福島第一原発は津波の前に壊れた 木村俊雄を読む1

 しばらく前、古賀茂明ツイッターを見ていたら、この記事が出ていた。
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2019/08/30/109618/
 文芸春秋の9月号に東電の原発炉心の専門家の告発が出ているという。

 文芸春秋という雑誌は買ったことが無いのだが、この記事を読むためだけに、1000円出して買って読むのもためらわれ、ちょっと待ってアマゾンで古本が出てから買ってみた。
 菅官房長官と小泉進次郎の対談や、韓国批判の評論などが最初に大きく出てきて、初めから3分の1くらいの場所にやっとこの記事が出ていた。
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 一読して、これは本当に津波ではなく地震によって炉心が壊れ始めた事が明らかな証拠が出たのだ、また他にも原発という物についての重要な証言が書いてある事が分かる。
 
 新聞を見ると、原子力規制委員会が、中断していた原発事故の原因調査を再開するという。しかし、規制委員会は国会事故調の見解を否定し再調査でも津波が原因という姿勢を示しているという。

 原発事故直後だったら、こんな記事は大きな反響のあるものだっただろう。
 しかし、木村氏の告発は、本当の原発炉心の専門家のものであり、とても重要な証言だと思う。
 8ページほどの内容だが、4つの段落に分かれているので丁寧に読んで順にこのブログに内容を紹介していきたい。

 『木村俊雄氏(55)は長年、東電の技術者として原発の仕事に携わってきた。東電学園高等部を卒業後、1983年に東電に入社、最初の研修先が福島第一原発だった。
柏崎刈羽原発を経て、1989年から再び福島第一原発へ。2001年に退社するまで、燃料管理班として原子炉の設計・管理業務を担当してきた“炉心屋”である。
 東電社内でも数少ない炉心のエキスパートだった木村氏が、自身が手に入れたデータをもとに、福島第一原発であの日、何が起こっていたのかを解説する。』