NHK・Eテレで、映画「ひろしま」を見て

 昨晩は夜更かしをしてこの映画を見ていた。

 NHKのETV特集で、この映画について知ったのだが、ユーチューブでその番組と、映画について端的に説明しているよい動画があった。
https://www.youtube.com/watch?v=UwnaJtPuP1g

 これは、1953年に作られた映画で、原爆投下から8年後だ。
 ちょうど、東日本大震災の津波を体験した人達が今年その映画を作っているような物で、何十年もたってから空想やCGで作っているような作品とは全く違う。

 この映画は、東西冷戦の真っただ中、原爆使用も案として浮上した朝鮮戦争が停戦したばかりの時期に作られた物で、当時の日本の保守勢力回帰の中で、「反米的」と配給が中止され、多くの人々に知られる事の無い映画となってしまった。私は映画を見て、上記のユーチューブ動画でアメリカの大手メディア会社のプロデユーサーが語っているように、「これは、反戦映画であり、反米映画とは思わない、当時の時代そう思われた事は理解できるが、原爆を投下する決断が正しかったか間違っていたか、ではなく、その結果がどうであったか知る事は別に反米では無いでしょう。この映画を配信できる事を誇りに思う」と言っていた言葉の通りだと思った。

 被曝シーンの真柏性だけでなく、当時の子供や人々の様子がマンガ「はだしのゲン」の内容と重なったりもして、あらためて両方の作品の真実味を感じた。
 何と言っても、これに協力した当時の広島の人や日本の人々のすばらしさを感じた。原爆の被害にただ打ちのめされているだけでなく、また単に復讐に燃え、こちらも核武装などと考える方向でなく、このような芸術的な映画に作り上げ、反戦の気持ちを人々や世界に訴えた当時の日本の庶民や映画人を本当に誇りに思えた。出演する子供たちの被曝者の演技の本気度も素晴らしいし、衣装や舞台装置なども良く再現している。また当時の日本の俳優たちも内面的な美しさを感じる。
オリバー・ストーン監督が、ETV特集で,この映画が「詩的でもある」と言っていた言葉もあったが、白黒の画面で返ってそういった効果もあるかもしれない。

 アマゾンを見ると、この映画のDVDが販売もされていて、カスタマレビューを見ると、リメークされた原爆資料館を見る前にこの映画を見て、その後、原爆資料館を見ると良い、と書いてあったが、先日テレビで資料館を見ただけだが遺品や被爆者自身が描いた絵などもあり、この映画とあいまって原爆の被害を強くイメージする事が出来るかも、という気がした。
私は、まだ広島の原爆資料館へ行った事が無いので、行ってみたくなった。行く前にはもう一度この映画も見てから。



 
 

日韓問題について、「韓国現代史」を読んでみた

 日韓関係について、ニュースの取り上げ方や、マスコミのコメンテーターが言っている事がどうも納得がいかない、もどかしい気持ちなので、知識を得るため、何か良い本は無いかとアマゾンで調べてみると、この本が出てきた。カスタマレビューを読んでみると「韓国を学ぶのに適当である」という感想が多く、☆4つくらいが多かったので、古本を注文してみた。
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 本の帯
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 読み終わってから気が付いたが、さらに「新・韓国現代史」という同じ著者の、最近の動きも入れた物が出ていた。韓国現代史は、2005年のノムヒョン大統領までで、それ以後は「新」の方でないと出ていない。
 著者はこの方 ウイキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E4%BA%AC%E6%B4%99

 本当にななめ読みなのだが、この本を読んでみて、「ああ。韓国の現代史はこんなに大変だったのか」と初めて知る事が出来た気がする。
 本の帯に書いてある事の意味が分かった気がする。

 日本の敗戦で、権力の空白が起こった訳だから、どんな風になったのだろう?と思っていたのだが、勿論そこには大きな激動が起こっていた事が分かった。
 また、私のイメージでは、北はソビエト軍が入ってきて、南はアメリカ軍が入ってきて、それぞれが自分の支持する政権を建てさせた。くらいの物で、大した混乱も無かったような風に思っていたがそれは全く違っていた。

 敗戦で日本が引き揚げてから、朝鮮半島の各地で住民による多様な自治組織が噴出したり、また総督府から行政権を譲り受け国を立ち上げる準備をした勢力もあったり、またソビエトやアメリカにいた金日成や李承晩などが、それぞれ背後の勢力とともに帰ってきて勢力拡大し、それらがそれぞれぶつかり合う。また大戦終結時にルーズベルトとスターリンで決めていた朝鮮半島の「信託統治」という一定期間の間をへて朝鮮半島の独立の案もルーズベルトの死や、冷戦構造の始まりで実質が無くなっていく。またその信託統治案についても朝鮮国内では賛否がうずまく。
 そして38度線をはさんで、まさに左派、右派、民族派、などがぐちゃぐちゃになって自分の勢力を拡大するために戦うような状況になっていく。そして日本統治時代に地位を保った親日派などの要素もあり、さらに複雑さが増す。

 しかし、戦後史全体は、東西冷戦構造については、基本的には日本と同じなのだなあ、という事が分かる。日本も敗戦後、民主化といった雰囲気が噴出し、保守勢力への批判が高まり、続いて東西冷戦の高まりとともに、アメリカの方針で右派が巻き返して左派と対立する、対立が激化する。その後、右派が政権を取る。といった構図までは、日本と韓国もほぼ同じという事が分かった。ただ、その後の韓国は日本とは違う。

 日本が引き揚げ、ソビエト、アメリカが入ってくる事、韓国内の右派、左派、の争いの激化、など本には済州島の事件が取り上げられていたが、虐殺などもある凄惨な政争が繰り広げられる。そういった韓国国内の混乱の中で、北朝鮮が韓国に攻め込んでくる。この背景には中国共産党が内戦に勝利して、中華人民共和国が成立という時期的な事、韓国内部での左派勢力の台頭もある事が、この本を読んで分かった。ただ単に金日成の野心だけでなく、これは、良いチャンスと考えた情勢も無理のない状況だったのかもしれない。スターリンや毛沢東の意向もあったのか、北朝鮮側があれほど急速に釜山まで迫る事が出来たのはそういった背景があったからだという事も分かる。
 そして、その時点でアメリカの本格的な軍事介入が始まり、朝鮮戦争となる。アメリカの本格参戦で、北朝鮮は追いつめられるが、今度は中国が参戦、泥沼の戦争となる。ソウルも何度も占領されたり占領したりが続く。戦闘それ自体で人が死ぬばかりでなく、その中で、それぞれの勢力が反対派を殺したりする事も多くあった。まさに混乱の極みの状態で、国民はどのような悲惨な目にあったのか計り知れない。
 
 横道にそれるのだが、日本は、韓国と違い、アメリカが全土を占領し(北海道や東北北部がソビエトに侵攻されないうちにポツダム宣言を受諾した天皇や周辺の判断がいかに賢明だったか、軍部の言う通りに本土決戦などやっていたらどうなっていた事か)、マッカーサーが天皇に直接会ってみて、『天皇制』とその支配構造を残して日本統治に利用する、という判断は、戦争責任の所在をうやむやにする原因となった訳だが、やはり敗戦の時点では現実的な成り行きではあったと言えるのだろうなあ、とこの本を読むと感じる。
 韓国と日本を比べて見ると、この東西冷戦が国の中で国が分裂して行われてしまった事、統治機能のような物が、日本撤退で0から始めなければいけなかった事、朝鮮王朝はすでに無く、日本の「象徴天皇」のような国民統合の旗印も無かった事、など本当に大変だったことが分かる。

 韓国は、朝鮮戦争後、軍事クーデターが起こり、朴正煕(パク・チョンヒ)が大統領となる。その後も軍事クーデターがあったり、また光州事件などそれに抵抗する民主的闘争なども起こったり、その間に、逮捕されたり殺されたりというような激しい政争が国中で続く。
 右派と左派という感じなのか、独裁と民主勢力の戦いというのか、よく分からないが日本などより格段に激しい。朝鮮戦争後、38度線をはさんで、常に対立する別の体制なので、戦争が起こっても不思議では無い状況だから、それぞれが命をかけて戦って当然かもしれない。

 李承晩から曲折をへて政権を奪った朴正煕(パク・チョンヒ)は、日本の士官学校を出た人で、もちろん右派的な人。軍事独裁政権的なものだ。この時代、韓国はアメリカの要請でベトナムに派兵し、アメリカからの支援を受けたり、日韓条約を締結し、日本からの賠償金も得たり、また産業も発展させる。ちょうど日本が朝鮮戦争で経済的に復活したり、しばらくして高度成長時代に突入していった感じと良く似ている。

 今、問題となっている「日韓条約」の締結の時の様子がこの本に書かれている。少し長くなるが、ここにその状況を紹介してみる。
(この本が書かれたのは2005年なので、今の日本の状況は、本に書かれている日本と違っているが)
 これを読むと、ただ単に日本人が「日韓条約で決まった事だ。国と国の約束だから」などと杓子定規に言っているのでなく、韓国の当時の状況や韓国国民の気持ちも想像してこちらも対応しなければいけない事が分かる。
 そんな知恵も、心も無い現政権にそんな事を求めても無理だが、せめて国民はマスコミの扇動にのるべきでは無く、なぜ韓国人がこだわるのかをしっかり知るべきだ。

