今週の面白かった二つのテレビ番組

 このごろNHKテレビで「逆転人生」という番組をやっている。
 今週の月曜の「逆転人生」は、冤罪の話だった。

  内容はこのような話
 「逆転裁判!警察のウソを暴け」
『警察官がついたウソに柴田理恵・高橋真麻が大激怒!タジタジのMC山里亮太が思わず「逆転するんで、しばしお待ちを…」。駐車違反を取締り中の警察官と言い争いになった二本松進さん。なんと警官に暴行したとウソをつかれ、公務執行妨害で逮捕された。無実を証明するため裁判に訴えるも、証拠がなく、絶体絶命の危機に。しかし執念で戦いを続け、ついに警察のウソを暴く決定的証拠がみつかり、大逆転勝利へとつながった!』
 
 最近、「裁判所の正体」という本を読み、日本の司法、検察、などについてその実像を知る事が出来たのだが、この「逆転人生」の再現ドラマを見ると、「ああ、百聞は一見にしかずなんだなあ~、本当に検察や裁判所などもこんな感じなのだろう」と納得できた。
 番組で、コメンテーターが、国民がもっとこういった警察などの権力を見張る事をしないと冤罪は減らないと言っていたが、そういう事なのだろう。
 
 「裁判所の正体」の著者の瀬木比呂志氏が、別の著書で日本人は、「崖っぷちで無邪気に遊ぶ羊の群れのような」と書いていたが、警察・検察・司法などの権力を監視するなどという意識が全く無く、権力を従順に信じこんている日本国民の現状を嘆いていたのだろう。

 この番組で、ゲストが「え~そんな事あるの」と驚いて怒っていたが、私はこの本を読んでいたから、「こういう事もけっこうあるのだろうな」と思いながら見ていた。
 二本松さんは現在、冤罪の実態を講演などで語り、こういった現状を人々に伝えている様子も紹介されていた。
 そんな意味で、この番組はとても啓蒙的な番組になっていたと思う。

 どこかの国では、レイプ事件を起こしておきながら、首相のヨイショ本を書いた人という事で逮捕寸前だった人が、警察だかのトップから逮捕差し止め命令が出され、その人は無罪となっているという事も見たり、また、首相の友達のために色々な法律を無視するような金銭的な便宜が図られ、それを野党に追及されても公文書を改ざんさせたり削除したり、それらが全く罪にならないように国の検察が動いていたりする姿も見ることができる。
 そんな国では現在、何でもありなのだろなと思わざるを得ない。上が上ならその風潮が末端まで汚染されると思うと本当に恐ろしい事だ。
 そんな国では人を罪にするのかしないのか、権力者の勝手に出来る国なのだろう。

 まさか日本ではそんな事は無いと思うが・・。
 
 水曜日にはNHK・BS3で良く見ている番組「英雄たちの選択」を見た。

 内容はこのような話
 大坂が燃える!大塩平八郎の乱~世直しの衝撃~
『今からおよそ180年前、大坂の町が焼け野原と化した事件があった。天保8年(1837)、大塩平八郎の乱である。幕府をも、震かんとさせた大事件の真相に迫る。
天保の大飢饉(ききん)により天下の台所とうたわれた大坂城下にも浮浪者や餓死者が溢れた。大坂町奉行所・元与力の大塩平八郎は貧民救済を掲げ、私塾の門下生と武装蜂起した。乱はわずか半日で鎮静化したが、武士と農民が連合し、白昼、銃撃戦を展開したことにより、江戸幕府をはじめ、各方面に多大な衝撃を与えた。大塩の世直しのメッセージが、時代にどのような衝撃を与えたのか、新発見の資料から、事件の真相を探る。』
 という物

 大塩平八郎の乱というのは、教科書にも出ているしだれもが知っている事件だが、平成になって新資料が見つかったのだという。
 大阪の与力というのは、現在で言えば大阪警察のノンキャリア組のトップという立場だという。大阪は江戸時代、各藩が米をお金にかえた場所で日本の経済の中心であり、豪商が多く生まれていた。大阪に着任するキャリア組は、豪商から賄賂を貰い江戸に帰るとその金を使って幕閣としての出世をはたしていたのだという。

 新資料というのは、大塩平八郎が乱を起こす前日に、幕府に出した告発状が見つかったのだ。その内容は、幕府の中心にいる老中たちも加わり大阪商人を使って不正無尽を働いて幕閣が莫大な利益を得ていた事を、大塩が告発した手紙だった。その幕閣の中には後に天保の改革をした水野忠邦の弟もいたのだという。
 大阪の奉行所の長だった大塩はそれらの事実を知る立場にいたのだ。

 事件後、その告発状は幕府に届き、だれかによって開封されたが大阪奉行所に突き返され、その途中、山中で飛脚が盗賊に襲われ、書状は捨てられてしまった。ところがそれが民に拾われ、韮山代官所?だかに届けられた。その代官は驚いてちゃんと写しをとり、本体は幕府に送ったのだという。幕府はもちろん無視し、廃棄したのだろう。
 その写しの方がちゃんと今まで古文書の中に残っていて、平成の現代になってそれが発見されたのだという。

 どうして天保の頃、大塩は失敗すると分かっていながら貧民救済とは言えそんな無茶な事をしたのだろう、と私はちょっと思っていたが、大阪与力という立場で、幕府の中心の腐敗構造を知る立場にいた事を考えると、陽明学の塾を作り武士や農民を教えたりしていた本人の思想もあり、身を棄てて不正を正したという経過や気持ちが良く理解される。

 司会の磯田道史氏は、この武士や農民の混じった塾について、江戸時代は身分制度が固定されていたとは言え、学問の世界では、身分の垣根を越えて「輪読会」のような事が催されて、その中で自由な討論が出来た。知的な平等があった。これが江戸時代があれほど長かったがその割に国全体がわりあい腐敗していかなかった理由の一つだと思うと語っていた。

 現代は江戸時代と比べてもどうなのか疑問を感じると語っていたが、多分、科学的な事では平等に物が語られるが、一方、歴史や政治などの分野は江戸時代以下なのではないかという意味なのかなあ~、などと思った。
 現在、「日本と韓国との関係」「天皇制」などについて自由に学問的な話し合いがマスコミなどでも出来ているのだろうか?直ぐどこかから非学問的な感情的なクレームが来たり、政権が社会への批判的な自由な表現を押さえつけようとしている姿は、江戸時代以下と言えるだろう。
 「腐敗」という点では幕末と変わりないというかもっとひどいのかも知れない。
 上の不正を「見て見ぬふり」をする、「だまっている」という国民側の態度も問題だと話していた。
 
 この大塩平八郎の乱をきっかけに、民衆の一揆なども増えてきて、また下級武士を中心にした討幕への動きが始まり30年後には幕府が倒れる事になったのだという。

 先日の関西電力の原発の不正事件など原子力村が大きく関わっていて、江戸時代の幕閣の不正ではないが、マスコミではちょっと出て来ただけだが、政治家など政治の中心とか経産省の中心などもけっこう関わっているのではないか?

 この一週間、「桜を見る会」ではないが、政権の中心のあまりにもおかしな姿が目に見えるようになってきているが、今後、怒りを持った人たちが、大塩平八郎の乱のような大きな事件を起こすかも。
 そんなことまで期待してしまうような危険なレベルの日本になってきている感じだ。

テレビ朝日の報道ステーションでも明日の大嘗祭について批判

 夕方、テレビのニュースを見ていたら、明日は大嘗祭が行われ、その建物が建てられています。とその全景が上空から映された。
 「ああ、大嘗祭というのは明日なのか」と初めて知った。
 何だか、白木の建物ではあるが、風格も何も無くいかにも儀式というか行事のためだけに形だけ復元したような映画セットのような大げさではあるが品の無い建物に感じられた。

 そしてその建物の費用が16億円と出ていたので、「え~、あんな物に何で、16億円もかけるのか、前だかに秋篠宮も批判していたよな」「宗教的な行事だから天皇家で静かに京都ででもやればいいんじゃない、税金でやるなんておかしいよ」と妻も同感のようだった。

 その夕方のテレビでは、特に批判は無く、物足りなく感じられた。各地の産物がささげられるような事を紹介していたが、そんな事もやってもいいけれど、大げさにやらなければ、そんな事は物産展みたいな事だから、大してお金のかかるようなものでは無いのだろうと思われた。

 夜になって、先ほど、ちょっとテレビのチャンネルを回していたら、テレビ朝日の報道ステーションで、ちょうどこの大嘗祭の事をやっていた。
 絵図などもあって、解説も分かりやすかった。
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 見ると、平安時代~江戸時代は、当時の技術で5日間で出来るもので簡素にやっていたのだという。それを明治時代になって、天皇制国家を作るためという意味で、大げさな物にしたのだという。どおりで私が感じた物は、いわゆる本当に歴史あるものではなく、何となく、戦前に建てられた国威発揚のみにくい神社風な雰囲気を醸し出していたのはそれだったのだ。
 江戸時代の絵図の簡素な物の方がよっぽど美しい。
 「伝統に基づいて」云々を言う人がいたらこう言えるだろう。「天皇の権威が低いから簡素な訳では無く、天皇の権威が絶大な平安時代からこのような建物だったのだから、別に大正、昭和の真似などしなくても良いのだ。そんなものは全く歴史的でもない。」と、それに宗教的な儀式に税金を使うのは憲法違反ではないか。

