうとするという事なのだ。
 別に会社で働く人や、外国人労働者が幸せになるためにそのように動いている訳ではないのだ。

 地元などの企業が外国へ工場を移転し出した頃、私は、「へ~すごいなこういった自分の周りの会社ですら『外国』へ進出する時代になってきたのだ。日本はそんなに力をつけて発展しているのだ」などとその訳も分からずぼんやり考えていた。

 その後、海外へ展開していった会社の従業員がえらい豊かで幸せになったという話も聞かないし、家族とも離れて何となく大変そうだなあ~などという感じが伝わってくるだけだ。
 また、国内の体を使う苦労な仕事は、日本人の若者はすぐやめてしまい、外人労働者が増えて来た、などと聞くようになり、それなら日本の若者はより楽な仕事で豊かに暮らしているかと思えば、そんな感じでも無い。外国人労働者の方はと言えば、そういった権利すらちゃんとしないでこういった悪条件の中で働かされている感じだ。

 これも「資本」の働きからしたら当然、余剰価値をもとめて、安い賃金、グローバル化の方向へ自動的に流れていくのが「資本制」の自然な流れなのだなあ~。日本人は「自然」を愛し、それに身をゆだねていく心性があると言われているのだが、このまま「資本制の世の中」に『川の流れのように」身をゆだねて流されて生きていきますか?

 根本を知らないでいると、ただ流されていくだけだが、根本が分かれば、根本的に考えることが出来るし、対応もただ慌てた対処療法にならないのだと思う。

 

「武器としての資本論」白井聡著を読む

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 私は、マルクスの「資本論」そのものを読んだことは無いのだが、「資本論」・マルクス、などという言葉から湧いてくるイメージはある。

 例えば、戦前が舞台の映画かなんかで、共産党活動に入ったインテリの大学生が狭い下宿で「資本論」を読んでいて、踏み込んだ特高警察が本箱の裏に隠しているそれを見つけて学生が引き立てられ、資本論が畳に散らばる・・。
その本には、何か重要な秘密の真理があるような、また戦前の国家がそれを恐れ禁じて弾圧しているような重苦しいイメージだ。
 江戸時代のキリスト教弾圧の時代の頃としたら『踏み絵』のイメージとも似ている。

 「資本論」はとうてい読めそうな気がしない、しかしこの本は何か、マルクス「資本論」の本質が分かるように書かれている本なのではないか? 安倍政権とはどういう物であったのか、とても鋭く、腑に落ちるように述べられている著者の事だ、きっと期待できるだろう。そんな気がして今回、読んでみる事にした。

 「はじめに」のところを読むと、白井氏が大学生の時、デパートの上のレストランでアルバイトをしている時の体験が書かれていて、店長とアルバイトをしている自分、客と売り子、店長とその上司、などから感じた事が出て来る。
『「資本論」のすごいところは、一方では国際経済、グローバルな資本主義の発展傾向というような最大限のスケールの大きい話に関わっていながら、他方で、きわめて身近な、自分の上司がなぜいやな態度をとるのかというような非常にミクロなことにも関わっているところです。そして、実はそれらがすべてつながっているのだということも見せてくれます。言い換えれば、「資本論」は、社会を内的に一貫したメカニズムを持った一つの機構として提示してくれるのです。ここが「資本論」のすごさなのです。
 今、世の中に出ているマルクス入門。「資本論」入門といった本を読んで、このすごさが生き生きと伝わってくるものが見当たりません。だから「資本論」の偉大さがストレートに読者に伝わる本を書きたいと思いました。』
 と、ある。

 第14講まで分かれていて、ちょうど大学や市民講座のような感じになっている。
 後書きを見ると、
『平川克美さんが主宰する隣町珈琲のイベントで行った「資本論」入門講座をベースに用いました。』とあるので、そういった市民向けの話が元になっているようだ。