『 日韓条約
 一方、韓国の経済成長は、1967年の日韓条約にともなう「経済協力」にも支えられていた。すでに述べたように、韓国経済のテイクオフの時期(66~72年)に導入された外資は40億ドル、その内訳は大雑把にいうと、アメリカがその半額を負担し、残りは日本(約11億ドル)と、西ドイツなどのヨーロッパ諸国(10億3000万ドル)がほぼ4分の1ずつ負担している。日本からの資金の多くは、日韓基本条約とともに締結された「日韓請求権および経済協力協定」にもとづく無償資金と借款によるものであった。それは歴史の清算を棚上げしたまま、請求権については「完全かつ最終的に解決された」(第一条)という、言質を代価にして引き出された資金であった。2005年1月に韓国で解禁された公文書でも徴用や徴兵などによる補償は韓国政府に委ねられたとされているが、条約締結後に韓国政府が支払った補償金は、死亡者一人当たり30万ウオンにとどまっている。
 日韓交渉は、51年10月、GHQ外交局の一室での予備会談に始まり、李承晩政権期だけでも第一次(52年2~4月)から第4次会談(58年4月~60年4月)まで8年に及ぶ交渉が積み上げられていた。この間、日本漁船が拿捕された李ライン問題、さらに植民地支配が朝鮮の近代化に役立ったとする久保田発言(52年の第二次、53年の第三次会談)などをめぐって紛糾し、交渉は難航した。アメリカ側は朝鮮戦争やベトナム戦争の後方を固めることや、アメリカ主導の地域統合という観点からこれを推進した。だが、李承晩は反日を生きた“国父”たることを正当性の拠り所とする指導者であり、日本との交渉にのぞむ姿勢はきわめて硬かった。日本側も植民地支配の反省は、保守政権の歴史認識についてはもちろん、国民の歴史感覚という面でもいまだ稀薄な時代であった。

 李承晩政権が倒れた60年は、日本でも安保闘争がたたかわれた年であった。この安保闘争は、日本の軍事大国化にブレーキをかけ、平和憲法の下での経済大国化という路線(所得倍増路線)を定着させた。このことは、アメリカのアジア政策のなかでの韓国の軍事的役割を否応なしにクローズアップさせた。そういう中でクーデターがあり、すでに述べたような内容の金・大平メモ(62年11月)が交わされたのだった。
 63年には、ゴ・ジンジェム政権が倒壊してベトナム情勢は緊迫し、日韓関係改善に向けたアメリカの圧力は一段と強まる。しかし学生たちを主体とする激烈な反対運動がこれに立ちはだかった。64年春、学生たちのデモは激しさを増し、野党や言論もこれに同調して韓国中で条約反対の機運が沸騰した。このとき、バーガー米駐韓大使は次のように国務省に打電している。
「韓日会談反対のデモは現政権が生き残ることができるかどうかを試す最初の舞台だ。学生たちのデモが静まらない場合、政府が武力の使用を強化し、究極的には戒厳令を宣布しなければならない状況に直面するであろう」
 予言は的中した。6月3日、ソウル市内の一万人余りの大学生がデモに及び、政府は直ちに戒厳令を宣布し1200名が逮捕された。さらに、中央情報部は、8月14日、“6・3事態”を背後操縦した人民革命党を摘発したと発表した(第一次人民革命党事件)。国内の反対勢力を北の浸透・工作と結びつけて弾圧する李承晩時代からの常套手段で反対勢力を威嚇したのだった。

 日韓会談は64年12月の第七次会談で妥結し、翌年2月仮調印、6月本調印、12月批准となった。学生たちは批准阻止闘争などを展開したが、衛じゅ令がしかれ、警察と軍の力でデモは封じられた。こうして押し通された日韓基本条約は、条文に植民地支配の謝罪はなく、その第二条に日韓合併条約以前に結ばれた「条約および協定は、もはや無効である」と規定されるのみであった。韓国側は、日韓併合条約は当初から違法で無効であると解釈したが、第二条は、併合条約が締結当初は有効であったとの解釈の余地を残す規定であった。
 日韓条約はアメリカからすればインドシナ戦争の後方支援の体制づくりとして結ばれた条約であった。すなわち、韓国がインドシナ戦争に軍事的に貢献し、この韓国を日本が経済的に支える仕組みがこの条約によってつくりだされた。この時期は、日本経済自体も、資本財と耐久消費財の双方の機械製品に対する大量で安定的な海外市場(前者→アジア、後者→欧米)を必要とする段階にあった。一方で、借款や輸出信用の形で韓国にもたらされた日本の資本財や中間財は、十分な輸入代替工業化を迂回するように輸出指向へと走った韓国の生産力基盤の拡充にも役立った。』

 長くなったが、「日韓条約」を取り巻く状況が分かると思う。
 
 韓国はこの後、また軍事政権や、それに抵抗し、民主政権が様々な事件を通して出来て来て、日本でも良く知られている金大中が大統領になったり、この本の最後の部分はノムヒョン大統領で終わっているが、韓国現代史の中での、軍事独裁的政権 対 民主勢力の戦いは激しい物で、その中で様々な犠牲をはらって、日本とは違った国家の独裁に対して抵抗する強い民衆の意識と言った物が育ってきているような感じだ。

ノムヒョン政権では、「過去史法」という、国民に対する国家機関の人権に対する不法行為の真相を明らかにし、謝罪する賠償と補償は時効の適用を排除して行う。という法が成立した。
この法の適用範囲は①植民地期の独立運動、②解放から朝鮮戦争に至る時期の民間人集団虐殺、③建国後不当な公権力の行使によって発生した疑問死、④大韓民国の正当性を否定するテロ行為など、近現代史の人権蹂躙、疑問死、テロなどすべてを対象とする包括的な立法という。
 ただ、成立過程で当時の野党ハンナラ党の朴正熙の娘パク・クネが、④の部分で反対するが、ちょうど竹島の問題が浮上してきて、④も認めたという。
 こう見ると、韓国の歴史は本当に多くの人が戦争や政争で死ぬような厳しいものであったと分かる。その歴史の中で人権についてまともに向き合って真相解明する姿は、日本が学ばねばならない点だろう。

 その後、パク・クネが大統領となり、その時代に日韓の慰安婦の合意がなされ、さらにパク・クネを批判して退陣させた現在のムン・ジェイン大統領になっている訳だ。ここでも右左と揺れ戻しがあった訳だ。

 なるほど、韓国民がいつまでも過去の謝罪について求め続ける事もその自国の歴史の流れの中で理解できる気がするし、こう見ていくと、韓国の最高裁が徴用工の個人としての賠償権は認められているとの判断は、韓国の政治や法律の流れの中で正しい事を言っている訳で、日本としてもヒステリックに子供じみた反論をしているのではなく、冷静に大人の交渉をするべきなのだ。

 本当にななめ読みで詳しく読んでいなのだが、とは言え、もう一度この本をちゃんと読み直す意欲は今の私には無い。「まんが日本史」ではないが、この韓国現代史を元に「まんが韓国現代史」くらいの内容の物をどなたかに是非作っていただき、私も含めて多くの日本人もざっと韓国の苦難の戦後史の概要を知る事は必須だなあ~、(私のように、今の日韓状況をよく分からないなあ~ともどかしい思いをしている人がいる訳だから、けっこう売れるかもしれない)
 また、私は、イ・ビョンフン監督の韓国時代劇が面白くて良く見たが、例えば日本のNHK大河ドラマと韓国歴史ドラマの違いは、この韓国現代史と日本現代史というバックグランドの違いなのかもしれないと思った。韓国の現代史はどこかイ・ビョンフン監督の韓国時代劇の雰囲気があり激しく面白い(と言ってはいけないが)

 ただ、現政権のような「歴史改ざん主義者」の人達の叫んでいるような事だけを主に取り上げていたり、忖度か掘り下げなく表面の現象だけを伝えているマスコミだけを見て、その情報だけで韓国民を非難する事は出来ないなあ~と今回感じたところだ。

 韓国を良く知る事は、日本を深く知る事にもつながる様な気がする。
 また北朝鮮があのような状態なので、いつどのような事態が朝鮮半島に起こって来るのかもまだ流動的だ。日本人も含めて、朝鮮半島の人々が幸せになれる様な道を探るのが政治だろう。
 



NHKスペシャル 全貌 二・二六事件 ~最高機密文書で迫る~を見た

 今日は、終戦の日だ、日本がポツダム宣言を受諾した事、すなわち敗戦となった事を天皇が国民に知らせた日だ。その日にちょうど合わせた番組として放送されていた。

 番組は、陸軍将校が起こした二・二六事件を、海軍側が極秘に記録していた最高機密文書が最近、発見され、それに基づいてこの事件を再現したもの。この資料は海軍の上層部だけが知っていたものであり、これまで全く知られていなかった第一級の資料だという。

 海軍は陸軍と距離を置いて、秘密裏に陸軍側の情報を収集していて、この事件の全貌がはっきりと分かるものだった。今まで二・二六事件の関係のテレビ番組やドラマ、映画なども色々と作られているのだと思うが、これほど客観的に詳しく全体像が分かる物は無いであろう。従って内戦が起こりそうな危機的な状況が、非常に臨場感があり、タイムマシンで過去に戻って見ているような感じの迫力があった。

 海軍は、この事件が起こる1週間も前に、憲兵隊からの通報で、事件を起こす首謀者や殺される政治家などもちゃんと分かっていた事がこの資料から伺えた。つまり分かっていながら何も対策も取らず、黙認していたという事になる。
 また、陸軍上層部のいいかげんな対応から青年将校を利用したといってもいいような状況もはっきり分かる。