 また、やっぱり秋篠宮が昨年、この大嘗祭についてちゃんと提案していたのだ。
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 報道ステーションでは、コメンテーターの後藤謙次氏が、秋篠宮が、象徴天皇制の将来のことを本気で考え、国民の気持ちを考えて、このような問題提起を昨年したのに関わらず、現政権はそれを無視して前例踏襲とやってしまった。とはっきり批判していて同感した。これは私の考えだが、きっと天皇家よりも日本会議の意向にそったのだろう。

 秋篠宮の発言は、おそらく上皇や天皇など天皇家一家の気持ちなのだと思う。秋篠宮は、代表して言いやすい私がはっきり言おう、と発言したのだろう。

弘法山(独鈷山の一峰)33観音巡り 岩山のアスレチック

 6日に、独鈷山の一峰である「弘法山」に鳴海友俊さんと登ってきました。以前からこのブログで紹介していますが、鳴海さんは三つの登山道整備の団体に所属していたり、個人でも方々の登山道の整備をされている方です。
 
 弘法山は、独鈷山の北側中腹にある尾根上のピークで、前山寺の西国三十三番観音があったり、塩田城跡があったりするので知られた峰。私も何度も登った事があるのですが、今まで山頂付近に三十三番観音めぐりのコースの「面白い部分」がある事を知りませんでした。
 鳴海さんは、今まで20人以上の人を弘法山に連れてきたが「弘法山へ登った」と言う人でもほとんどの人は、この山頂部の面白い「部分」を知らなかったとの事、かくいう二十何番目かに案内された私も、山頂部の観音めぐりのコースのこの部分は知りませんでした。

 これを書くにあたってネットで調べてみると、けっこうコースのこの部分も紹介されていました。面白いので人に伝えたくなるコースなのでしょう。
 という訳で、今回は、最新の情報を含めて少し詳しくお伝えします。

 前山寺の上の方の駐車場に駐車して、水子地蔵の隣の遊歩道入口から塩田城跡へ向かおうとしましたが、先日の大雨で沢にかかる橋が崩れていました。なので、これからこの部分が復旧するまでは塩田城址入口の方の駐車スペースに停めるのがいいでしょう。(塩田城址の石碑がある、あじさい祭りが開かれる場所の駐車スペースへ)
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 石碑から塩田城跡にむかい真っすぐ登ると獣除けの柵がありますので、ここから入ります。帰ってきたらきちんとまた元通りにかんぬきも閉めましょう。
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 すぐに道が分かれますが右の方へ進みます。
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 塩田城跡の説明板がある場所。館跡の段や井戸の跡があります。鎌倉時代に北条一族の有力者が住むため開かれた一帯で、この付近から下の方までの一帯が屋敷などがあったのでしょう。進行方向右手の尾根は山城地形となっていて砦跡となっていますが、そちらへは寄らずにはっきりした道を登っていきます。(左手の上部も山城との事です)
塩田城跡関連HPhttps://museum.umic.jp/map/document/dot58.html
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 塩田城跡の最上部の北条国時の墓 ここから普通の山道の雰囲気となります。
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 しばらく登ると、先ほどの砦跡の方から山頂へと伸びている尾根上に出ます。山頂方向へと導く標識にそって尾根上を登ります。
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 コケなどが美しい尾根をしばらく登ると、左手に岩壁がある場所に出てその基部をトラバースしていきます。夏に来た時、あまりに暗かったので谷側の木を鳴海さんが少し切り払ったそうです。
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 そこから急登が始まりますが、ロープなども良くつけてあります。鳴海さんや他の方もこのコースを整備していて、要所、要所に親切にロープがついています。
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 かなり、山頂部に近づいてきた所に分岐点があります。標識が示している左手に行くと普通の山道で、特に危険な場所は無いのですが、観音様をいくつかスルーしてしまいます。
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 右手の道を行くと、この標識に出ている物があるコースです。私が以前、塩田城跡側から登った時には、こんな標識が無いので右の道の様子に気がつきませんでした。
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 このコースの核心部である石の階段です。階段の出っ張りがとても少ないので、石の壁のように感じます。
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 鳴海さんが登っているところ。ロープが二つついていますが、私は、鎖などと違ってロープに体重を強くかける気がしないので怖かったです。なるべく三点支持を心掛けてロープも万一にそなえて持って登りました。
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 上の方に踊り場があり、そこから見ると左右に観音様〈石仏〉がある事が分かります。こちらが進行方向左側のもの。
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 こちらが右側のもの。すべての観音様(石仏)を拝むにはこの階段を登らねばなりません。
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 これが上にある出口の穴。釈迦のウインクの目との事。つぶった目の方は穴をくぐってから見えます。これらの情報は数年前に地元の山岳会の会長の森田稲吉郎という方が雑誌「ヤマケイ」に書いていて、その内容を見て鳴海さんも知ったとの事です。
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 穴を出たところ、しっかりした道ですが、右側は、ほぼ崖のような急斜面でした。
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 すぐにまた岩場が現れました。こんどはあまり怖くない感じですが・・。
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 ここにも石仏があります。
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 この部分も巻道があり、そこにも石仏があるとの事、だから全部の観音様を拝もうという目的ならば、一筆書きにはいかず、もう一度戻って回るようになります。
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 この部分は足場が少なく、私は意外に手こずってしまい、最後は腕力で必死に登りました。
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 登り終わって下を見たところ。
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 すぐに木の階段があり穴をくぐり、岩のくぼみに入ります。ここにも石仏があります。
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 そこから出るのにも穴があり、そこをくぐって出ます。
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 そこから出ると岩の割れ目があり、そこを抜けると「なあんだ、ここだったのか!」と驚きました。これはくぐってから振り返って撮ったもの。
そこは山頂部にある小屋の西側のちょっとした空き地だったのです。
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 弘法山は、私は何度も登った事があり、ほとんどは、今日と違い弘法山の東側の斜面についた登山道の方から登っています。
その時、東側斜面の石仏を見ながら山頂付近の尾根まで登り切ると、この小屋や石灯籠の場所に着き、さらに尾根をちょっと登って山頂で、そこからまた東側にいつも下っていたのですが、「石仏がたくさんあるなあ~」と思うだけで33個を確認した事も無く、今、考えてみるとこの小屋やその西側の小広場や石灯籠が何か中途半端な感があり、何に使ったのかなあ?と、変な感じがしていましたが、今日のコースを登ってみると33観音の配置やコースなど考えると「なるほどガッテン」と納得しました。
 前山寺のHPを見ると、33観音を作ったのは江戸時代の様ですが、うまく観音巡りが楽しめ、ご利益が感じられるように作られていたのだろうなと分かりました。
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 霧が晴れて展望が開けてきました。このコースで展望が良いのはこの場所だけです。
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 少し尾根を登り、山頂へ。弘法山842mの標識。ここで休憩。
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 山頂から少し尾根を進み(下りとなりますが)そこから東斜面の登山口へ向かって戻る感じで下って行きます。
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 こちら側には登山道わきに観音様が多くありますが、高い所にあり見逃してしまうものもあるので、これはロープをつけてあります。
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 今日のコースで登って、下ってくると、三十三観音の中心部を見逃してしまいますので、この標識をつけていただいてあるのでしょう。
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 少し登り返しになります。この周辺が一番、石仏などがある中心の場所です。
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 弘法大師のある岩屋にはカギがかかっています。
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 中を見ると現代的な石仏の弘法様でした。(他の石仏も現代に復元されたものです)
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 その付近から東側の登山口に向かって斜面をジグザグに下っていきます。こちらが出発点なので、石仏の番号は次第に若くなっていきます。
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 とうとう1番となりました。ここからしばらく下って沢を渡り、ちょっと登り東側の登山口になります。
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 東側からの登山口に下りてきました。この登山口までは前山寺の横から車で5分かからず上がってこれるので、普通、こちらから登る人が大部分です。塩田城跡側から登った事がある人も、事前に色々と調べたり、絵図を注意深く見ないと、山頂部の面白い場所はスルーしてしまいます。
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 ところが、この車道を下り始めると、先日の水害で、道路が陥没してしまい、とうてい車が通れなくなっていました。
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 アスファルトの下が空洞になっていて車が乗るとズボッとはまり込んでしまいそうです。当分通行不可でしょう。道路がこの状態なら、車で東側の登山口まで来れないので、東側から登るメリットが無くなります。
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 なお、松茸山にて入山禁止の表示がありましたが、松茸やキノコ類など採るのを一切せず登山道を歩くだけならば別に観音巡りはやっても良いのではないかと思います。「松茸をとるための入山は禁止」という意味だと思います。気になる方は11月中旬以後なら安心です。
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 この晩秋、岩場などに自信のある方々には十分、楽しめると思いますのでぜひ気をつけて登ってみて下さい。岩場が嫌な方々も迂回路があるので大丈夫です。石段は眺めるぐらいにして・・。
 『鉄鎖』などを、危ない2か所にしかるべき所で設置していただけたらいいのになあ~と感じました。良い観光の目玉になるのではないでしょうか。
  写真は1月初旬の独鈷山、オレンジの矢印が独鈷山山頂部、赤い矢印が弘法山
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 近づくと弘法山が前面に。これは11月。
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 鳴海さん制作の案内図
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 なお、鳴海さんの息子さんとお孫さんは先日の連休に長野市の水害現場へのボランティアに、軽トラを持って参加されたそうですが、非常に大変だったそうです。でも高校生のお孫さんは「また行く。」と言っているとの事。

 我々年寄りは、行っても足手まといになったり腰を痛めたりなど自信が無いなあと話していましたが、鳴海家のようなボランティア精神の若いパワーのある家はいいなあとうらやましくなりました。

8日 NHKニュース 杉尾秀哉議員の質問を完全にスルー

 今日、TBSの夕方のニュースを偶然に見ていたら、参院の予算員会で、杉尾秀哉議員が、質問に立ち、先日、辞任した河合法相の、妻の河合案里氏(現自民党参院議員)が選挙の時に現金を自民党の県議に配ったというような事で追及しているのが出てきて、「これはひどいものだなあ~」と思って見ていた。
 これはもう確実に河合議員は議員辞職なのではないか、と私は思った。

 ところが、NHKの夕方の7時のニュースも、さらに9時のニュースウオッチ9にも、この重大な質問の場面は取り上げられなく、前にも出た萩生田大臣の英語試験などへの質問を延々と放送していた。
 これは、全く問題の軽重をわざと取り違えた放送であり、まったく国民の意識とズレた物だ。NHKのニュースは全くおかしい!