 各講座では、「資本論」の中に出て来る重要な概念について解説されている。
 例えば、第2講 資本主義社会とは? 万物の「商品化」
     第3講 後腐れのない共同体外の原理「無縁」商品の起源
     第4講 新自由主義が変えた人間の「魂・感性・センス」「包摂」とは何か
     第5講 失われた「後ろめたさ」「誇り」「階級意識」魂の「包摂」
     第6講 「人生がつまらないのはなぜか」商品化の果ての「消費者」化
     第7講 すべては資本の増殖のために「余剰価値」
     というように14講まで続いていく。
     各講で、「商品化」「無縁」「包摂」「消費者」「余剰価値」などの概念がどういう事なのかを伝えている。
 その伝え方は、例えば第5講でいったら、映画「男はつらいよ」の第1作目について、ここでの寅さんの態度の二面性?真意、が理解できなく寅さんに反感しか感じられない世代が生まれてきている事を取り上げ、『人間存在の全体、思考や感性までもが資本のもとへと包摂されるようになる』という事が説明されている。こんな風に、私のようなものにも面白くて思わずこういった本にではめったに無い事だが一気に最後まで読めてしまった。。

 白井氏は、『 本書は、「資本論」の入門書ではありますが、裏にあるテーマは、「新自由主義の打倒」です。「現代は新自由主義の時代である」という前提を置いた上で、それへの対抗策として改めて「資本論」を考える。 ~  その視点の一つは、第4講で紹介したデヴイッド・ハーヴエイが指摘したように、「新自由主義とは実は「上から下へ」の階級闘争なのだ」ということです。』

 白井氏は、日本がアメリカの属国的な生き方を続け、人々の心が「奴隷的」になってきてしまっている事を指摘し、私も共感するのだが、ここでも同じように我々の魂が「資本制」によって「包摂」されてしまっている状況を「資本論」の概念を武器にして示しているのだと気づかされる。
 若者が弱い老人を狙って何億もの『振り込めサギ』を行っているような嘆かわしい世の中、収穫期になると農家が苦労して作った果物を盗む泥棒が多く現れるような昔なら考えられないような世の中、大地震が来れば日本滅亡の恐れもあるのに電力会社の事情優先で原発を再稼働してしまうような理解できない世の中、株価を上げるためだけに国が資金をジャブジャブと使っているような不可解な霧に包まれたような世の中、そういった不可解さがなぜ現実に現れてしまっているのか、その理由が少し分かってくるような気がした本書だった。

 *今回、この本を読んで、私も以前、マルクス・資本論についてちょっとその周辺の事ではあるが、感じた事があってブログに書いた事も思い出した。
https://js30.at.webry.info/201711/article_9.html
 白井聡氏なら「マルクスが来た」なんていう番組が作れそうである。


合流新党の代表選討論会を見た

 今日の午後、NHK総合テレビで、野党の合流新党の代表選討論会を見た。

 枝野、泉、両方の方の発言を聞いていて、「政治家ってこんなにまともに考えて、こんなにまともに日本語を使って自分の考えをよどみなく話すものなんだ!」と驚いた。

 そんな事が出来るのは、一国のリーダーを目指す人なら当たり前の事だ。

 ところが、今までの7年間、あまりにも訳の分からないような変な国会答弁、非論理的というか非倫理的というか、またはペラペラした中味のないような日本語を聞かされ続けてきたので、政治家というのものは、「中味のない日本語」「何か隠している」「だれかが書いた物を読む人」「人を馬鹿にしたような物言いをする人」という物だというイメージが出来てしまった。
 そんなせいもあるのだろう、この二人の話す言葉が、とても新鮮で、そんな日本語を使える人達が、ちゃんと地に足の着いた重量の感じるまともな人間に思えた。

 この二人の討論会を聞き、こういった政治家たちの集団に日本の政治を任せてみよう、という気持ちが大きくなった。「新自由主義的」な政治を綱領で明確に否定している、とも語っていたし、枝野氏が立憲民主党を立ち上げた時は、このブログでも応援したのだが、その後、熱が冷めてしまって、触れる事が無かったが、地道に国民の方を向いたり,政策を進化させていった事も分かり、前の政治勢力の分裂が、再びくっついただけ、との世評とは違う感じがした。
 かつての政党の反省も言っていたし、その後についても成長してきたと、いう言葉にウソは無いようにも思えた。

 共産党や社民党、れいわ新選組などとも共闘していきたいと話していた。
 ぜひ、野党勢力は共闘すべきだし、そうして選挙でがんばってほしいものだ。

 また、社民党、れいわ新選組、も合流新党に合流すれば良いのではないか。共産党はやはりそれなりの勢力があるからいいが、社民もれいわも今のままでは、それぞれの人材が失われてしまうのでは?