 番組では、この二・二六事件を境に、陸軍には何も言えないという空気が、政治家や財界人、人々に広がったり、事件の収拾に動いた天皇の力が結果として強まって、それを利用して軍部が暴走し戦争を起こし、事件から9年後には壊滅的な敗戦の日本となってしまった事を述べ、この事件が戦争へと進む大きなターニングポイントとなっている事を示した。
 また、このような秘密の文章が国民の知らない所で作られていたような状況が日本を誤らせたのだが、現在の日本でもそういった事が行われているのではないか、と国民に問いかける様な最後の部分であった。(どういう風に言ったかちょっと正確には思い出せないが)

 NHKのこの番組を作った人達も、現在の日本で公文書などが国民の目の届かないところで、改ざんされたり、黒く塗られてしまうような状況。またさらに恐ろしく感じる事は、文民統制など出来る能力の無い防衛大臣が生まれていた現在の状況。アメリカとの密約なども一部の政治家などしか知らずに国民の目から隠されている様な現在の状況に、当時の日本と変わらない物を見て、大きな危機感をいだいているのではないか、と番組最後の言葉に共感を持った。

 この番組の再放送は、8月18日(日)午前0時35分~1時47分(17日深夜)
 先日のNHKスペシャル、かくて“自由”は死せり ~ある新聞と戦争への道~は、13日深夜にやったようだが、これも深夜の再放送だ。
 こんな時間に再放送をやっても、家のテレビのように録画機能が無かったり、録画装置が無い人はおそらく見る事が出来ない事だろう。それほどテレビをいつも本気で見ていない人で、前回を見ない人が、あらためて目に触れる事も無いだろう。せめてこういった国民が知らねばならない重要な番組は11時頃からやればいいのにと思う。
 それこそ「公共放送」の使命ではないのか。

NHKスペシャル かくて“自由”は死せり ~ある新聞と戦争への道~を見る

 番組の予告を見て、これは興味深いものと思ったが、本当に興味深く勉強になる番組だった。

 番組の紹介は以下の様なもの。

『なぜ日本人は、戦争への道を歩むことを選択したのか。これまで"空白"だった道程を浮かび上がらせる第一級の史料を入手した。治安維持法制定時の司法大臣・小川平吉が創刊した戦前最大の右派メディア「日本新聞」である。1925~35年に発行された約3千日分が今回発見された。発刊当時、言論界は大正デモクラシーの全盛期。マイナーな存在だった"国家主義者"は、「日本新聞」を舞台に「デモクラシー=自由主義」への攻撃を開始する。同志の名簿には、後に総理大臣となる近衛文麿、右翼の源流と言われる頭山満などの実力者が名を連ねていた。国内に共産主義の思想が広まることを恐れた人たちが、日本新聞を支持したのである。さらに取材を重ねると、日本新聞は地方の読者に直接働きかける運動を展開していたことも明らかになってきた。そして、ロンドン海軍軍縮条約、天皇機関説排撃など、日本新聞が重視した事件がことごとく、社会から自由を失わせ軍の台頭を招く契機となっていく。知られざる日本新聞10年の活動をたどり、昭和の"裏面史"を浮かび上がらせる。

※登場人物に扮した俳優が、当時の原稿や発言を朗読。小川平吉役は、伊武雅刀さん。他に石丸幹二さん、正名僕蔵さん、小林勝也さん、高瀬哲朗さんが出演。』

 番組の初めに、「濱口雄幸首相」を東京駅で暗殺しようと重傷を負わせた、「佐郷屋留雄」という人の命日?にその墓前に大勢の人が集まっている映像が出てきて、私は、一瞬、「浜口雄幸」の命日に関係者が大勢集まっている所を写しているのか?と思ってしまったが、参列者の人たちの雰囲気がそんな感じではなく、「ああ、これは、その佐郷屋という人の流れをくむ右翼団体の行事なのだな、」と理解できた。
 浜口首相を暗殺しようとした人など歴史の中でその意味がすでに消え去っている人物なのだと私は思い込んでいたので、それが現在の日本でも生きている事に驚いた。そして現在の日本の状態を見ると一面、納得した。

 小川平吉がこの「日本新聞」を作った当時、大正時代、普通選挙が実現し、大正デモクラシーの時代であった、アメリカなどの影響で、自由主義的な雰囲気も広がり、普通選挙が始まり、ロシア革命の影響で労働運動なども盛んになる。一般の新聞には、マルクス主義の本の宣伝などが大きく出るような一般の世相であった。現在の世相の雰囲気に近いものがあると思う。

 そこに危機感を抱いた人たちがこの「日本新聞」を作り、また支援した。
 小川平吉は、法務大臣時代、治安維持法の制定に力を発揮した人だという。万世一系の天皇の国体を絶対視し、アジアなどへの軍事進出も理念としている。天皇制を否定する共産主義が日本に広まる事を恐れた。
 小山平吉の遺品の中に中国大陸へ進出する計画が分かる様な手書きのアジア地図が見つかっていた。

 日本を特別視するこの「日本主義」の10年の活動の後、国民の意識は、小川の意図しているような方向になり、小川は目標を達成し、新聞も休刊とする訳だが、番組ではその間の3000日分の「日本新聞」の見出しの言葉すべてを分析すると、ちょうど、今の「ネトウヨ」が売国、非国民、などという言葉を使って、攻撃しているのと同じように、自由主義、議会政治、軍縮、など小川たちに反対する考えを持った人達の言論を同じような言葉で攻撃して潰していた事が分かる。

 1930年の浜口首相のロンドン軍縮条約締結では、国民にも支持されていた軍縮と国際協調路線の浜口を批判して、明治憲法にある統帥権という言葉を持ち出し、統帥権干犯と浜口を批判、結果として天皇を利用した軍部の拡大に力を与える。

 1931年の満州事変では、それを聖戦と主張する。

 1932年の5,15事件では、テロを起こした軍人の減刑嘆願運動を起こし、そういったテロが国のためだという意識へ世論を導く。

 1935年の天皇機関説の問題では、統帥権干犯を持ち出し、東大の美濃部教授を攻撃し、軍部もそれを利用し今まで通説となっていた天皇機関説を国会でもそれを削除させてしまう。天皇が選挙によって出来た議会と政府による機関の一つではなく、天皇を利用する軍部に絶対的な独裁的権力に集中するようになる。
 そして、議会政治を支える政治家や財界人などを次々にテロで暗殺する事を裏で支援したりもする。2,26事件、血盟団事件、などが起こり、言論の自由は抹殺されていく。

 そういった、流れが実際の戦後の証言テープなども使い、とても良く理解できた。

 番組では、長野県下伊那の小学校の音楽教師だった、小林八十吉という人の地方に残るテープなどの資料や遺族が持っている記録を追って、一般の人々がどのような思想の移り変わりをしていったのか、を示していた。
 下伊那では当時、若者が社会を学ぼうという機運が盛り上がり、自由主義やマルクス思想なども学ばれていたようだ。
 小林はそういった風潮の中、小学校の音楽教師として、自由主義的、理想主義的な雰囲気の中、自腹でピアノを買って教室に持ち込んで、世界の音楽も教えるような事までしていたが、「日本新聞」の思想を地方に広める役をしていた中谷武世の影響もあり、音楽教師は辞め、逆に国粋主義者としての活動を地方で始める。

 その背景には、世界恐慌による不況で地域の養蚕などの産業が壊滅的になったりし、自由主義どころではない、と思ったり、議会政治が汚職まみれで、泥仕合の様な政争ばかりになっている事もあり、人々の気持ちも、議会政治や自由主義を離れて、軍部が力を持ち大陸へ進出する、天皇絶対の日本主義に惹かれる、その小林のような移り変わりをしていく過程が良く分かる。
 軍も、そういった人たちの軍国主義の運動を支援する資金を出してもいた事が伝えられていた。

 この地方へ「日本新聞」の思想を広めるために活動し、小林とも関わった「中谷武世」という人の存在も番組では、伝えられていた。彼は、そういった「日本新聞」を地方へ広める活動をしていたが、彼の東大での先輩が岸信介であり、後に岸の政治団体に入っていくように中谷と岸の思想の共通性も番組では示されていた。

 また、番組では、美濃部達吉の天皇機関説を批判した私学の大学教授の子供(老人)にもインタビューされていたが、まさにその教授は、神がかり的に天皇を崇拝するようなタイプの人だった。その教授は戦後自死した。

 下伊那の小林八十吉という人の残っている日記を見ると、終戦の頃の日記の部分が破り取られていた。彼の子供(と言っても老人)の話によると、戦後はそういった事は子供達には一切話さず、会社員として一生を終わったようだ。
 日本新聞の賛同者に名を連ねていた東条英機や近衛文麿は戦後、処刑されたり自決して死んだのだが、当の小川平吉は敗戦を待たずに亡くなる。

 番組では、自由主義を主張するが、政争の具として統帥権干犯を持ち出すという過ちをおかした鳩山一郎や、中谷武世との関係で岸信介などの姿も出てきたのだが、本当に戦後の政治は、この戦前の流れと全く無関係にあるのでは無い事も分かる。
 戦後の政治では、戦争へと国民を導いた人達の多くが復活していた事が分かる。