 ネットに出ていた立憲民主党のニュースを見るとこの質問内容がちゃんと出ていた。

『~ 杉尾議員は冒頭、自民党の河井案里参院議員(広島選挙区)が今年4月の広島県議選の期間中に現金を持ってきたと、複数の自民党県議が証言したとする、同日の一部メディア報道の記事に言及。「公選法が禁じる買収の申し込みや寄付行為に当たるのではないか」と尋ねたところ、高市総務大臣は、「一般論として、公職選挙法が禁じる買収・寄付があり、候補者を当選させる目的で有権者や運動員に金銭・物品を渡すことを禁じている」とこれを認めました。杉尾議員は、河合議員の夫である河合前法務大臣が辞任した本当の理由はこれではないかと迫り、事実関係を確認するよう安倍総理に求めました。~』

 私も含めて大半の国民は、国会討論など見ていない。
 「チコちゃんは知っている」などの番組で、いかにも国民が知らない事を教えてあげているみたいな番組に力を入れているが、どうでもいいような事をいくらちゃんと知らせてもダメだ。

 本当に重要な事を黒塗りせずきちんと国民に知らせないと『公共放送』にはなりませんよ!

NHK・BS1スペシャル「穂高を愛した男 宮田八郎 命の映像記録」を見た

 昨晩のNHK・BS でやっていた「穂高を愛した男 宮田八郎 命の映像記録」というドキュメンタリー番組を見た。

 番組HP
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115733/

 いわゆるNHK・BSなどでたまにやっている「日本や世界の山岳の映像美」といった類の番組なのかな、穂高だからちょっと見てみるか、というくらいな気持ちで見出したのだが、(私は、田中陽希のグレートトラバースとか、トランスジャパンアルプスレースなどの番組は熱心に見ているが、そういった山岳美の類の番組はあまり見ていないのだが)この番組はそういった物とはかなり感じが違っていて、もちろん「山岳美」といった映像も多く出てきていて、そういった面もあったのだが、何か山と,、人間の山との関わり、について、根本的な事を考えさせられた番組であった。

 宮田八郎という方は、話題になったマンガ「岳」で主人公のライバルとして描かれている山岳救助の達人のモデルになったという人だという。(私は「マンガ・岳」を読んだ事が無いので良く分からないが、読んでいる人はああ、あのキャラクターなのかと分かるだろう)
 ネットにも穂高岳山荘のこんなページがあった。
https://www.hotakadakesanso.com/miyatahachiro

 穂高岳山荘でずっと働いていたのだが、昨年、52歳(だったか?)で海の事故で亡くなってしまった。その宮田八郎という人が山荘の管理の仕事の他にライフワークとしてずっと撮ってきた穂高の映像や山荘での映像を中心にして、宮田さんの生涯とその生き方が分かるように番組が作られていて、関係者や妻へのインタビューなどもあり、まさに表題のような「穂高への愛、命の記録」といった内容であった。

 穂高山荘の仕事、山岳救助に長年携わり、また最近あった親しかった山の友人たちの死で、「人はなぜ山に登るのか」を深く考えるようになった彼は、「人はその命を燃やすために山へ登るのだ」と思いいたる。その答えを得たのも、穂高の星空だったりする過程も映像を通して伝えられていた。

 山は大自然の象徴でありその自然と自然の一部でもある人間が共振して命を燃やす、といった感じなのだろうか?自分は、山や自然について好きなので何か山という物が分かっているような気でいたが、この番組を見ると、山についても、その人の人間性や感性、生き方のレベルによってより深い理解が出来るのであり、まだまだ深い世界があるのだろうなあ、自分などは浅薄な世界にいるのだなあ、という事が分かってくる番組で、あらためてもう一度しっかり味わって見てみたいと思う番組であった。

(今、調べたら、11月7日(木)午後8時から再放送と出ていました。)
  
  
  

サンデーモーニング 大学入試、業者英語試験の中止について

 今朝のTBSサンデーモーニングを見ていたら大学入試での業者の英語検定利用の中止について話されていた。

 昨日の報道特集を見ていると、これは、下村文科相の時代に決まった事のようだが、国際化に向けて英語を使える人材が必要という事から、(産業界からの要請?)学校教育を変革するという名目で、小学校で英語の授業を教科として行うようにするとか、こういった業者テストを大学入試に導入する、という事を行おうという政策が始まったのだという。
 多分、自民党政権になって、「アベノミクス」などと盛んに宣伝し、原発輸出やリニア新幹線、東京オリンピック誘致、などと華やかな?花火を打ち上げていた時に同じようなコンセプトで決定されていったものなのだろう。

 コメンテーターの話を聞いていると、入試に業者テストを導入することについては、高校や大学の関係者から計画が持ち上がった当初から非常に問題があると指摘されていたのだという。
 また、試験会場や試験費用など、都会と地方、親の経済的格差などによって、地方や貧しい家庭の子にとって非常に不利になる事が話を聞いていると分かる。

 小学校では英語を教科にするといっても教師が困っている。自国の日本語や日本文化への学習がしっかりなってこその外国語学習だ、という話や、日本は義務教育にかける予算が先進国の世界でも最低レベルであり、いま都会では私立の学校に通わせようとする傾向が加速している、ますます格差が広がってきている、とも。

 そういった話が、もちろん「英語」も自在に話せるコメンテーター達が言っていた。私は英語が話せないので思いつきしか言えないが、多分コメンテーターの方々の話の通りなのだろうな、と思いながら聞いていた。

 大体、小学校で習うくらいな英会話ならこれからは「スマホの自動翻訳機」を持っていれば大体は英語での意思疎通ができるのだろうし、それ以上を目指すのなら、何と言っても「英語を話せるようになって外国へ行って活躍したい、勉強したい」「世界で異文化を体験してみたい」「○○の国で○○を身につけたい」というような意志や意欲が先にあって、そのために英語や他の外国語を学ぶ、といった気持の方が大切なのだろう。
 そういった意欲が出て来るような教育を目指すのが先なのだろう。

 最近、NHKの『逆転人生』という番組を見ていたら、日本で売れない「お笑い芸人」だった若者が、お笑いをあきらめて中国に渡ったが、中国人のフィアンセにもフラれ、しかし可愛そうに思ったそのフィアンセの母親が、世話を見て中国語を教えてくれたり、日本語の教師になったら、と勧めてくれ、始めは全く自信が無かったのだが、思い切ってやってみると、お笑いでの経験やその人の人間性で、その意欲と才能が発揮され、北京大学などの有名大学によばれ日本語を教える様な、若者に支持される中国で有名な日本語教師になった、という話をやっていて、「言語を教える」という事は面白い事なのだなあ、と感じた番組があった。
 その方の人間全体の力なのだろう。

 サンデーモーニングの風を読むのコーナーでは、「緒方貞子さん」の追悼をやっていたが、緒方さんのような世界で活躍できる人はどうして生まれて来たのか?緒方さんのような人間性はどうして育ってきたのか?
 文科省はそんな事を研究、分析して教育政策にも生かしていくような根本的なところから考えてほしい。

 

ひきこもりの原因に発達障害が多い クローズアップ現代+で

 一昨日、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の番組で、発達障害に取り組む精神科医の番組をやっていたのだが、昨日は,やはりNHKのクローズアップ現代+で、『長引くひきこもりの陰で~見過ごされる中高年の発達障害~』という番組をやっていた。

 内容は、以下の様な事
『これまで1年以上にわたって、ひきこもりについて取材を続けてきたクロ現+取材班。そのなかで、当事者やその家族から数多く意見が寄せられたのが、ひきこもりと発達障害の関係だ。「小さいころのいじめがきっかけでひきこもりになった。30代で発達障害とわかったが、つまずいた原因がもっと早くわかっていれば、ここまで人間関係に悩まなかったのでは」。「家族が精神科の受診に拒否感を示し、診断が受けられなかった」。調べてみると、ひきこもり=すべての人が発達障害ということではないものの、以前から医療関係者や支援の現場ではこの関係性について指摘されていたことがわかった。また、発達障害が見過ごされたまま、ひきこもりが長期化し、合併症などで苦しむケースや、間違った対応で、より事態が深刻化してしまうケースも。当事者の声をきっかけに、医療、支援現場の実態を取材した。』