今日の『朝日川柳』などから

 今日の朝日新聞の『朝日川柳」から一部をご紹介

 ○藤井君の頭と菅氏の腹の中

 ○去った人はいい人にする悪い癖

 ○この国民ありてこの議員いるを知る

 解説の言葉
 ・「初めの句」 分からん、菅氏は権謀術数の代名詞マキャベリを好むと。

 ・「後の二つ」 朝日調査、安倍政権を評価71%

 **************************
 「かたえくぼ」という一言のコーナー


 「たたき上げの苦労人」
  庶民はみんなそうだよ
          -へそ曲がり

 **************************
 
 

 

安倍政権の7年8か月のまとめ

 安倍首相退陣表明の変な気分の解明から、菅氏が後継となりそうなそれ以後の動き、これ以上、追いかけても時間の無駄のような気がしてきた。もうわかったよ、という感じだ。 このへんで時間を潰して書くのはやめておこう。

 最後に、デモクラシータイムスのこれが新しい状況も踏まえて色々と話されていて、良く理解できた。
安倍・菅政権7つの大罪 継承者は菅で決まり WeN20200904
https://www.youtube.com/watch?v=WmgdafNofYw

 倫理的な非常に大きな問題の他にも、日銀は、株価を買い支えるために532兆円を超える国債を買いこんでいるのだという。こういった事もどういうことか私には良く理解できないが、何か、あの「敗戦」と同じような恐ろしい結果に日本がなっていくのではないか、というような気もしてくる。
 それを解消するために新潟県のどこかの教育長のように(やめたが)やけくその戦争を望む人が多くなってくるのだろうか?
 その結果の日本滅亡とか・・。

 これは、今日見た白井聡氏の3番目の文だ。そうなのだなあと理解されるとともに、やはりあの福島原発の事故は、何か世の中おかしいなと感じていた自分にとっても、こういった日本の政治の現状に問題を感じるようになった原点だったなあ、とあらためて思い出した。
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020090500001.html
  
 

安倍政権 菅官房長官の実像

 昨日、菅官房長官の事を想像して書いたのだが、その後、ユーチューブを見たらこんな動画が出ていた。佐高信と古賀茂明が話しているものだ。安倍政権や菅官房長官の実像がはっきりと語られている。自分のぼんやり感じていたところがよりはっきりと見えてきた感じがした。
https://www.youtube.com/watch?v=fgdAtgU6hlE
 それほど長くないからぜひ見て下さい。

 リテラのこの記事は、やはり上の二人の話を聞いているとありうる事なのだなあと納得する。

 菅長官の指示の下に手先となって蠢く人達が大勢いるのだろう。こんな世の中になってきたら本当に戦前の世界になってしまう。一人一人が自覚しないと、もう後戻りできなくなってしまうのではないか。
https://lite-ra.com/2020/09/post-5616.html

 朝日新聞の世論調査では安倍政権のこれまでの評価で、よくやったが何と
71%だという。
 白井聡ならずとも、自分程度の者でも、「腐って大切な物を失ってしまった国民」に怒りたくなる。なぜ、このような政権が「よくやった、」になるのか。

菅義偉(すがよしひで)氏を「カンシキ」

 菅氏が次期、総理大臣になる事はほぼ決まったかのようだ。安倍政権時代、菅官房長官は、冷徹な「悪代官」というイメージだったのだが、では実際、どういう人なのか、いまいち私にはイメージできなかった。
 今回、次期総理になるらしいという事で、マスコミやネット上にも色々と情報が出だしてきている。それらを参考に若い頃の菅氏がどのような人であったのか、想像してみたい。

 まずは、ウイキペディアを見ると、
『父、菅和三郎は第二次世界大戦末期、満鉄職員として当時満州国の首都だった通化市で日本の降伏を迎えた。引き揚げ後、郷里の秋ノ宮で農耕に従事。「秋の宮いちご」のブランド化に成功して、秋の宮いちご生産出荷組合組合長や、雄勝町議会議員、湯沢市いちご生産集出荷組合組合長などを歴任し、2010年に93歳で死去した。母や叔父、叔母は元教員であり、2人の姉も高校教諭となった。