 番組を見て、とは言え、10年という短い時間に、戦争へと大きな流れを作ってしまったのは、どうしてかと思うのだが、何と言っても明治以来、沖縄を日本に組み入れ、台湾を併合し、韓国を植民地とし、満州の権益をねらって侵出していった軍部や経済界などの大きな流れというか土台があったからこそ、そのように急激な変化を起こすことが出来たのだと思う。また、すでに治安維持法が成立した後の動きでもある訳だ。

 とは言え、現在、嫌韓本が書店にあふれ、マスコミは「日本素晴らしい」の番組が多く作られ、一部のマスコミや多くの社会の場で、自己規制による言論の不自由が広まっている。「表現の不自由展」がこういった批判で中止になったニュースも戦前では無く今の日本の話だ。司法もおかしくなってきている。やはりその根底には、同じ要素が存在している事が分かる。

 現在の憲法は「国民主権」なのだが、自民党の憲法草案では、天皇に主権がある方向だ。現政権が「徴用工」問題に拘るのは、そういった己のよって立つ「戦前の思想」への批判だからである。現在の日韓問題は、これをテコに世論を「戦前の肯定」「憲法の精神を変えてしまう」へと誘導している事に国民は気づくべきだ。

 現在では、大陸への軍事的な進出という土台は無いのだが、代わりの土台として、終戦後から一貫してアメリカの属国的な『土台』の上に日本が存在しているという事なのだろう。その違いが今後、どういった方向へ日本の未来への力学が働くのだろうか?
 戦前の様な日本の破滅へと向かうのではないかという事も注意深く見て行かなければならない。

 いずれにせよ、色々な事が分かる良い番組であったと思う。高校生ぐらいの歴史や政治の教材としても、とても利用価値があるのではないか。NHKはさらにこういった方向の深く掘り下げた見ごたえのある番組をどんどん作ってほしい。
 
 

日韓の若者の意識

  日韓の対立が問題となり、困った事だなあと思っているのだが、一昨晩のTBSニュースキャスターをちょっと見ていたら、日韓の対立の裏で、双方の若者たちの意識は違っている、という事を報じていた。
 日韓の10代、20代の若者についての話である。

 韓国で今、流行っているのは、日本食だという。日本食の食堂が集まったビルのような建物が紹介され、そこに食事に来る若者たちは、大人たちは対立しているようだが、日本食が美味しいので良く食べに来ている事、両国が対立しないでほしい。という気持ちを話していた。
 また、街の若者に聞くと、私など全く知らない(当然だが)日本の若い俳優、タレントなどを良く知っている。

 一方の日本では、新大久保に集まる日本の若者が紹介されていた。現在は第三次韓流ブームだという事で、韓国のメイクやKポップのファンが多いという。
 
 識者の話によると、今では、日本と韓国の経済的な差がなくなり、お互いに似ている文化や経済的な環境で育った同じ若者たちが、良く似ている隣人、という感じでこだわりなく「近くの家の隣の友達」という感じになっていると話していた。
 韓国の方も過去の歴史は大分昔の事となって若い世代にはあまり歴史についてこだわりがなくなっていたり、日本では「冬ソナ」などにはまった母親世代の子供が若者になっていて、子供の頃から韓国に全く違和感が無く親しんでいるという。

 日本の若者のインタビューでは、「Kポップなどのダンスや歌などクオリティーが高いのでいい。そういった事を知らず、今でも韓国の方がレベルが低いような馬鹿にしている人がいるので頭に来ちゃうよね~」と言った感じに話していてなるほどなあ~と思った。

 歴史をしっかり知らなくてはいけない、という面もたしかだろうが、
 現在の状況は、日韓双方の政治家が政治の面で大人の人心を利用しているだけであり、若者たちは、日韓問題は、あまり気にせずとも、もっとグローバルな動きの中で、隣の友達、といった感じになっていくのかもしれないな、という気もしたし、期待したいと思う。
 

 ETV特集「忘れられた“ひろしま”~8万8千人が演じた“あの日”~」を見た

 番組の紹介HP
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259675/index.html
  昨晩、これを見た。この番組の再放送は、15日午前0時(という事は14日の夜中か)
 そして、この「ひろしま」という映画自体、17日午前0時~(という事は16日の夜中か)に放送されるという。
それについてのYahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190806-00000047-nataliee-movi

 10日のETV特集で、この「ひろしま」という映画についての事が色々と分かった。
 この映画は、どうして作られたかというと、敗戦後間もなく、原爆については占領軍であるアメリカが、日本国民が反米感情をいだいてはいけないと、原爆に関する情報を検閲し、広まらないよう、知らせないようにしていたため、日本国民はあまり原爆について知らない状態であった。

 朝鮮戦争が始まって泥沼化し、マッカーサーが再び原爆を使う事を言うような状況になった頃、長田新という自身も被曝した教育学者が、何とか再び原爆が使われてはいけないという思いから、原爆の子供の体験を集めて本に出し、世の中に訴えようと考えた。
そして、その大学生たち(一人の方が証言者として出ていた)が、学校にお願いに回り、子供たちの体験を集め、それが岩波書店から「原爆の子」という本となって」出版された。
体験談は、1000人以上から集まったという。

 その体験談を書いた一人の子が、この本を映画にぜひ作ってほしいと考え、アドバイスを受けて、それを当時の日教組へ頼む。
 日教組は、終戦後アメリカの民主化の働きかけで出来るが、冷戦の始まりとともに、子ども達をふたたび戦場に送るなというスローガンの元、アメリカの方針と対立するようになっていた。日教組は、教師一人50円カンパで、今でいうと2億円以上の金がその映画化のために集まった。

 映画のため、一流の映画人が集まったという。私が知っているのは副監督に熊井敬の名があった。女優は当時人気があった月丘夢路が広島出身という事で、自ら会社の反対を押し切って無償で出演した。
 演技したのは実際に広島で被爆体験のある少年少女たちだった。「原爆の子」へ作文を寄せた子らも参加した。
 当時中学生だった番組に出た方が、映画の撮影時、過去の現実が撮影時にフラッシュバックされてつらく、吐きそうになった、などとそのつらさを話していた。その壊れた家などの舞台装置などもとても大掛かりに考えて再現され、現場の物なども実際の物も使われたり、焼けた衣類など、これは原爆で亡くなった子のものですと涙ながらに持ってきた母親もいて、そういった物も使われているという。

 2か月にわたって撮影が続けられ、次第に市民からも何か協力できないか、と多くの申し出もあり、最後の場面では、台本を変更、2万人もの市民が原爆ドームに向かって行進していく場面が撮られる事となった。

 こうして、1953年8月にこの映画が完成する。
 ところが、試写会の段階となり、大手映画配給会社が、「あまりにもこの映画は反米的だ。」として配給を拒否する。そこで自主的に細々上映され、国際的な映画賞もとったのだが、ネットなども無い時代、ほとんど人々には知られなかった。

 この背景には冷戦があり、当時レッドパージなどもあった時代で、メディアのアメリカやそれに追随していた日本政府に対する自己規制が行われた訳だ。まさに今の忖度の構造である。
 映画の「反米的な」その場面が少し写ったが、確かに今見ると、事実を言っている訳だが、いかにもといった「イデオロギー的な」雰囲気が感じられるのは確かだ。だが、この映画には実際の被爆の映像を再現した部分が30分以上もあり、当時の人々の「事実を再現して人々に知らせたい。再び原爆を使わせない」という強い思いの一番貴重な部分が、その事によって上映が拒否され、無駄にされた事は非常に残念な事であった。

 参加した子供達にも、「赤に利用されている」などと周りから言われたり、当時高校生で、協力していたが途中で止めた方の証言では校長室に呼ばれ、出ないように言われ、その方は自分で良いと思って出ていたのに、そんな風に圧力もかけられ、混乱し、映画が政治的に利用される雰囲気も感じて途中から転校、その後、原爆反対の運動などには関わらないようになったのだが、その方は60歳になってから、再び原爆に向き合い、原爆についての映画作りを始めたと番組では最後に伝えていた。

 映画が出来て66年たち、この映画が「国立映画アーカイブス」でひっそりと保管されていた。しかし、この映画作りに関わっていた小林太平という人の息子の小林一平という人が、この「ひろしま」の自主上映活動を始める。ところが68歳で亡くなってしまい、現在その息子の方が、その活動を引き継いでいる。
 この映画を見た映画館の代表の方の感想で、こういったすばらしい映画が日本に存在しているのは知らなかった。これは「新作」として発表されるべきだ、と語っていた。
 番組では、若い人にも見てもらおうと、大学生も参加する市民講座での上映風景も紹介されていた。
 
 ところが、この映画はフイルムが古くなり、映像がはっきりしなくなっていた。デジタル化して映像をクリアーにして復元したいのだが、それには多額の資金がいる。
 すると、3年前、この自主上映の映画が日本にある事を知った、アメリカ在住の日本人の映画プロデユーサーが動き、ハリウッドにある世界の良質な古典映画を扱う会社が、この映画の価値を認めて、資金を出しフィルムをデジタル化した。その会社のアメリカ人(多分)が、「これは一番すごい掘り出し物かもしれない、日本人だけでなく、アメリカや世界の人が見るべき映画だ。トランプがなぜ核兵器を使ってはいけないのか、と言っていたというのだが、それに対する答えがこの映画にある。」と番組で語っているのが印象的だった。
 現在、北米やアジア、等世界中で上映されつつあるという。
 オリバーストーン監督のこの映画についての感想が、番組の最初と、この場面でも出てきて、その意味を語っていた。

