安倍政権の世論誘導成功?

 安倍首相の支持率がここにきてグンと上がったとNHKの世論調査が伝えている。
 これは、今、問題となっている韓国とのもめごとで強硬な姿勢をとっているからなのだろう。その現政権の姿勢を良しと感じている人が大勢いるという事なのだろう。

 日本は、韓国への輸出規制を韓国の徴用工問題に対する報復でやっている訳だが、『徴用工』について自分でも良く分かっていないので、何か参考になる本は無いかと、アマゾンで、『韓国 徴用工』と打ち込んで本を検索してみると、1ページ目から、韓国が間違っているおかしな国で、日本は正しく、良い事をしてきた、している。という論調の本がズラッと出て来る。

 例えば、「韓国への絶縁状:変見自在セレクション」・「でっちあげの徴用工問題」・「韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択」・「徴用工と従軍慰安婦 韓国、二つの嘘」・「「徴用工」の悪心」等々。韓国人が韓国を批判したような本もあるようだ。
 かの百田尚樹の書いた「今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~」などという本もある。

 読んだわけではないが、カスタマレビューなどを見ると、特に歴史的な背景をしっかり追って書かれたというより、歴史の現象をつまみ食い的に利用したり、現在起こっている問題についての安倍政権寄りの主張を応援し、韓国を嫌いになるように持って行く内容に思えた。
 一体、こういった本を発行する資金源はどこから出ているのだろう。

  そのような政権寄りでないものは、検索の最初のページの方には、とても少ないようだ。赤旗編集局の「韓国・朝鮮植民地支配と日本の戦争―三・一独立運動100年から考える」という本が何となくまともな事が書いてあるのだろうな、というくらいだ。

 さらに検索していったらこの本が出てきた。

 『徴用工の真実』-強制連行から逃れて13年― 早乙女勝元著

 著者が『早乙女勝元』といったら東京大空襲について本を書いた作家で有名だから(読んだことは無いが)ちゃんとした本だろう。これなら気軽にも読めそうだと思い、購入してみた。

 評論家や学者?で無く、作家(児童文学の作家でもある人らしい)なので、読みやすく、「徴用工」とはどういう物か。また韓国の人の日本へのイメージがどういう物か、そのわけについてもよく納得できるものだった。
 「徴用工」とは何か?なぜ韓国の人は、あのように日本に怒るのか? 本当に韓国はおかしな国なのか?
 そんな事に疑問を持つ方々が読んでみたら良いのではないか。
 内容については、もう少し詳しく読んで紹介していきたい。