雄勝町立秋ノ宮小学校(現、湯沢市立雄勝小学校)卒業後、雄勝町立秋ノ宮中学校(現、湯沢市立雄勝中学校)に進学する。中学卒業後は、自宅から最も近い秋田県立湯沢高等学校に2時間かけて通学し、第3学年では進学組に所属した。後に、「フライデー」から「特に目立った成績ではなく、姉が進学した北海道教育大学を受験したが不合格となった」と報道されたが、森功の取材では菅本人は当時教員にだけはなりたくないと考えており、北海道教育大の受験はしていないと述べている。父から農業大学校への進学を勧められたが断り、高校卒業後、集団就職で上京する。「東京へ行けば何かが変わる」と夢を持ち上京したが、秋田時代と変わらぬ日々を板橋区の段ボール工場で過ごし、現実の厳しさを痛感する。上京から2年後、築地市場でアルバイトをしながら、当時、私立大学の中で一番学費が安かったという理由で法政大学第二部法学部政治学科へ進学する。1973年、大学を卒業し、建電設備株式会社(現、株式会社ケーネス)に入社した。』
 とある。

 ここから分かることは、父親は元、満鉄職員であり、戦後、地域の農業で中心的な役割をはたし、町会議員もやっていたような人である。
 母,叔父、叔母、姉たちは、教員であり、姉二人は高校教員である。菅氏は、高校卒業後、上京し、働いたり、法政大学の第二部(夜間)を卒業したという事だ。
 
 また、東京に出るに当たり、親の意見とは対立して東京に出て来たらしいことも分かる。

 ここで、巷に言われているように「家が貧しく苦学生として大学を卒業」と言われている事への疑問の情報がネット上に出ていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『*菅義偉の苦学生デマも、かなり前に嘘だってばれてるのに。
実家は大学に通わせるぐらいは余裕の裕福な家庭だが、大学受験で合格した大学が左翼色が強い法政大学夜学で、保守色の強い菅の父が激おこで、自分で金を出して通えと放置。左翼への怨念がここからスタートした説もあるのだが。』

『*「巷では、菅義偉氏は秋田の貧しい家に生まれ、そのため大学は昼間は働いて法政大学の夜間に通ったということになってます。しかし実際は裕福な家庭で、1浪してやっと夜間に受かったが、それだとイメージが悪いので苦学したストーリーにしている」←前からその噂はあったが』

『*菅義偉官房長官の「苦学生の経歴」は絶対に嘘。
実質社会人を2年しかやってないのに秋田の実父が存命中に横浜に持ちビル所有。
一体どこにそんな資金があったのか。』
………………………………………………………………….

 今日は、朝の民放テレビで、法政大学時代の空手部の顧問や仲間が、菅氏の様子を語っていたのが出ていた。空手部でかなりしっかり鍛えていたらしい。力も強く最後は二段をとったという。
私が「?」と感じたのは、昼間は働いて夜学ぶのに「空手部」に入ってかなり本格的に練習を積み重ねられるのかなあ?という疑問だ。

 菅氏は、安倍首相のように甘やかされて苦労せず進学していった訳では無い。父親が地道な地元での生き方を求めたのに対しておそらく反発して都会に出ていったのだろう。それは、ネットでも言うように経済的に貧しいから、という訳では無かったと思うが、かといって「裕福」というほどでも無かったのではないか。

 ネットでは、「一浪してやっと夜間に受かったが」と書いてあるが、確かに、当時の国立大学なら、奨学金をもらってアルバイトも少しやれば、そんなに「苦学」しなくても楽に卒業できた。現に同時代人である私も高3の時、父親を亡くしたが、奨学金と時々のアルバイトぐらいで、別に親に学費を送ってもらわなくても卒業できた(もっとも現在の大学生のような広い活動はほとんどしなくて安いボロ寮に逼塞していたからだと思うが)

 菅氏も、国立大学を受ければ、それほど「苦学」しなくても済むのにと思えるが、入りたい学部が難しかったりして、入りやすく、学費が安かったので法政の2部にした、というのも事実なのだろう。もっともダンボール工場で働いていたりなどすればろくな受験勉強なども出来なかった事だろう。

 今朝のテレビでは、空手部などの活動を一生懸命やっていた所を見ると、昼間はいつも仕事、夜は学問、という切羽詰まった生活では無く、アルバイトもある程度の物だったのかもしれない。(しかし、私立だし、都会で生活費もかかったりするからよく分からないが)
 家からの支援も途中から少しはあったのかもしれない。
 