 最後に、2017年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の時にスピーチした「サーロ節子さん」が出てきて、彼女が大学生の時に広島でこの映画の試写会が行われ、見たのだが、その後、直ぐにカナダに行ったので、この映画が日本で人々に見られている物と思っていたのだという。
 彼女もあらためてこの映画を見、当時を思い出し、「核抑止論などという所から考えを進めるのではなく、人間の心に返ってもう一度考える事が出来る映画だ」と語っていた。
 また被爆者でもあり、映画にも出た方も、「現実の原爆はこんな物ではないが、原爆の記憶が薄れる今、一人でも多くの方に見てもらう一番良い教材だ。」と語っていた。

 17日の午前0時から放送という事なので、16日の夜中という感じなのだろうか。まずこの映画自体を見てみようと思った。

 また、この映画は、色々な立場の方が、録画しておけば、色々な所で原爆と戦争について考える良い教材としても使えるのではないか。


 

 
 

再び敗戦の悲惨な日本にしないために

 ネットを見ていたら、東京新聞の「親友対談 しなやかな反骨」という対談で、元文部科学省次官の前川喜平さんと城南信用金庫顧問の吉原毅さんの対談が出ていた。
 組織の中で流される事なく生き、かつその組織の中でトップも経験した二人の対談が、若い頃から、仕事の中での事などについても話されている。小泉内閣と現在の安倍内閣の違いなどもよく分かる貴重な対談だ。
 城南信用金庫の吉原毅という人は、福島原発事故の時に、この信用金庫の姿勢を反原発の思想で運営してとても話題になっていた人だったと思う。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073002000118.html
対談は、(1)だけでなく、(4)まで続いて行くので読んでみてください。

 こういった人達が組織のトップにいて活躍できるような世の中になぜならないのだろう。

 同じくネットを見ていたら、「森友問題、佐川元国税庁長官ら10人再び不起訴」に関連して、その事件をスクープした元NHK記者 相澤氏(今はNHKをやめて他に移る)の記事があり、
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190806-00197290-hbolz-soci
そこを見ると、中に、このような部分があった。
『~それでも相澤氏は「NHKに恨みなどはまったくありません」と語る。「組織とはそういうもの」と、冷めた見方をしているようだ。
「NHKの現場の記者の多くは真面目で、腑抜けた上層部とはまったく違う。NHKには、優秀で気骨のある記者やディレクター、カメラマン、職員がたくさんいるんです。私は、NHKを今でも愛しています。
 今、NHKの実権を握っている上層部の人々は、NHKを愛していない。私のほうがずっとNHKを愛していますよ。彼らは、自分たちの時代が安泰であれば、後はどうでもいいと思っている。はっきり言って、上があかんのです。上を総取っ替えしないと~』

 以前にもブログに書いたが、太平洋戦争を振り返って、日本は兵隊レベルでは確実に強いが、将校レベルでは同じくらい、将軍のレベルでは確実にアメリカが強かった、と書いてある本があったが、その構造は現在でも同じなのだろう。
 現在、確実に色々な世界レベルでの戦いに負け、日本は世界での地位を低下させていると思う。

 我々、力の無い一人ひとりが、本当に人間としてりっぱで心を持った実力のあるリーダーを選ぶ目を持つことが今、本当に重要な事なのだろう。再び悲惨な日本になど絶対にしたくないと思う。

 

政局の基礎知識が無いので

 現在、私は、日韓問題とか、政治の問題に興味、関心を持たざるを得ない気持ちなのだが、もともと「政局的」な事にそれほど興味、関心があった訳では無い。

 「政治的」な時期と言ったら、大学時代、ちょうど全共闘などの学生運動が盛んな時期で、通っていた大学も半年以上封鎖されていた事もあり、いやおうでも政治的な事に関心を持たざるを得なかった頃くらいで、就職すれば仕事の事、結婚や家庭の事などで余裕もなく、政治的な事は、特に政局などテレビに出てくる一種の「面白い世相」程度の認識しかなく、国会議員の投票などは棄権した事はほとんど無かったが、県会議員や市長などの選挙には行った事もほとんど無かった。
 職場で労働組合などに入っていたが、それも一種の仕事に派生した用事程度の感じだった。ただ、仕事の上で、部落解放運動などについて関係する役になり、学ぶ期間が3年ほどあり、それはやはり政治的な問題を皮相でなく勉強する良い機会だったと今、思う。
 また、教育者の「斉藤喜博」の本や、「シュタイナー教育」の本などを仕事に関連して読んでいたが、そういった物も、今の、政治や思想に対する自分の見方に影響しているのかもしれない。

 退職してからは、趣味の活動が主で、ブログもそういった内容の事を書いていたのだが、再び「政治的関心」が高まったのは、退職して1年ほどたった頃に起こった、東日本大震災と福島原発の事故だ。それがきっかけで、色々と読書したりネットの情報を見たりするようになリ、ブログの内容も変わった。

 という訳で、基礎的な知識が全くない。
 「村山談話、河野談話、細川内閣、民主党政権、」などという言葉がボンボンと出てくるが、ぼんやりとしたイメージしか湧いてこない。
 そこで、今回、平成時代になってからの内閣の変遷と、村山談話、河野談話、について調べてみた。
 こうしてみると、「細川内閣」「村山内閣」あたりは今とずいぶんと隔世の感がある。

 時代の状況は、バブル景気というのは、「1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月」までで、小選挙区になったのは、1996年(平成8年)からである。
 リーマンショックというのは、「2008年(平成20年)9月15日」という事だ。


歴代内閣
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E5%86%85%E9%96%A3#平成時代(1989年_-_2019年)

村山談話(1995年・平成7年)自社さ連立政権の時
村山内閣総理大臣談話「戦後50周年の終戦記念日にあたって」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B1%B1%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3%E8%AB%87%E8%A9%B1%E3%80%8C%E6%88%A6%E5%BE%8C50%E5%91%A8%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%B5%82%E6%88%A6%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%8D
村山談話全文
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html

河野談話(1993年・平成5年)細川内閣、連立政権の時
慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B2%B3%E9%87%8E%E5%86%85%E9%96%A3%E5%AE%98%E6%88%BF%E9%95%B7%E5%AE%98%E8%AB%87%E8%A9%B1

12日のNHKスペシャルも興味深そう

 昨日、NHKの朝のニュースについて書いたのだが、今朝も、今度の12日の夜のNHKスペシャルが紹介されていて興味深そうだ。
 題名は、
『かくて“自由”は死せり ~ある新聞と戦争への道~』NHKスペシャル12日の午後10時~ というもの。

 HPからコピー
『なぜ日本人は、戦争への道を歩むことを選択したのか。これまで"空白"だった道程を浮かび上がらせる第一級の史料を入手した。治安維持法制定時の司法大臣・小川平吉が創刊した戦前最大の右派メディア「日本新聞」である。1925~35年に発行された約3千日分が今回発見された。発刊当時、言論界は大正デモクラシーの全盛期。マイナーな存在だった"国家主義者"は、「日本新聞」を舞台に「デモクラシー=自由主義」への攻撃を開始する。同志の名簿には、後に総理大臣となる近衛文麿、右翼の源流と言われる頭山満などの実力者が名を連ねていた。国内に共産主義の思想が広まることを恐れた人たちが、日本新聞を支持したのである。さらに取材を重ねると、日本新聞は地方の読者に直接働きかける運動を展開していたことも明らかになってきた。そして、ロンドン海軍軍縮条約、天皇機関説排撃など、日本新聞が重視した事件がことごとく、社会から自由を失わせ軍の台頭を招く契機となっていく。知られざる日本新聞10年の活動をたどり、昭和の"裏面史"を浮かび上がらせる。

※登場人物に扮した俳優が、当時の原稿や発言を朗読。小川平吉役は、伊武雅刀さん。他に石丸幹二さん、正名僕蔵さん、小林勝也さん、高瀬哲朗さんが出演。』

 以前、NHKスペシャルで日本の大新聞が戦争を煽った事を取り上げた記憶がある。
今回もそういった事なのか、と一瞬思ったがそうではなかった。
 現在、日本は右傾化が強まり、戦争前夜と似てきたと様々な人が指摘している。もちろん昔と今と同じではない事は確かだが、何かそこに通底するものがあるような気もする。
 しかし、それが何なのか、我々にははっきり分からない。
 今回のこの番組は、その辺のところに焦点が当たったとても時宜にかなった今まであまり無かった番組なのではないか。
10日や11日にも戦争関係のNHKスペシャルが放送されるようだ。

 折しも、地元紙(信濃毎日)の社説で、「防衛省が2020年度予算の概算要求で、過去最大の5兆3千億円超を計上する方針を固めた。」と、必要最小限の装備なのか、と社説で批判していたが、もう後戻りできない地点にきているのではないか?国民は本気で考えるべきところに来ているのだろう。

NHK朝のニュース変化?