 引きこもりが増えて、「外国人労働者」の数と「引きこもり」になっている人の数が同じ数くらいになっているのに以前、気が付いたのだが、自国の国民が引きこもりになっているのを放置しておいて、その分の労働力をしかも低賃金で外国人にやらせる、というのは本末転倒で全くおかしな国だ。
この状況について今からでもいいから本気で重点的に取り組むべき問題だと思う。

 発達障害と小さい頃から診断がついていれば、先日の精神科医の先生のような方法など色々と力をつくしてその人の能力を発揮できるように持っていける。
この番組でも本人も「発達障害ともっと早く分かっていれば、このような状態にはらなかっただろう」と語っていたが、周りの人にとっても親にとっても同じ事が言えるのではないか。

 番組で、宮田裕章(慶應義塾大学 教授)という方が、以前のような、一斉に皆が同じような事をするとか、大量生産大量消費ではないが、そういった事で経済も回っていくのでなく、障害も個性ととらえるような考え方、現在、すでに社会全体が個にあった方法を取っていくようになりつつあり、それが経済の面でも本質となりつつある。障害の無い人にとってもその方が生きやすい。というような事(良くおぼえていないので、もしかしたら大分ずれているかもしれないが)を話していて、前の番組を見た時も、私も学校教育なども、もっと変化させないとダメな気がしていたが、確かにその通りなのだろう、と感じた。

 一方、石井光太(ノンフィクション作家)という方が、本人や家族が分かって良くなるというが、現実の場では。家庭内暴力があったりなど、とても厳しい状況があるとして、一例として、小学校の教員が(自分の子なのか、担任していた子なのかちょっと聞きそびれたが)発達障害と分かっていたりその事は正しく理解はしていて、30年間だったか、ずっとその子に関わって何とかしようとしてきたが、とうとうどうしょうもなくなり、その子を殺してしまった事件があった、そんなに簡単に解決できるものでは無いとも語っていたのも印象的だった。

 例えば重い自閉症などの場合を考えてみても、個性を生かして仕事をして生活するという事は無理な事であるし、それにはちゃんとした支援が必要となってくるのだろう。

 そういった「発達障害」などの原因を科学的に探るという事に、ちょうどガンの研究に世界中が力をそそいているように、力を入れたらいいのになあ、と思う。
「自閉症」のウイキペディアを先ほどみたら、最近では、その原因が科学的に大分、分かってきている面がある事も分かった。
前にも書いた事があるが、私の若いころなど、大学の心理学の先生も親の子育てが原因という仮説をたてて、プレイセラピーなどをしていた方もいたくらいだし、テレビの見すぎでなる、などの本が学者が書いて出版されて私も読んだ事がある。
 現在も、そのような考えの人が私以上の年代の人には多いかもしれない。少なくとも、『自閉症」のウイキペディアの内容ぐらい読んでおくべきだろう。

 とはいえ、色々と部分的に分かってきている事があるくらいで、現在でもまだまだ良くは原因が分かっていないようだから、結婚や妊娠の時に予防的には行動できるだろうが、治療法は無いのだろう。真の原因と重い自閉症の治療法が解明されたらまさにノーベル賞ものだろう。
 そんな所へも、軍事費を減らしてその膨大な予算を、そういった基礎研究にトライしようとする若い学者に回したらどれほど人類の役に立つだろうか。

 話が飛んでしまったが、子供がもっと小さい段階で、ゆとりの十二分にある豊かなレベルの高い教育環境で、将来を見据えて過ごさせたり、診断を早期にちゃんと行えるようにし、適切なケアを行うとか、そういった事に国が、その力を現在の数倍くらいかけたら、かなり引きこもりの数も減ってくる事は確かだろう。軽い発達障害などの子などはちゃんと育てれは返って個性的で独特の能力を発揮するような人が増えて日本の発展につながる事だろう。

 先進国中最低の教育予算で、かつ道徳教育などやる必要も無い事を教員や子供達にやらせて、その評価などを教員にやらせ出した現在の文教行政などでは、さらに引きこもり予備軍を増やすだけだ。

 早く現政権を替えなければ本当に日本の未来はダメになってしまうだろう。


NHKプロフェッショナル 仕事の流儀で、発達障害を扱う精神科医を

 昨晩の、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で、発達障害をあつかう精神科医を放送していた。
 以下の様な内容。

『プロフェッショナル 仕事の流儀「精神科医・本田秀夫」』

『見えにくい障害”とも呼ばれる発達障害(自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害など)。信州大学医学部附属病院の精神科医・本田秀夫は、発達障害を専門にする日本屈指のスペシャリストで、乳幼児期から成人期まで長期にわたって診察を続けるという世界的にもまれな臨床経験を持つ。「“普通”とは何か?」「幸せに生きるとは?」そんな根源的な問いを胸に、自信を失った人々の生き方を肯定し、寄り添い続ける。
【出演】精神科医…本田秀夫,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり』

 番組を見て印象に残った事は、本田医師は、発達障害を個性という風に位置づけ、その子の個性が生きやすく発達しやすいようにカウンセリングを行い、さらに人生全体という見通しを持ってサポートしていくという物だった。

 本田医師は若い時から精神科医を目指す。そして発達障害の子供に取り組むのだが、初めの頃は、その行動を治すという当時の風潮に従って努力するのだが、うまくいかない。
ある時、自分の父親が発達障害的な所のある人だが、様々な事に挑戦、人生を楽しみ充実の生き方をしている事に気が付き、発達障害を個性としてとらえて、さらに長いスパンで見て良い方向へ持って行くという風に方針を転換してやってきたようだ。

 本当に小さい頃から見ていた子供が大きくなって家庭での相談をしに来ている女性も出てきたり、小学校で不登校になっていた子が高校生くらいで個性や能力を発揮するがまだまだ不安定な行動をとるのをサポートできるようなカウンセリングをしている様子が紹介されていた。

 不登校が増えている事の原因に発達障害が増えている事や、義務教育の管理的な方向が少しも改善されず、ますますおかしくなってきている事も原因かなという気がした。

 私が義務教育の現場にいた時、まず「発達障害」という事を知る前は、単に態度が悪いとか、家庭の育て方が原因、といったような風にとらえてしまって、全く間違った方法で子供に接していた事があり今でも強く後悔しているが、そのうちに「発達障害」が原因で色々な学校生活での問題が起こって来る事を知り、その段階でまずちょっと目が開けた感じで、接し方を変えようとしたし、我々も知識を得る事で救われる面もあったのだが、行動を抑え、目の前の学校生活が普通に送れるようにるために「薬」に頼るとかが良い方法と私は思うくらいな段階で、退職となってしまったのだが、こういった番組を見ると、もっと良い方法を選んでいかなくてはいけないのだなあ、と分かる。

 私は小学校で担任した子を追跡してフォローしていった事は無いが、確かに、自分が小学校低学年で担任していた子が、中学生で部活で活躍するようになっていった子とか、中学になって不登校になったが、フリースクールに行き、才能を開花させて一流企業に就職して活躍している子の事など、伝え聞いたこともあり、やはり長い目で見ないといけないのだなあ、と感じてもいる。

 この医師のような考え方でないとダメなのだろうなあ、と思う。

 ただ、こういった医師にかかる事が出来る人がすべではないので、番組に出て来た子供達は、不登校になり、さらにこのような信大付属の病院で、こういった先生のサポートがあって成長していく訳で、日本全体がこういった方向を推し進めるには、現在の学校教育を大幅に改善していく必要もあると思う。
 そういう事によって普通の子にとってもより自由に自分の個性や能力を発達させることが出来るだろう。普通の義務教育の在り方も、クラスの人数をオランダとかフィンランドなどのように少なくし、また教員の数を増やし、質も高める事や、色々なタイプのフリースクールの存在を認めて国が支援していくとか、そういった全体としての大きな流れが必要だと思う。

 こういった根本的な事に関心が無く、道徳教育をやって愛国心を育てれば良い、教育は産業界の要請を重視すべきだ、などと言ったようなレベルの事しか考えられない政治家たちが文教行政で力を持って現場を動かそうとすれば、本当に悲惨な状況になってしまう事が分かる。しかし、前川氏などの話を聞けば、現在はそういった状況なのだろう。

 この頃、NHKでは「発達障害」についての番組を色々とやっているが、良い事だと思う。以前、発達障害の子への接し方を変え、それによって脳の発達が変化していく事を研究して実証もされてきた女性医師の事も、NHKの番組で取り上げ、私もブログに書いた記憶がある。あの番組も印象に残った。

 ただ、重い自閉症などの場合は、今回放送されたような方法だけでは無理なのではないかなと私は思うし、もちろん色々な場合についてそこでも研究されたりしているのだろう。
 今回の例は、今回の例なのだと思うが、今後、こういった医療や研究もものすごい予算を投入する価値のある事だと思われる。

 間違っても「軍事費」「防衛費」などに莫大な予算をつぎ込むべきで無い。それは全くのムダ金であり、さらに悲劇へと日本を招く金だ。過去の日本で戦艦大和など巨大戦艦につぎ込んだ金の顛末を考えてみよう。

信州の高原 10、28 現在

 信州の高原の現在をお知らせします。
 スキー場から見た北アルプス
北アルプスに雪.jpg
 北アルプスの高いピークには雪が積もっています。
 槍ヶ岳や穂高方面が見えています。 
 
 紅葉はこれは標高1500mくらいの道路脇の場所です。このくらいの場所でちょうど紅葉の真っ盛りでした。
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 もっと標高が低い所は、いよいよこれからが本番というところでしょう。
 マユミの実.jpg
 同じく道端にマユミの実がたくさんついていました。