 菅氏は、昭和23年生まれであり、東京へ出て行った年は、1966年頃?なのか、それから2年後に法政大学2部に入ったという事になるが、ちょうどその頃、1968年~90年頃は、いわゆる「全共闘運動」が吹き荒れて、東京の大学では東大や日大などを中心にものすごい「学生運動の時代」だったのだ。(と思う)
 
 私は、菅氏よりちょっと若い現在70歳で、当時、田舎の国立大学へ通っていたが、東大の全共闘が滅んでから、それが田舎に飛び火した感じで、通っていた松本の教養部が信大全共闘により封鎖され、その年、授業があまり無かったりした。

 その辺の、様子については以前、自分のブログに書いた事がある。
 菅氏が通っていた頃の、大学の様子が良く分かると思うので、ここに載せてみた。
「日本会議の研究 菅野完著を読む」という題で
https://js30.at.webry.info/201605/article_4.html
 長く書いた物なので、真ん中あたりに自分の当時の感じや、いわゆるあまり政治的な事に関わりたくないという、また反発していた学生の事を書いているのだが、ここに菅氏が安倍首相と馬が合った理由が何となく見てとれるように思う。

 当時の学生運動が嵐のように吹きまくった時代に、東京の私立の政治学科など行かせたくない、援助したくない、という左翼嫌いの気骨ある父親の様子も想像がつく。きっと父親がそんなに援助はしなかった事は確かなのだろう。

 しかし、父親の恐れは「杞憂」に終わり、菅氏は空手などに打ち込んで、「学生運動」などには見向きもしなかった。しかし、逆にこの「学生運動の時代」に対する「反発」のような気持ちが菅氏に大きく育ったり、また逆の意味で「政治」そのものへの興味もはぐくまれたのかもしれない。(もともと政治学科へ入ったから興味もあったのだろう)
 菅氏が、現在「日本会議」の国会議員の会の副会長にもなっているし、「日本会議」の感性に、学生時代の体験などが基盤にあって共感するところがあるのだろう。
 ちょうど、安倍首相が中学校だかの時に、安保改定への批判を話した教師やクラスの雰囲気に反発したという話と同様の気持ちがあったのだろう。

 また、父親が満鉄の職員だった、という点では、『満鉄』に勤めていたと言えば、当時の田舎では「一流企業に勤めている」という感じであり、それが敗戦で一介の引揚者となった訳だが、(後に地元で成功するが)岸信介も満州国の商工大臣だった訳で、先の戦争に対する家族の見方なども、両家で似ている面があったのかもしれない。

 トランプ大統領が学生時代、アメリカで、それこそ「スチューデントパワー・ベトナム反戦」の嵐がキャンパスに吹き荒れていたのだが、若きトランプ大統領は、投資とかそういった方面に興味があって、そんな事ばかりしていて学生運動には全く関わらなかった、とアメリカのドキュメンタリー番組で言っていたが、内容は違うが、菅氏も少なくとも、当時の多くの学生が多少なりとも興味を持とうとした、「戦前、戦後の政治はどういう物であったか」「アメリカと日本との関係は」「近代の日本の歴史とは」「資本主義とは」などといった事を学生時代に真剣に考えたり悩んだりするようなタイプの人では無かった事は確かだ。

 以上、菅氏について感じた事を書いてみたが、ネット上に政治家の秘書になってからが「水を得た魚」のように嬉しく活躍できたと語っている」とあったから、そういった能力や才能は高いのだろう。

 また、安倍首相のように『宿題をしないで誤魔化す』タイプの人ではなく、二代目、三代目でもない。自力で国会議員になったのであり、勤勉な頑張る力や体力はかなり大きいだろう。だからこそ安倍政権もあんなに長持ちしたのだろう。

 野党も、批判する人たちも、よほど「ふんどしを締めて」対峙しないと、安倍首相に対するような気持ちでやっているとやられてしまうのではないか。より厳しい相手となる事だろう。安倍政権下でやってきたと言われる事を見ると、戦前の「特高警察」のような雰囲気が何となく漂うような感じの人なのではないか? 
 本当の姿はどういう物なのかわからないが。