 NHKの朝のニュースを時間を見るためもあり、いつもつけているが、昨日、今日と、時宜にかなった適当なニュースが流れて来た。
 昨日は、今週の土曜日(10日)のETV特集でやる「ひろしま」という映画の紹介をやったり、今日は、インパール作戦の被害について、現地インドなどの人の立場から、戦争の実態を伝える記念館が現地の人によって作られた事の紹介や、今、韓国の現代文学が日本でも読まれるようになってきて、読書会などが開かれ、こういう事がお互いの理解を深めるのに重要などとしている様子が伝えられていたり、また今日は、今話題になり、中止となった『表現の不自由展』へ爆発の脅迫をした男が逮捕されたというニュースもきちんと伝えていた。

 昼間から、韓国の反対をセンセーショナルに伝えていて、それが、日韓の国民にとって何が利益になるのか?本当に見るのもいやになるような何かのプロパガンダ的なニュースをどんどん流すのではない、まともな感じが、とても好感が持てる。

 NHKをぶっこわす党などという党は出鱈目のようだが、NHKニュースが「北朝鮮」や「中国の国営放送」のような状態では、普通の国民からもそっぽを向かれる、これではいけないという危機感があるのかなあ?
 そうNHKの人達が感じているのならいいのに、と思った朝だった。
 (けさの収穫)
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「徴用工の真実」 早乙女勝元著 その一

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 現在問題となっている韓国の徴用工について知ろうと思い、読んだのだが、この本は中国人の徴用工の話であった。しかし、この本にはその話と、韓国のジャンヌ・ダルクと言われている柳寛順(ユグヮンスン)についての話に関連して朝鮮人慰安婦なども少し触れている話、その2つの内容であった。
 従って、今、問題となっている『韓国の徴用工』についての直接的な知識を得る事は出来なかったが、どちらも実際にその体験者に会ったり、現地を訪れて調べた事を元に書かれている。「徴用工」とはどんな物か、や韓国と日本の歴史を調べて行く取り掛かりには充分なる本だと思える。

 まず、『徴用工』の方だが、これは、劉連仁(リュウリェンレン)という中国人で、戦争中、『徴用工』として日本に連れて来られ、北海道の炭鉱で働かされ、そこから逃げ出して、終戦になっても気づかず、13年間北海道の山野を逃げ回って見つかり中国へ帰る事が出来た人の話だ。その人を助けるのに関わった北海道華僑協会の人や、中国へ行って劉連仁の家族、本人に会って取材して書かれたもの。
 「徴用工」の実態がしっかりと書かれている。

 この本を見て、私は大学時代に「茨木のり子詩集」で、この人の事を書いてある詩を読んだことを思い出した。ウイキペディア「茨木のり子」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%A8%E6%9C%A8%E3%81%AE%E3%82%8A%E5%AD%90
その詩は、「りゅうりぇんれんの物語」という物。

 今、手元にその詩集は無いので、ネットで調べてみると、
「茨木のり子りゅうりぇんれんの物語」で検索すると、その長い詩、全文が載っている詩のブログや、この詩を朗読している動画、など色々と出てきて、これだと確認できた。
 これは、知っている人たちにとっては有名な話なのだろう。

 さらに、ネットを調べると、
「生きる 劉連仁の物語」森白智子著 童心社という本がある事が分かった。これは児童書であり、この茨木のり子の詩をきっかけに、さらに児童にも伝えたい事があると書かれた物のようだ。これもいずれ読んでみようと思う。
 
 こういったように、まじめでまともな色々な出版物などが多くあるのだが、それが一般の人に知られていない。変な嫌韓本のような本が書店にもあふれ、大量にアマゾンなどの広告でも上位に出ている。私がこのブログを書いているが、同様な変な広告が私のブログによく載って来る。どういう所からそういった金が出てくるのだろうか?
 そういった世相が本当に問題で、よく「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉を聞くが、本当に現在の状況を現している。

「徴用工」について、もう一つ若い頃、読んだ記憶があるのは、本多勝一の「中国の旅」だ。これは手元にあったので、調べると、「11 強制連行によるドレイ船の旅」という章で、かつて、中国で捕まって徴用工にされた中国人の崔振英という人に取材したものが載っていて、この劉連仁と同じ『徴用工』とはどのような物かが、本人のインタビューで明らかになっている。

 ドイツでは、ナチスによるユダヤ人の強制収容や強制労働、大虐殺が良く知られているが、日本でも結局、ドイツのように機械の様な秩序を持って恐ろしい事がなされたという感じではないが、政府の「労工狩りの閣議決定」の方針に基づき、そういった「ドレイ労働」とも言って良い恐ろしい事が行われた。
 働けなくなった者はガス室へ、という物では無かったが、日常的による虐待や、栄養失調、などによる死は、ナチスと同じような残虐な事をしていたのだが、その事をドイツ人と違って、日本人はぼんやりとしか知っていない事にあらためて気が付く。
そこに根本の問題があるのだろう。

 この本から引用すると、
『1931年9月、いわゆる「満州事変」からはじまった日中戦争は、37年7月盧溝橋の銃声を契機に、全面戦争へと突入する。戦争が長びくにつれて、出征していく男たちが急増し、国内での労働力が激減していった。
このため政府は、38年に「国家総動員法」を公布して、戦争に必要な人的・物的資源の統制運用に踏みきらざるを得なかった。戦争遂行の目的で、国民生活のすべてが統制下におかれたわけだが、そのエリアは国内だけにとどまらなかった。まっ先に狙われたのが、植民地だった朝鮮半島で、39年9月から、朝鮮人労働者の動員計画が具体化する。
日中戦争が泥沼にはまったままで、太平洋戦争にまで拡大した42年11月27日、東条内閣は「華人労務者内地移入ニ関スル件」を閣議決定した。
すでに、中国東北部では日本軍が接収した工場や鉱山で、「労工狩り」「兎狩り」による徴用工の強制労働が先行していたのだが、いまや公然と国家政策になったのだった。』

 朝鮮半島はすでに日本の植民地であった訳で、戦争状態の中国の人と、朝鮮半島の人とは待遇など違っていた事は考えられるが、その辺りの事はこの本では分からない。
 次回は、この本に出ている話など実際の例をもう少し紹介したい。


 

猛暑に思う

  連日の猛暑、ところが今年の夏は『電力不足の危機』などという事は全く言われなくなり、もっぱら「韓国への非難」ばかりである。

 太陽光発電が増えてきた事、電気製品の節電性能の高まり、節電意識もある。太陽光発電がここまで広がって来る事は政権の冷たい方向にも関わらず、世界の大勢なのだろう。ネットを見ると、大口の自家発電が増えていること、原発が再稼働している物がある事(部分的な場所の話だと思うが)などが原因のようだ。

 「原発再稼働」に向けて、夏の電力不足が声高に煽られていた時の事を思い出してほしい。
 様々な、論調が、原発が無いとやっていけない、日本はだめになる、などと騒ぎ立てていた。その後、アベノミクスの重要な矢とされていた海外への原発輸出は全滅した。
 全く原発など必要が無いのだ。原発再稼働をしてしまった九州電力などが、太陽光発電を制限するような話がしばらく前に出ていた事も思い出される。

 要するに、どう考えてもこの地震列島で「日本滅亡」のリスクを背負ってまで、たかが電気のためにこれからさらに「原発再稼働」などという事はいかに馬鹿げている事かを肝に銘ずるべきだ。

 同じように、現在の「日韓問題」も同じく全く馬鹿げた事だ。というかまともな大人ならこんな事はしないだろう。
現政権が何か自分たちの利益のために(自分たちの政局を有利にするために)大騒ぎで国民を煽っているだけであり、これが後、2,3年もすれば、安倍政権はすでに倒れて、「あれ、この頃、日韓の問題はあまり聞かなくなったなあ~、今年の海外旅行は韓国へでも行ってみるか。」などとなる事に違いない。

安倍政権の世論誘導成功?

 安倍首相の支持率がここにきてグンと上がったとNHKの世論調査が伝えている。
 これは、今、問題となっている韓国とのもめごとで強硬な姿勢をとっているからなのだろう。その現政権の姿勢を良しと感じている人が大勢いるという事なのだろう。

 日本は、韓国への輸出規制を韓国の徴用工問題に対する報復でやっている訳だが、『徴用工』について自分でも良く分かっていないので、何か参考になる本は無いかと、アマゾンで、『韓国 徴用工』と打ち込んで本を検索してみると、1ページ目から、韓国が間違っているおかしな国で、日本は正しく、良い事をしてきた、している。という論調の本がズラッと出て来る。

 例えば、「韓国への絶縁状:変見自在セレクション」・「でっちあげの徴用工問題」・「韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択」・「徴用工と従軍慰安婦 韓国、二つの嘘」・「「徴用工」の悪心」等々。韓国人が韓国を批判したような本もあるようだ。
 かの百田尚樹の書いた「今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~」などという本もある。

 読んだわけではないが、カスタマレビューなどを見ると、特に歴史的な背景をしっかり追って書かれたというより、歴史の現象をつまみ食い的に利用したり、現在起こっている問題についての安倍政権寄りの主張を応援し、韓国を嫌いになるように持って行く内容に思えた。
 一体、こういった本を発行する資金源はどこから出ているのだろう。

  そのような政権寄りでないものは、検索の最初のページの方には、とても少ないようだ。赤旗編集局の「韓国・朝鮮植民地支配と日本の戦争―三・一独立運動100年から考える」という本が何となくまともな事が書いてあるのだろうな、というくらいだ。

 さらに検索していったらこの本が出てきた。

 『徴用工の真実』-強制連行から逃れて13年― 早乙女勝元著

 著者が『早乙女勝元』といったら東京大空襲について本を書いた作家で有名だから(読んだことは無いが)ちゃんとした本だろう。これなら気軽にも読めそうだと思い、購入してみた。