 信州の温泉は、10月下旬から11月にかけて紅葉も楽しめます。
 今年は暖かかったせいか、紅葉の本番はこれからです。
 水害の復興支援にぜひ信州の温泉にどうぞ。(道路状況を確かめてからおでかけください)

19号の雨量のすごさをあらためて感じる

  土曜日に、上田市の角間渓谷にある角間温泉の場所へちょっと行ってみようと車で向かった。
 松尾古城のある山の尾根の南側を通る道に入ると、山側から道路に流出してきた土砂を片付けてあって、通行止めの看板もあったが、道端によけてあったので、行けると思いさらに進んだ。山の斜面から土砂が水と一緒にどっと大量に流れて来たような場所があって、斜面にあった墓地が埋まりそうになっていた。

 松尾古城の尾根と、その南の尾根が狭まってきて、沢沿いの道になろうとする所にちょっとした社があるが、そこに工事車両が止まって、人も何人かいた。
 道には土砂が残っているが車のタイヤの跡もあり、通行止めにもなっていなかったので、さらに沢沿いに進んだ。
 すると先の方に測量器具を持ったりしている人と工事車両がいて、沢の方を見ると大きく沢が削れて、大きな石がごろごろしていた。洪水時、沢はすごい状況だったことが分かった。
 そして直ぐに、道路の一部が沢に崩れて無くなっていて、完全に通行止めになっていたので、そこから引き返した。
 「角間温泉」(といっても一軒の旅館があるだけだが)は孤立していたのだ。

 千曲川にかかる上田電鉄の赤い鉄橋が土手が崩れて落ちてしまった様子は、テレビに出て来るだけでなく、最近よく横の橋を車で通って見ているが、上田市は広いので全体を見ていなかった。こういった山沿いの場所が数多く崩壊していたり、道や橋が崩れてしまっているようだ。

 やはり、台風19号の雨はすごかったのだなあ、と改めて感じた。中流部の上田周辺でも山沿いの場所はこんな風にその雨量の多さでの被害が分かる場所がたくさんあるのだから(上流部の佐久地方などはさらにあるのだろう)長野市での堤防が崩れたのも分かる様な気がする。
 19号が来る前、あの部分は千曲川堤防の補強がすでに終わっていたので、長沼地域の人は、これで絶対安全だ、というような気持ちになっていた事だろう。

 今のままでは地球温暖化が進んでいくばかりだから、これからは従来の常識を逸脱するようなこういった豪雨が頻発する事だろう。
 千葉県でも、昨日の雨が従来に無い雨量だったようで犠牲者も出ている。

 堤防などの防災のハード面を整える事も大切だが、水害に関しては、これからは、縄文時代や弥生時代のような古代の人間になったつもりで住む場所などは選ぶ必要があるのかなあ、などとも感じた。

 また、これからは、何と言っても使う事が無いだろう戦闘機やミサイル防衛システムなど、アメリカから押し付けられたからといって、そんな物に金を使ったり、首相が外遊して海外に金をばらまいたりするのではなく、高度成長期に作られて老朽化した色々な生活に必要な施設の作りかえや、こういった災害の手当てなどに税金を使わないと、本当に「終戦後の日本」といった状況に戻ってしまう事だろう。
 もう日本人はいいかげんに目をさまして、過去の時代とは違う事に早く気づき、自分の足元をしっかり見て今後の事を真剣に考えるべきだ。

 *別所温泉や北信の温泉など、良く知られた観光地自体は千曲川とは離れていたり、交通もほぼ回復していたり代替の交通機関があるのでほぼ以前と変わらない。もう台風も来ないから、安心して観光に来てほしい。ボランティアの労働に耐えられない方々もぜひ、長野県の東北信の温泉などに来ていただき、地元にお金を落とし「復興」にご協力ください。今年は暖かかったので、紅葉もこれからだし、けっこう空いていて穴場かもしれません。また、災害の傷跡を見るのも自然の脅威の良い学習となるかもしれません。
別所温泉 10月22日
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野党の追及もNHKクローズアップ現代+を見習ったら

 水曜日のNHKクローズアップ現代+では、「追跡 関西電力・金品受領の裏で何が?」という番組をやっていた。

 関電側が、これは最近の事件、森山氏の個人的な問題、といったような雰囲気で言っていたのだが、実際は40年以上前から、関西電力と町の助役の森山氏の関係は始まっていて、関西電力は原発を高浜町に作るための「根回し」のため莫大な資金を森山氏に投入して、森山氏はそれに答えて町に原発を増やしていくために辣腕をふるい、関電の莫大な資金を基に、町や関電側に強力な力をふるっていく様子が分かった。
 スリーマイル島の原発事故を機に町でも反対運動が起こったのだが、それを潰すための町の人への裏工作を森山氏は果たしていた。

 しかし、番組を見ていて私が感じた事は、「原発を作れば莫大な金が町にもたらされて、このような良い施設が出来たり、人々に仕事も増えて豊かな暮らしが出来る、」という言葉に従って原発賛成と言った人々が町の中に多く出てこなければ、これほどまでに森山氏が力を発揮する事は出来なかっただろう。

 新潟県の巻町だったか、住民の反対で原発が作られなかった町もあった事を思うと、この高浜町や、福島県の双葉町でも、おそらく反対した人もいただろうが、賛成した人の方が多かったからこそ原発が作られたのだなあ、とわかる。

 双葉町は原発のせいで町自体が無くなってしまう目にあった訳だが、おそらく高浜町も、現在、原発があったから町民が幸せになっているかと言えば、おそらくそんな事は無いだろう。
 原発の様な危険な物が身の回りにあり、本当に安全なのかも分からない現在、そんな物と一緒に幸せに過ごせるはずがない。町の自然や町民の能力を生かして、力を合わせて色々と工夫してやればそんなに贅沢な事は出来なくてもきっと良い雰囲気の町になっていく道もあっただろう。
 今後の廃炉なども考えると、事故など無くても、やはり危険な放射能に汚染される恐れのある土地となる可能性も低くないだろう。
 
 そういった事を考えると、ただお金だけで未来の選択をすると大きな間違いを起こす事が理解できる。
 
 どんな物に巨大な予算をつぎ込んでいくのか、巨大な建造物や施設であればあるほど良いなどという時代はもう過ぎ去った。本当に未来を見据えた物か、人々の生き方はどうなのか、そんな事をよくよく考えて色々な事を進めるべきだろう。

 国会では、このNHKクローズアップ現代+のレベルのように、もっと日本の構造の根本的な大きな所を鋭く追及してほしい。野党は議員の汚職の追及などに力をそそいでも、安倍首相から始まってウソを言い続けたりしても通り抜ける人達だから無駄な気がする

 
 

長野市への堤防決壊の連絡、正式には無かったのだ

 NHK始め、マスコミが、長野県の長野市の堤防決壊について、「国交省が堤防決壊を発表したが、長野市が住民に伝えなかった。」だから市に責任がある。市は何をやっているのか、問題だ、という感じの報道が行われている。
 各、マスコミが同様な放送を繰り返していたので何となく地元の長野市がボンヤリしていてダメな印象があり、あまり良い気持ちはしなかった。

 ところが、今朝の地元紙(信濃毎日)の記事を見ると、事実は、そういったマスコミ報道と少し違っている事が分かった。
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 記事によると、国土交通省から千曲川堤防が決壊した、という情報は地元の長野市には正式に伝えられていた訳では無いという事だ。
 避難指示などの方は、情報は、12日の夜には地元の千曲川河川事務所から伝えられた情報を元に長野市が出していたのだが、『堤防決壊』という河川事務所からの連絡は無かったという事が分かる。

 午前4時頃まで、河川事務所と市は、状況について盛んにやり取りしあっていて、「穂保(長沼地区)で住宅の2階まで水が来たとの情報があり、千曲川堤防の決壊の恐れがあります」と午前4時40ごろ、市の防災メールでも出していたのだという。

 国交省が堤防決壊を確認したのは午前5時半、6時に国交省北陸地方整備局が「堤防が決壊したもよう」とHPなどで報道機関向けに発表したという。ただ、この情報は市には直接伝えていない。

 水防法では、洪水の恐れがある時には、住民などに情報を周知しなければいけないとして、「氾濫危険情報」などの4種類の情報を出す元は市にも伝わっていたのだが、「堤防決壊」そのものを伝えるという制度上の規定というか項目は無いようで、そのため、市へは正式に伝えなかったようだ。
 河川事務所は、いつ決壊してもおかしくない事は何度も市に伝えていたという。ただ「今、決壊しました。」とは伝えていず、市長も「後から考えれば、確認すれば良かった」と語ったという。
 
 市が決壊を把握したのは、現場を映し出すNHKのニュース映像だったという。
 午前7時の河川事務所との電話連絡では決壊は既成事実化していたという。
 
 つまり、今回の連絡の不徹底は、第一に制度上の問題であり、また河川事務所と市の双方で、事務所側は市も分かっているような気がして規定にも無いので連絡をあえてしなかったり、(お役所的対応と言えるだろう)市側では、避難している住民が戻るという事について考えていなかったりなど、双方で想像力を働かせなかった対応が問題視されるので、一方的に市が悪かった、というような物では無い事が分かった。