 評論家や学者?で無く、作家(児童文学の作家でもある人らしい)なので、読みやすく、「徴用工」とはどういう物か。また韓国の人の日本へのイメージがどういう物か、そのわけについてもよく納得できるものだった。
 「徴用工」とは何か?なぜ韓国の人は、あのように日本に怒るのか? 本当に韓国はおかしな国なのか?
 そんな事に疑問を持つ方々が読んでみたら良いのではないか。
 内容については、もう少し詳しく読んで紹介していきたい。

NHK ETV特集 10日の広島特集の内容が凄そうだ

 昨晩(3日)の事、夜寝ようとして、歯を磨く時間にちょっとテレビを見ようとつけて、チャンネルを回したら、NHK・EテレのETV特集で、「あの夏を描く高校生たちの広島」という番組をやっていた。広島の高校生の美術部員?が被爆者の体験を聞いてそれを絵画にするという活動のようだった。よくある平和教育の話か、とそれほど期待せず少し見ていた。二人の女子高生を主に追っているようだったが、彼女らの取り組みと真剣に悩む様子に次第に引き込まれていきずっと見続けていた。

 今日、あらためて番組HPを見ると、このような物。番組HPからコピー。
『広島市内の高校生が、被爆者の証言をもとに絵を描く活動を続けている。写真や映像がほとんど残っていない原爆投下直後の惨状を克明に描いた絵。その数12年間で約140枚にのぼる。番組では「原爆の絵」の制作に挑んだ女子高校生たちに密着。戦争を知らない世代が、74年前の想像を絶する惨劇と、原爆がもたらした「心の荒廃」をキャンバスに表現するという難題に挑む。被爆者と何度も対話を重ね、試行錯誤した姿を追った。』

 被爆者の話を聞き、それを基に絵を描き、満足できる物が出来ない、彼女らの内面の動き、若々しい感性がすばらしく、もちろん技術的にもレベルが高く、苦闘した作品の出来に、被爆者たちも満足したり、涙を流している人もいた。
 
 最初から見ないので分からないが、番組紹介を見ると12年間も続いている活動のようだ。指導する顧問?の先生がちょっと写ったが白髪の先生であった。番組の最後に12年間に描かれた作品が全部写された場面が出てきたが、壮観であった。ただ自分の想像だけで描いているのではなく、被爆者との交流から生まれた作品は力を持っているように感じられ、教育としての活動を突き抜けているように思えた。

 この番組も、もちろんとても良い番組と感じたのだが、この番組の中で、制作に行き詰る生徒たちのために顧問の先生がある映画を見せる場面が後半で出てきた。
 それは、敗戦後間もなく作られた映画で、被爆者自身も出演している映画だという。白黒のその映画が少し写されたが実際の被爆当時の感じが非常に出ているような迫力ある画面であった。見ていた生徒の中にはショックで発熱して寝込んでしまうくらいで、その後の制作活動にその衝撃が如実に生かされている様子も番組で描かれていた。

 そして、番組の後や、今日、ETV特集の予告などを見て見ると、その映画自体の事が、来週の土曜日、8月10日のETV特集で放送されるようだ。
 昨日の番組の最後にも、オリバーストーン監督が、「これは絶対に見るべき映画だ」と述べていたのも印象的だった。

 今の世相は、全く、北朝鮮がミサイルで来たら、日本も核武装を、などと平気で言い出しそうな状況だ。
 このような映画が、何も無い、苦しい生活の当時の人々の力によって作られたという事は、それこそ重要な事で、日本人の誇りにもなる事だろう。我々もぜひどんな映画なのか、知らなければならないと思った。

 ETV特集 8月10日(土)午後11時~午前0時
 『忘れられた“ひろしま”~8万8千人が演じた“あの日”』
 番組紹介HPからコピー
『原爆投下から8年後。広島で空前絶後の映画が製作された。タイトルは「ひろしま」。撮影に参加した人の数は8万8千人。日本映画史上、最大級のスケールを誇る。原爆投下直後の広島で何があったのか?被爆者たちが自ら演じて再現している。この映画は、ベルリン映画祭で入賞。国際的な評価を受けた。しかし今、この映画の存在はほとんど知られていない。いったいなぜか?そこには、時代に翻弄された映画の知られざる事情があった。』
 というもの。
 これは見落とせない番組だと思う。

 8月15日(木)にも再放送で、午前0時から午前1時に放送される。だから14日の夜中という感じの時になるのか。

 

山本太郎 選挙後初めて街頭演説 1日夜、新宿での内容 

 長周新聞が、選挙後の先日の1日夜、新宿での街頭演説を行った山本太郎の演説の全文を掲載して読めるようにしている。

 動画なども出ているのだと思うが、詳しく文字で見たい方、こちらに全文が掲載されている。
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/12617

 長周新聞は、「れいわ新選組」を選挙中から支援して報道をしていた。
 長周新聞 ウイキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%91%A8%E6%96%B0%E8%81%9E

 良く見ているジャーナリストの本澤二郎という人のブログにも、選挙中に、長周新聞について、このような文章を載せていた。
 https://ameblo.jp/honji-789/entry-12494926338.html
 
 

NHKスペシャル 香川照之の昆虫やばいぜ を見て

 以下のような番組 番組紹介のHPから『コピー』

『「人間よ!昆虫に学べ」をテーマに、カマキリ先生(カマキリに扮した俳優・香川照之さん)が虫を求めて野原を駆け回り、ほとばしる昆虫愛を語る人気番組、「香川照之の昆虫すごいぜ!」が、Nスペに進出!昆虫と私たち人類の未来に迫る。
カマキリ先生は、生物多様性の聖地・コスタリカへ。宝石にしか見えないコガネムシ、ありえない虫・ツノゼミ、少年時代からの憧れ・モルフォチョウ・・・、魅惑の昆虫たちを前に、大興奮のカマキリ先生。しかし、そんな昆虫王国にも人間による開発や温暖化による異変が忍び寄っていることを知る。そこで、世界の昆虫の“今”を大調査。日本では昆虫が激減。ドイツでは、8割近い昆虫が減る異常事態が進行中で、花や鳥まで消えた沈黙の世界が広がっていた。研究者の間では、「あと100年で昆虫は絶滅する」とまでいわれ、人類滅亡を招く恐怖のシナリオ=「昆虫カタストロフ」が現実になってもおかしくないという。一方、最新の研究からは、北米のオオカバマダラが羽を大型化させ、進化によって、気候変動に対抗していることが判明!もしかしたら、本当に“やばい”のは昆虫ではなく人間なのかもしれない。カマキリ先生とともに昆虫に驚嘆し、胸を熱くし、子供たちが大いに学べる夏の夜をお届けする。』

 番組紹介など、この2,3日テレビに出ていて、「夏休みお子様向け番組」なのだろうなあ~、と思っていた。それでもコスタリカでの昆虫採集とはどんな様子か、ちょっと興味があったので途中から見ていた。

 すると、途中のこの部分の内容の所になった。
『しかし、そんな昆虫王国にも人間による開発や温暖化による異変が忍び寄っていることを知る。そこで、世界の昆虫の“今”を大調査。日本では昆虫が激減。ドイツでは、8割近い昆虫が減る異常事態が進行中で、花や鳥まで消えた沈黙の世界が広がっていた。研究者の間では、「あと100年で昆虫は絶滅する」とまでいわれ、人類滅亡を招く恐怖のシナリオ=「昆虫カタストロフ」が現実になってもおかしくないという。』

 このことについて、良く言われているような事なのかな、「まあ、そういってもそれほどの事は無いだろう、熱帯雨林のアマゾンやボルネオなど問題なのだろう」などという気持ちがあったのだが、この番組を見ると、これは昆虫学が古い歴史を持っているドイツの研究が紹介され、本当にここにきて急激に昆虫が減少している事が示されていた。このままでは本当に「あと100年で昆虫は絶滅」となりそうな気がした。そしてそれがヨーロッパやアジア、アメリカなど世界中で同様の減少が見られるという事だ。

 その原因として、開発などによる環境の激変、温暖化、農薬、などの事が並行的に示されたのだが、番組でも香川さんが「農薬が・・」とちょっと口走っていたが、この急激な現象はおそらく農薬が一番大きな原因なのではないのか?という気がした。
ミツバチの神経系が狂ってしまい巣に帰れず死んでしまうというネオニコチノイド系の農薬の問題が世界的に出ていたのだが、もしかして、現在、流行っているそういった低毒性と言われるような農薬が、大きな原因なのではないか?
以前、こんな事をブログで紹介した。
https://js30.at.webry.info/201805/article_9.html

番組では、昆虫が絶滅したら、生態系が次第に滅び、人間も生きて行かれないという事を子供にもわかるように説明していた。

ネオニコチノイド系農薬ばかりでなく、農薬や他の用途に使われる化学物質は、人間にとっては、直ぐに死ぬような害では無いのだが、次第に同じ生物である人間も、昆虫と同じように人間存在の重要な部分に作用して、取りかえしのつかない害を与えるのではないか。「沈黙の春」や「奪われし未来」で警告された事は、部分的には一部は禁止されたりして対策がとられたのだろうが、それが出版されてからの後の時代、そこで述べられた問題が、根本的に解決されたわけではない。その証拠に、それ以後の世界で、このような昆虫の大量死がさらにひどくなったり、人間についても同じ傾向が続いているのではないか。
 番組では、子供向けという事もあり、明るい未来もこじつけのように最後につけていたが、開発、農薬、などについて深く鋭く切り込んで考えていくと、暗い未来になるが、そういった内容のテレビは暗澹とした気持ちになり、見たくなくなるので作れないのだろうか。

 韓国ともめ事になって、そんなことが一番大きなニュースになっているようでは、国家的規模の災害や、人類史的な問題が起こってきている現在、本当に「小学生レベル」の政治と言える。
 
「れいわ新選組」では辻村ちひろ、という候補者をたてて政党の方向としても環境問題が重要だと訴えていた。国会から身体障碍者の問題が大きく進みそうであるとともに、色々な分野で進んだ政策をかかげてくれそうで、こういった政党に本当に日本を任せたいと思う。
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 わが家の庭の小菜園では、もちろん農薬は使っていない。なので、マメコガネなどの害虫は手で取ったりしているが、小さい畑なので、そういった事が可能である。今朝の収穫。 
 翌日の収穫
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 その翌日の収穫
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 今年は、耕運機で人に耕してもらったりしたせいか、ちょっと追肥をやったり、虫取りもちゃんとしたせいか、まあ人並みの家庭菜園の収穫になっている。7月下旬から8月にかけての夏野菜の自給率は60%くらいにはなっている。後30%は人にいただいたりするので、10%くらいを買っているくらいだ。もっともこれは夏野菜シーズンだけの話。後は作っていない。
 藻谷啓介の「里山資本主義」や、最近多くの人が見ているテレビ「ぽつんと一軒家」に良く出て来る人などのように、コメなども作ったり、ほぼ一年中、野菜などを自給できたら、どのくらい豊かで満ち足りた気持ちになる事だろう。そんな生活に近い方はけっこういる事だろう。少しでも見習いたいものだ。
 
 



 
 
 

安倍政権の方針で被害続出

 日韓の関係悪化が様々な方面へマイナスの影響を与えている。
 韓国からの観光客が減少し、観光地など被害を被っている話や、色々な交流事業で、子供達はじめその地元の人達が楽しみや期待している事業が次々にキャンセルされて、当事者がガッカリしているニュースがテレビで伝えられている。
 
 また、私はよく分からないが、経済的なつながりが強いような会社など被害がとても大きくなっていくのではないか。その損害額は一体いくらくらいになるのか?

 さらに、北朝鮮や中国との関係で、日本と韓国がケンカなどしていてくれたら、北朝鮮はもちろん、中国もロシアも「いいぞ、日韓でもっとやってくれ!こちらの事は不注意になる。この隙に」と思っている事間違いないではないか。
 なんという「愚かな」政権なのだろうか。

 ただ、日本国民は、政府が強硬姿勢を取っている事を支持しているという事は世論調査で出ているようだが、どの程度強い気持ちでそう思っているのかは?である。
 意見の募集に4万件という多さ、などとニュースでやっているが、ネトウヨとか日本会議などが得意の動員?で煽っているのかもしれない。関連の嫌韓本なども発行されていた。
 おそらく、韓国国民の方が、本当に腹を立てているにちがいない。

 これは、戦時中の朝鮮人の徴用工、個人の賠償請求権があるかないかの問題であり、日本は国同士の条約で賠償はすでに済ませたと言い、賠償請求権はすでに無いと主張し、韓国側は個人としての請求権は残るとしている。条約が結ばれたのは韓国の独裁政権の時だったし、韓国の人は納得が出来ない面もあった事は分かるし、日本も大きな賠償額はすでに払っている事も事実だ。
 
 これは、徴用工にさせられた人が個人として日本の企業に請求している問題で、言ってみれば、日本のハンセン病患者や家族が日本国に対して賠償を求めるのや、戦後の『優生保護法』で、障害を持った人が断種手術を強制された事に対して賠償を求めるのと同じ気持ちだと分かる。
 戦時中など、だまされるようにして日本に連れて来られて、ドレイ的な労働をさせられた事は、やられた本人にとってみれば、それらと同様な状況だ。あまり我々は知らされていないが、もっときちんと日本人が知らなければならない歴史の事実なのではないか?
(こういった事についてちゃんと調べられた本などあるのか、調べて読んでみたい)

 まともな政権なら、徴用工個人と日本企業の問題として扱い、日本企業はその個人に対して、お詫びと、大企業にとって大した負担になるような金額ではないであろう。それほど法外で無い賠償金を払うような方向を探るのではないか。きっと元徴用工も心からのお詫びが人生の最後に欲しいだけであって、自分の人生を意味あるものとして歴史に刻みたいという気持ちから賠償を求めているのだろう。金額は問題では無いのだろう。日本の大企業は、かつての経営者たちが行った行為にしっかり向き合い、それに答えてやるべきだ。
 
 そもそも、根本の所は、これは現政権による全く「歴史改ざん主義」(前川喜平氏の言葉)の姿勢が招いている馬鹿げた政策である。
 このブログで紹介した前川喜平氏の「憲法改正についての話」の中で、安倍首相の「歴史改ざん主義」についてはっきり知る事が出来る。
(中ほどの場所にその事を話している)
https://www.youtube.com/watch?v=fePSOOXBoPI

 安倍首相が幹事長の頃、若手議員の「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」という会の事務局長になっていて、その頃から、文科省の教科書検定に色々と文句を言って事実を変えさせようとして沖縄県民からも反発をうけたという話を知り、納得した。ウイキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%89%8D%E9%80%94%E3%81%A8%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%95%99%E8%82%B2%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%AE%E4%BC%9A

 つまり、安倍首相は基本的に日本が朝鮮半島を植民地にして色々と朝鮮半島の人に対して収奪(植民地にするという事はそういう事だ)してきた事に対して、「日本は色々と朝鮮半島に対して色々と良い事もしてきた」と言った程度にしか歴史を見ていないという事だ。
 仮に朝鮮人が日本を植民地にして、学校では韓国語を使わせ、韓国の方を向いて礼拝をさせているような事を想像しただけでどういう事か分かるだろう。
 「韓国に良い事をしていた」などと考えている人は、「愛国心」という物が無いのだろう。「愛国心」についての想像力の欠如はなはだしい。

 その元は、何と言っても歴史に対する「無知」からきているのだろう。
 今からでも遅くないので、ちゃんと事実に基づいた歴史認識を特に日本人は学ぶべきだと思う。
 こんな本もある。
https://js30.at.webry.info/201808/article_6.html

また、そんな今更「歴史認識」などと色々言わなくても、お互いに普通の人間として交流して行けば解決されていく面もあるのだろう。

 いずれにせよ、政権の誤った「歴史改ざん主義」の宣伝に躍らせれて、日本国民も誤った方向へ突っ走る『愚』は本当にやめてほしい。

 戦時中、戦争中の「鬼畜米英」という言葉を思い出してほしい。そういった言葉に洗脳され、踊らされた国民がその末にどんな事になったのか。
 安倍首相は「鬼畜米英」という言葉を歴史的な場面でどのように使われたのか知っているのだろうか?

NHK政治マガジンというのがあった!

 今日、ネットを見ていたら、NHK政治マガジンというのがあるのを知った。そこでは、特集記事で「れいわ旋風が問うものは」という事で、まともな分析や分かりやすい文章で記事がていねいに作られていた。
 かの悪名高き「政治部」が作っているようだ。こういった事を見ると、政治部すべてが、北朝鮮化している訳ではないのだと分かる。

 他のネット上に多くあるもっと詳しく読もうとすると「有料」となるものとは違う。
 我々はNHK視聴料を払っているから当然だ。

 「N党」というのが、おかしな党だという事はネット情報で選挙期間中から分かっていたが、維新の党を辞めさせられた丸山穂高議員を入れるようだし、改憲勢力にもなりかねない党で、「NHKをぶち壊す」というのも変な方向に利用されそうだ。これもNHKが北朝鮮のような事ばかりしているからこんな事になってしまったのだろう。

 こういった「NHK政治マガジン」のような物を我々が支持して励ましていく事が、公共放送を「大本営」から我々の手に取り戻す事になるのではないか。

 ネット上に茂木健一郎のツイートがあった。同感だ。
『ぼくはNHKの番組の現状をいろいろ批判していますが、それは逆に公共放送としての期待の大きさで、もっとできると思っているからです。
公共放送としての性格を考えれば、スクランブル化には反対です。そして、N国党さんのご主張は、全体的に「支離滅裂」という印象で、賛同できません。』

 特集記事の「れいわ旋風が問うもの」一つをみても、まともなマガジン(雑誌)だという事が分かる。

 「NHK政治マガジン」特集、「れいわ旋風が問うものは」など検索して見て下さい。

 今後、見逃せない雑誌になるかもしれない。

映画「新聞記者」長野市でも上映予定

  今朝の、地元紙(信濃毎日)東信版に、長野や佐久の映画館の夏の映画の宣伝が載っていた。
「新聞記者」の映画が「長野相生座」で上映されるという事が分かった。
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長野相生座
http://www.naganoaioiza.com/

  HPを見ると、長野相生座は、昔からの映画館で、地元のテレビなどでその雰囲気や運営などたびたび取り上げられていて、見た記憶がある。
 私は、松本のイオンシネマまで見に行ったのだが、こちらはすでに選挙前に終了している。
 長野の方が近い方でまだ見ていない方はぜひごらんになったら。
 「現政権」がやっている事や、登場人物など現実にある事、いる人の事を元に作られた「フィクション」です。
 8月3日~8月16日までとある。

 私が松本で見た時の感想  *先入観無く見たい方は、読まないように。
https://js30.at.webry.info/201907/article_20.html