 やはり、こういった問題は、「破堤自体も周知させる」といった項目が無いという制度上の問題点がある事を第一に指摘すべきで、何か長野市がボケッとしていて悪者だ、というようなNHKをはじめとしたマスコミ報道はおかしいのではないか?何となく「印象操作」の臭いすら感じさせる。

 そんな気がこの記事を読んで感じられた。
 特に、まずは国の制度的な問題は厳しく検討されるべきで、国民がこういった小さなことからしっかり考える様に出来る元を提供していくのがマスコミの役割なのだろう。一方的に悪者を作って国民の意識を誘導するような風になっては、まともなマスコミの役割を果たしたと言えないだろう。

無駄金を使う政権に防災を任せられるか

 今回の水害は予想以上に広がりを持っていてまだ被害の全容もはっきりしない感じだ。
 死者、行方不明者も大勢出ている。
 長野県だけでも被害総額は1297億円と地元紙に出ていた。

 西日本の水害の時は、離れていたせいか、私はちょっと他人ごとの感じがしてしまっていたが、今回は身近な場所で、地球温暖化もいよいよ大ごとになってきたなあと感じる。

 そんな今、思い起こすと腹立たしくなる事に、「J―アラート」のシステムがある。
 北朝鮮のミサイルにそなえて、全国にそういったシステムを作らせて、何度か実際に鳴らして危機を煽ったり、戦時中の消火バケツリレーにも匹敵するようなお笑いのような避難訓練などもやらせて、選挙前には『国難・日本を守る』などと叫んでいた事を思い出す。
 何が、国難だ。
 そんな予算やエネルギーがあったら、もっと自然災害に対する防災の調査、研究に予算をつぎ込むべきだという事は、今日になればだれもが気が付くだろう。
 今朝も、堤防決壊の長野市で、避難指示の放送以外に、『半鐘』を消防団員が鳴らしたのが避難に有効だったとテレビ、新聞で伝えていた。
 Jーアラートなど、この国難にどこに役に立ったのか。

 今回の人的被害が福島県や宮城県で多いのは、色々な状況があるのだと思うが、東日本大震災や福島原発事故の復興もせねばならないため、普通の大雨対策といった方に予算が回らなかったり、注意も向けられない事もあったのではないか。
 また、さらに東京オリンピックの準備のために工事関係者が東京へ行ってしまい、色々な面でそういった防災工事が手薄になってしまっている事もあるのではないか。

 増え続ける軍事費、先進国中最低の教育費、原発再稼働の政策、等など、日本の将来は大丈夫だろうか。

 今回、被災地に若い方々が被災地の力になろうとボランティアにどんどんと行く様子が放送されている。
 そういった志の高い若い方々に、今後の日本の防災のため、日本の国の政治的方面もしっかりした目で見て、変革していく力を発揮してほしいものだと切に願う。

 今回の水害と山中教授の番組

 時間がたち、状況が詳しく分かるにつれて、長野県の東信地域、北信地域を中心に、部分的に中小河川の堤防決壊とか堤防や道路が崩れたり、浸水した場所などがたくさんあった事が地元紙で報じられている。

 色々な場所で、すごい量の水が流れた事が分かる。

 きっと、戦前や、さらに時代が下った江戸時代以前ならば、さらに何千というくらいの大勢の死者が出たような災害だったのかもしれない。それでも、ダムとか堤防などがある程度しっかり作られていたり、天気予報や避難情報など、様々な文明の進化によって人命が守られた事も確かなのだろう。堤防の内側など昔なら人のあまり住まなかった場所にも現在は人が暮らしている事を差し引いても、きっと死者の数は今回の方が少なかったのだろう。

 とは言え、この巨大台風そのものが人間の文明(科学技術)の発達による地球温暖化によって引き起こされた事を考えると、いちがいに手放しで科学技術の進歩を称賛する事はできない。

 昨晩、NHK・BS3 の「100年インタビュー」という番組で、IPS細胞を作りノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のインタビュー番組を見た。
 教授が人間の皮膚からIPS細胞を作る方法を発見した時に、万能細胞のこれを使えば、IPS細胞はすべての細胞の元なので、精子や卵子も作る事が出来て、新しい生命を人工的に作ることも出来る訳で、本当に慎重に考えないといけないと思った。と語っていたが、それも科学の発展のスピードが速く、数年の間に、現実の問題として目の前に現れているのだという。

 教授の話では、100年前、ダーウインの進化論やメンデルの遺伝の法則が知られるようになり、その結果を元に、『優生学』というものが考えられ、ナチスがその優生思想を使った事や、最近まで日本でも法律となっていた「優生保護法」などが行われ、間違った道、不幸な道に人間を導いた反省があるのだが、現在の世の中でも、政治の世界では、そういった時代と同じようなポピュリズムが再び登場してきている。
 その状況を考えると、科学技術は進歩したと言っても、それを使う人間の叡智、といったものは、以前と変わらないのではないかと、教授は語っていた。

 現在の科学の急激な進歩と、政治や世相など人々の意識を見ると、今後、人間はどちらの方向に進んでいくのか、今が人間の未来の幸不幸の分水嶺にたっているのではないか、と教授は述べていた。
 政治の世界のポピュリズムを心配しているのは山中教授もやはり同じなのだなあ、と分かった。

 地球温暖化、核兵器、不老不死へのあくなき欲望、等々、ポピュリズムの政治や世相と結びつけば、映画や小説、マンガなどに描かれるSF的な荒野のような世界が現実の目の前に現れるのかもしれないし、逆に科学技術をうまく使い、環境を大切にした、人間の欲望も「足るを知る」ような、スエーデンの少女が訴えている事が、世界の人々の支持を得て、世界が変わり、現在よりもっと人々が幸福な世界になれるのかもしれないし、その分水嶺に今があるという事なのだろう。

 ちょうど、今回の水害のあった時に、山中教授のインタビューを聞いた事で、100年後の人類といった事についても考えていく事が重要なのだな、と気が付かされた。

今回の水害について考えた

 今回の台風19号について、考えてみると、やはり地球温暖化によって出来た巨大台風が、我々の想像を超えたエネルギーを持っているという事が分かったという事だろう。

 長野県の場合も、長野市での堤防決壊は、あの付近は昔は、繰り返し水害が起こっていた場所で、堤防が整備されてからは千曲川の堤防が決壊することは無かったので、安心して宅地造成や、新幹線の車両基地なども作っていたのだろう。
 今回、堤防が崩れた場所も、下流の方から堤防を補強して来て、すでに補強工事が終わった場所だという。
 要するに、従来の工学的な予想では大丈夫となっていたのだろう。だからこそ破堤の可能性は無いと思い、新幹線車両基地なども作ったのだろう。
 東御市の田中橋という橋も、良く分からないが、そんなに古い物ではないのではないか。
堤防自体が崩れてしまえば新しい橋でも落ちてしまうのだろう。

 今回、気象庁は『19号は神奈川県で大勢の犠牲者を出した狩野川台風と同じなので、最大限の注意をしてください。』と台風が近づくと盛んに言っていた。
 最大限の注意を呼びかける点では良かったのだと思うが、「狩野川台風」という過去の台風のイメージを与えてしまったので、台風の中心から離れた地点では、『神奈川県あたりが危ないのだろう、ここではそれほどの事はないだろう』というイメージを持ってしまったような気がする。
 私も、まさか長野県や関東や東北の他の県でもこれほどの被害がでるとは思ってもみなかった。
 衛星画像を見て、テレビの予報で、その大きさやエネルギーを言っていても、やはり実感が乏しかったと思う。
 気象庁の「狩野川台風と似ている」という警告の出し方は良い面もあったが、良くない面もあったような気がする。
 気象庁の人も、こういった広域の影響は多分、イメージとして想像できなかったのだろう。
 このように、人智を超えたような巨大災害がこれからも起こって来るのだと思う。
 科学的に絶対とか、想定を考慮して作っています、などと言っても自然相手では絶対という事は無いのだと知るべきだ。

 私が、『上小30山』というHPを作った2000年の頃、すでに科学者たちは温暖化を警告していたし、色々な自然状況もそれを示していた。ところが、テレビ番組などマスコミは、「地球温暖化については科学的に違う説もあり、確定的な事は言えないが心配です。」というような言い方をする事が多く、何をのんきな事を言っているのかと腹立たしかった。

 今では、そんな事を言う人はいないと思えば、トランプ大統領のような人がいたり、先日のスエーデンの少女の発言を馬鹿にするような人たちもいる。
 こう見ると人間の愚かさはもう絶望的なのかもしれない。
 原発についても同じ事だ。

所さん大変ですよの 長寿者の健康の番組

 昨日、NHKテレビで災害の番組をつけっぱなしにしていたら、「所さんの大変ですよ」の特集で、長寿の特別番組をやっていた。
(弟に話したら、これは再放送という事だった。)

 最初に、104歳と、98歳だかの老夫婦の様子が出てきて、お互いが支え合って生きている幸福度の高い夫婦で、100歳を超えた男性が日常的に釣りをして奥さんのためにおかずとして作っている様子も驚いた。
 幸福度というのが長寿に必要な事なのだというのは、そうだろうなと思える様子だった。

 その次に、男性の長寿の第一位が沖縄だが、第二位が横浜の青葉区という事で、青葉区の男性の長寿者について取材していた。
 なぜ、横浜の青葉区でそんなに男性が長寿なのか、それを解明するために、番組では、青葉区に住む70代・80代・90代の代表的な人を一人ずつ選んで紹介していた。
 そこで探した3人の男性について、それぞれの人の様子がとてもいい感じで、見ていて元気がもらえた。
 
 70代の人は、退職後、家にごろごろしているのはいけないと思い、毎朝5kmのランニングをはじめ、フルマラソン完走を目標にして努力し、70代でホノルルマラソンの完走もした。そして勤めていた頃の月曜朝から活動するというリズムが大切と、通っているのがシニア男性合唱団、これは平均年齢77歳というものでしたが、皆、けっこう人数も多く、声も良く出ていて上手だった。そういった定期的に出て行く場がある事が大切との事だった。
 もちろん合唱自体も健康に良いし、前の地位に関係なく新たに皆で合唱を作り上げるという合唱団の考え方も歌に出ていていい感じだった。

 80代の人は、奥さんを最近、亡くしたばかりの人でしたが、意識的に前向きに生きようと、囲碁サークルに出かけたりしていますが、その人が最近、見つけた打ち込めるものに「料理」があり、市場まで出かけて新鮮な魚などを買ってきて、プロのような感じで、寿司を一から作り、囲碁仲間を招いて、寿司をご馳走する場面が出てきましたが、本格的な料理で、大勢に喜んでもらえて楽しそうな様子でした。人と関わり人と話す、という事が長寿には必要との結果も出ていた。

 90代の人は、これまたずっと前に奥さんを亡くした人でしたが、若い頃は体が弱く、かぜなどひくとすぐ寝込むような人だったが、運動や健康にずっと関心を持ち、現在は毎朝早くのウオーキング、広場での皆とやるラジオ体操、午後もウオーキング、という生活をずっと続け、健康に関する本や新聞、テレビなどの情報もちゃんと記録したりして、食べ物にも気を使い生活しているとても元気な人だった。
 90代とは思えない、体の柔軟さやキビキビした動きだった。

 横浜青葉区は、元サラリーマンというような人が多く、色々なそういった目標を持った人とか、交流の場がある様な地区で、そういった前向きな生き方をする人が多い地区であり、その結果、健康寿命が伸びているのでしょう。

 健康長寿という面から、色々な老後の暮らし方を見直してみるのも大切だなあ、と思いました。

 自分の身の回りにも、よく山にご一緒させていただく「山岳巡礼」の根橋さんのような、80代だが毎朝のかなりの距離のウオーキングやネットへの日記もかかさないし、難しいだろう認知症のグループホームへの訪問ボランティアを何年間も週2回もかかさず行っているような人もいるし、自分の好きな事や、得意な事、社会に役立つ活動など、継続して熱心に取り組んでいる人も何人も思い浮かぶ。

 自分を振り返ると、現在自分のやっている事が、自分が幸福で健康、そして、他人が健康、幸福、になる方向での生活や活動をしているのだろうか?全く何もしないで過ごしている訳では無いが、家の仕事も気が入らなかったり、だらだらとテレビを見たりして時間を潰してしまっている事も多く、やっている事の内容もこれでいいのか?食物の食べ方もいいのか?など反省も浮かんでくる番組だった。


東北信の水害 交通の復旧

 長野県の高速道路の状況は、今朝、7時現在、上信越道の佐久から松井田妙義までが通行止めとなっているだけで後は、全部通行可能となっている。

 また、新幹線も長野~東京間は、1時間に一本程度折り返し運転されるとニュースで伝えていた。長野~富山の運転はまだ再開は見通せないという事だ。

 テレビの映像で見る限り、千曲川の水流は、グンと減り、普段の少し雨の多く降って増水した時くらいの水量になっているように見える。

 長野市の堤防決壊した場所の様子もテレビの望遠の映像で見る限り、水が決壊場所から流れ込んではいない感じだ。水もかなり減っている感じだ。
(*「山岳巡礼」の根橋さんのお宅は、そこまでは水は来なかったという事で、普段通りの生活を続けていたという事だ)

 上田市の千曲川の決壊が心配されている場所も、水量が減ってきたので多分、大丈夫なのではないか。

 長野市で、昨日、避難要請があった人を助けたというが、助けられた人は600人以上いたようだが、避難要請があってその後、連絡がとれなくなった人が8人いたとテレビで報じていた。単に電池が終わって連絡が取れなくなったのならいいのだが、まだ状況は分からないという事だろう。

 午後から雨が降る予報だがあまり強くは降らないようだが、早くやんでほしい。
 現在の上田市の天気は曇りで、少し青空も見える程度だ。

台風19号 思いもよらない被害

 台風19号は規模が大きく、そのエネルギーは前に来た台風と比べると何倍にもなる、と事前の天気予報で警告していて、不気味には感じたが「まあ、そうは言っても長野県は、台風の中心とは離れているからそれほどの事は無いだろう。果物の落下が心配だな、」くらいに私は考えていた。

 ところが、雨雲の規模が桁違いで、中心と離れていても台風全体として台風に面した山脈に大量の雨を降らせ、千曲川上流部を中心に中流部や下流も含めた雨量が半端ない量だったのだろう。昨日の夕がたくらいには小諸あたりの千曲川の増水が報じられていたのだが、しだいに夜に入り、千曲川の中流で、堤防付近で浸水の所が報じられ始め、朝起きてみたら下流の長野市では、堤防が決壊して広い範囲で浸水している事が報じられた。

 私が住んでいる中流の部類の上田市でも、堤防が崩れ出しているという事で、そうなれば浸水する地区が多くなるだろう。何とか崩れないで保ってくれることを祈っている。
 これを書いている今も、千曲川、下流部での浸水などが多く報じられている。

 先日、ご一緒に焼額山へ登った「山岳巡礼」の根橋さんのお宅は、長野市柳原で、長野市の堤防決壊か所からそれほど遠い場所では無く、お電話してみたところ、固定電話に「留守にしています」と入っていたので、すでに避難されているのだろうと思うが、どの程度の浸水状況なのだろうか?

 今回の台風、事前に雲の映像などを見ると、大きく広がっていたので、長野県の方まで広がって来る事は当然分かっていたのだが、やはりこんな方までひどい被害が出るとは今までの台風のイメージからは、私には全く想像できなかった。

 東日本大震災以来、想定外といった自然現象が次々に起こってきている。
 昨日も書いたように、必要のないミサイル迎撃システムや戦闘機などに金を使うような事は全く無駄で、もっと、地震や津波、地球温暖化、異常気象など、自然について基礎的な研究をしたり、防災や減災についての備え、開発など、そちらへ予算を使うべきだ。
 自衛隊も軍隊的な『人殺し』的な方向へ発展させていくのでなく、多少は残しておいて、中心は「災害救援隊」的な組織に大改革し、日本ばかりでなく、世界的に救援に特化して活躍する組織にすれば良いのだ。

 政府は、トランプ政権に従って、核についても温暖化、プラスチックごみ、についても人類にとってみて、まともな方向と逆行するようなカビの生えたような古い方向をいつまでとっているのか。

 それこそ「日本の大川小学校化」が進んでいると言える。
 今回の台風を体験し、そんな事を感じた。

(このブログを書き終わってからしばらくしてテレビを見ていたら、上田から別所温泉に向かう電車の千曲川にかかった鉄橋が左岸の堤防が崩れかかり、そちら側の鉄橋が崩れ落ちている映像が放送されていた。大正時代くらいの昔から市民や観光客に親しまれた鉄橋、のどかな信州の象徴的な風物が、もろくも崩れてしまった。今、そういう時代になったのだと、さらに実感。)
 

大川小の裁判 県や市の罪が確定

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた石巻市の大川小学校の事故について、市と県に責任があるとした最高裁の判決がでて、その罪が確定した。
 当然の判決だったと思う。

 この事故について、発生した当時から注目していたので、ブログにも二度、この事故について書いた。

 事故から二年後には遺族による本が出版され、それを読んだ感想を書いている。
https://js30.at.webry.info/201303/article_8.html

 東北地方の他の学校では、子供や教師の犠牲者は一人もいなかった。
やはり、その組織や集団を運営していくリーダーの科学的知識やとっさの判断力、行動力などその欠如によって、その集団の弱者も含んだメンバーの命運が大きく左右されてしまう、という現実を我々は見てきた。

 今回の判決は、「市、県」のレベルの責任を問う裁判だった。
 ところが、「国」レベルの方針に対して責任を問う裁判ではこうはいかないのではないか。

 東南海地震がそれほど遠くない時期に想定される中、福島原発事故の真の原因もちゃんと解明せず、多くの人の反対を無視して電力会社の経営優先で原発を再稼働させていたり、原発事故の真の原因を究明させまいとする力に忖度するような裁判所の判決が出されていたりする。そういう日本という国のリーダー達の姿がある。地球温暖化による台風の巨大化についてもしかり。
 ミサイル防衛システムや戦闘機などに金を浪費している場合ではないだろう。

 日本の『大川小学校化』は現在進行中だ

秋晴れの焼額山

 昨日、「山岳巡礼」の根橋さんと焼額山へ登ってきた。
 私は、焼額山はずっと前、一回だけ、大勢のグループで、ロープウエイで登って、山頂側からスキーで竜王の方に滑った事があっただけで、自分の足での登山は初めてだった。何となく登ってみたいと思っていたのだが今回、初めて登る事が出来た。今年は夏にアルプス登山もしなかったので、今年初めての2000m峰!である。
 南登山道の登り口に向かう。空は素晴らしい秋晴れ。
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 ダケカンバやブナの林を抜けると、スキー場のゲレンデ(コース)の中に道がついている。夏ならこんな道を登るのはとうていごめんだが、今は涼しく、また晴天なので気持ちよく登れる。展望も開けてきた。
 黄色い矢印は笠ヶ岳。写真には無いが、横手山や志賀山など志賀高原の山々が良く見える。根橋さんとあれは何山だ、あれは何山だろうか、などと立ち止まって見たりしながら登っていく。志賀高原の山々は切り開かれたスキー場(コース)が目印になる。あそこは良く行っていた場所です、あのコースの上の方はけっこう急でした、などと根橋さんがスキーの思い出を語る。
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 ダケカンバ林の道端にベニテングタケが生えていた。スキーコースの方にはイグチがけっこう生えていたが古くなってしまっていて残念。そのコースの横は植林されたカラマツ林だったのでハナイグチだったのか?帰りにおかずに新しいのが採れないかと見ると、カラマツ林の下はネマガリダケ(チシマザサ)で覆われているのでとうてい入って採る事は出来ない。菌類に詳しい人が、笹はキノコが生えられない物質を出しているから笹林の中にはキノコは無い、というような事を話していたような事をぼんやり思い出した。(記憶が正確ではないかもしれない)、スキーコースの方にまでカラマツの根が伸びていてそこに菌根菌のキノコが生えているのかな、と思った。

 ずっと若い頃、この奥志賀の雑魚川ぞいの林道からちょっと下りたあたりで、湯田中の義父に連れられてブナ林のキノコ採りに行って、ナメコやカタハ(ムキタケ)を採った事を思い出した。こちらはブナの倒木などに生えるキノコである。ムキタケという名前を思い出せず帰ってからやっと思い出す。二人の会話の中でも山の名なども思い出せない事が多くて「年ですね」とお互いに笑いあう。
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 岩菅山(オレンジ)とたぶん裏岩菅山(赤)が良く見える。長野冬季オリンピックでは岩菅山にスキーの大回転コースを作ろうとし、自然保護から反対運動が起こり、そちらにはスキー場が作られなかった。
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 代わりに焼額山がオリンピックの会場にもなりコースも作られたため、西武資本などでホテルやスキー場が作られ、全山スキー場だらけで、満身創痍の山という感じになっているのだが、秋晴れの山は気持ちが良く、そういった自然破壊の嫌な気分はない。なだらかな長いコースは冬の終わりか春の初めにでもスキーで滑りに来たいなあと思うようなコースだった。令和天皇一家が春先にこのスキー場へ毎年スキーに来ているような気がする。きっと気に入っているのだろう。

 登山道は大部分スキー場の中を登っているが、トレイルランのコースにも使われたようで、所々にその標識が立てられていた。
 コースぞいに外来種のオオキンケイギク(たぶん)が咲いていて種が靴について広がったのだろうかと思われた。図鑑を見ると花期は6~7月となっているがここでは今咲いているのはなぜか?こんな山の中も外来種に汚染されてしまっているのか。
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 焼額山はなだらかな樹林の山で、展望のあるピークや尖った岩稜が無いため、「360度の展望」といった場所は無いのだが、スキーコースには木が全く無いため、所々、狭い範囲の眺望だが良く見える場所がけっこうあった。そして何より今日はすばらしい快晴だ。かつ空気は良く澄んでいる。山岳展望がパズルのように出てくるのが楽しい。

 北アルプスはまだ雪がついていないのが「玉にきず」だが。これは南西の方角。
 黄、槍ヶ岳 赤、奥穂高岳 ピンク、乗鞍岳
(山名は、一応、20万の1図を6つ並べて見て、写真も元の大きなサイズで見て確認して書いてはいるのだが、展望のソフトなど使って正確に同定していないので、多分、間違いがあるとご承知ください。)
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 私が先にけっこうゆっくり歩いていたのだが、1時間少し歩いたら、疲れてしまい、「ちょっと休みましょう」と提案。飲み物を飲んだり、根橋さんにチョコをもらったりして大休止。駐車場所から私たちと大体、同じ頃に歩き出した2人連れと、3人連れの中年女性のグループがあり、その人達を追い抜かしていたのだが、その休憩で抜かれてしまった。
 根橋さんは私より疲れていない感じで、休む必要も無かったように見えた。

 そこから、しばらく行くと、プリンスホテルから出発するロープウエイの終点の頂上駅があり、その手前付近から山頂部へ入る登山道もあったのだがトレイルランの案内表示に導かれたため、その入り口に気が付かず、奥志賀高原からのリフト終点側にある山頂部への入り口の方に回った。しかし、そのため、東北東の方角の眺望が開けていて良く見えた。
 赤が苗場山、オレンジが鳥甲山、黄緑が良く分からないが地図で伸ばしていくと越後駒ケ岳あたりの方だ。ピンクは、谷川岳の方かさらに至仏山の方になるがどちらだろう?
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 ここからトレイルランの道を離れて山頂部の稚児池へと木道が向かうと、急に自然の雰囲気が高い樹林帯に入る。コメツガの貫禄ある老木があった。
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 すばらしい高層湿原帯の世界になる。手前の木はハイマツ。
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 この高層湿原から西側の方角の山々が見える場所があった。
 向かって右側から、黒、? 黄、黒姫山 オレンジ,乙妻山 赤、高妻山 ピンク,雪倉岳 黄緑、小蓮華山 緑、白馬岳 薄緑、杓子岳 青、鑓ケ岳 黒、不帰の瞼あたり? 黒、?
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「この池は前見たのとは違ってちょっと小さすぎるな」と前にここに来たことのある根橋さんが言っているところ。
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 その小さな池塘
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 直ぐ近くのこちらが稚児池だった。
  説明板のせりふ
『 山ノ内町天然記念物 稚児池湿原 面積約5、6ヘクタール
 この高層湿原は、焼額山、標高2009メートルの山頂にあり、泥炭層が厚く堆積し、雪どけ水や雨水で養われている。ミズゴケ類のほか、ヒメシャクナゲ、ワタスゲ、ミズバショウなどの花が美しい。湿原のふちにハイマツ群落があり、その先はオオシラビソ林への移行が観察でき、一帯の原始的な景観が見られる。
 注意、湿原内へ立ち入らないこと 植物・動物・土石類を採取しないこと 山ノ内町教育委員会 』

 これは、非常に小さいとは言え、苗場山の山頂などにある高層湿原と同じ物ではないかと思った。
 これが町の天然記念物?少なくとも県の天然記念物くらいに格上げした方がいいのではないか、という気がした。県は、冬季オリンピック誘致と開発のため、当時、その自然度を低めにしておいたのかもしれない?
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 池の縁に鳥居があり、小さな祠があった。おそらくこの山頂部の場所は神社の神域とされていて、古くから手を付けないようになっていたのではないか?
 スキー場側は、スキーコース以外の場所の樹林の様子を見ると、中腹より下は昔から湯田中の入会地(和合会とか共益会が有名)として利用されていた二次林のような感じがする。なので、スキー場にするのにも比較的抵抗が無かったのかもしれない。しかし、この山頂部の自然を守るには、山頂部のシラビソ、コメツガなどの樹林帯を東側にもう少し広く保護しておく必要があったのではないか。ゴンドラ山頂駅やリフトの終点をもう少し下に下げて、山頂部を守る樹林の緩衝帯をもっと多めに確保すべきだったと感じた。きっと貴重な自然の何かが失われてしまったか、失われつつあると思われる。スキー産業が錦の御旗の当時は、一旦、失われたら元に戻らないこういった場所の価値が大して重視されなかったのだろう。南アルプスのリニア新幹線工事も、きっと後の時代に後悔する事になるのではないか。
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 ムラサキ色っぽいミズゴケ。図鑑を見ると、ムラサキミズゴケというのとスギハミズゴケというのがこんな色をしていたが、採集してはいけないので何だか分からない。緑色のミズゴケはたくさん生えていた。水生昆虫も澄んだ水の中に泳いでいたし、池の底には生き物のはった跡のスジがたくさんついていた。植物も昆虫などの生物も貴重な物がたくさんありそうな場所だった。
 木道に腰を掛けてお昼を食べてから下山にかかった。
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 帰りに山頂部から、西南西の方向が見える場所があった。千曲市~長野市あたりから見ると、鹿島鑓の南峰と北峰が、きれいに並んだ双耳峰に見えるが、今見るこの方角だとそれがもっとくっついて見える。
 でもそれが鹿島鑓と分かるので、右横が五竜岳とすると、その間に見えるのは剣岳だと分かる。
 黄、五竜岳 赤、剣岳 ピンク、鹿島鑓 黄緑、立山かな?
 南北に延びる後立山連峰の五竜岳と鹿島鑓、その西側の山脈の剣岳と立山が、後立山連峰の隙間から見えているのだ。
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 大分下りてきて見上げると、
 黄、根子岳 オレンジ、四阿山 赤、御飯岳 黄緑、笠ヶ岳
 といった山々が良く見えた。
 この他、写真には写さなかったが、横手山が大きく見えていたり、浅間山も良く見える場所があったり、霧ヶ峰方面の後ろに遠く見えたのは南アルプスの山だったのか?
 登りは休憩も含めて2時間強くらい、下りは1時間くらいだった。
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 初めての焼額山、好天とお元気な根橋さんとご一緒に登る事が出来,、貴重なお話を直に聞きながら登れた事、山頂の高層湿原のすばらしさを知った事。現在の自分の体力にちょうど合った山でもあり、幸せな一日であった。