10年前から取り組んでいたところでは

 テレビ朝日の朝の番組、最後に池上彰の「ニュース検定」というクイズがあって、先日、そこで「土湯温泉のバイナリー発電」が紹介されていた。バイナリー発電で、温泉街の電気をまかなったり、電気を売って収入も得たり、観光資源としても話題で活性化に役立っているという事が紹介されていた。
 ネットにもこんな事が出ていた。
https://kokocara.pal-system.co.jp/2018/06/11/power-generation-in-tsuchiyu-hot-spring/

 「バイナリー発電」と言ったら、大震災・原発事故後、私はこんな事をブログに書いていた。
 温泉バイナリー発電所 2011,6、13のブログ
https://js30.at.webry.info/201106/article_12.html
 福島原発事故から3か月後だ。

  どうしたら、脱原発ができるのか、と毎日ネットなどを探したりしていた頃だ。日本全体、そんな気持ちの人達も多かったのではないか。
 今までの生き方,行き方がどこか根本的に間違っていた、何か新しい方向をさがすべきだ、と。かといって、自分ではそんな技術も立場も資金も無いのでただ、世の中がそうなっていけばいいな、と思い続けていただけだ。

 そのうちに、ご存知のように自民党が選挙で大勝し、安倍政権となり、原発は再稼働され、原発輸出がアベノミクスの大きな柱となり、(すべて失敗したが)国の方針が原子力発電が重要なベースロード電源となり、石炭火力発電所も輸出される計画も出てきたり、原発事故後、感じていた多くの国民の気持ちは全く無視されたというか、消え去ってしまったかのように思えていた。何も力の無い自分も、次第にあきらめの気持ちになっていた。

 飯田哲也や金子勝のツイッターなどで地方での動きも時々見ることが出来、取り組みだしている人もいるんだろうな~と思ってはいたが、大きな流れにはなっていない感じだった。ただ新築住宅には太陽光発電のパネルがどこの家でもつくようになり、夏の電力不足などだれも言わなくなっていて、電力を取り巻く状況も何か変わってきているな、という感じはしている。

 また、最近、テレビで長野県のバイオマス発電所、これはやはり原発事故直後、新聞か何かで知った施設が、現在、さらにその施設を発展させ、順調に稼働し、地域の経済に位置づいているという番組を見て、あの時から継続してやっている物もあるのだなあ~と認識した。
 この「バイナリー発電所」も大震災・原発事故の後、決断されて始まった事業だ。
 あの、大震災・原発事故後に、原点に戻るチャンスがあったのに、やれオリンピックだ、原発輸出だ、やれカジノだ、やれリニア新幹線だ、などと完全に歴史に逆行するような事をやろうとして、むだに時間を使ってしまった事、分かってはいたが悔しいかぎりだ。
 とは言え、日本全国でこういった色々な地道な試みがなされていた事も確かなのだろう。

 ネットで見ると、全国の地熱バイナリー発電はこのくらいあるようだ。
https://www.env.go.jp/nature/onsen/council/chinetsukaisei/chinetsukaisei1/sanko5.pdf
 長野県でも七味温泉に小さいがバイナリー発電が出来ているのはテレビでも放送された事がある。
 
 新しくなった野党の立憲民主党の基本方針を枝野代表が語ったとネットに出ていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af1b983999b5038b98f7af38b4a9344e9084389c
 久しぶりにこういった原点を示された政治方針を聞いた気がする。

 地球温暖化が待ったなしの現在の地球でもある。今度の選挙で野党が大きな力を得なければ、安倍政権下の政策が菅政権のもと、さらに加速され、日本が「後進国」から『先進国』に戻る事の出来る最後のチャンスを確実に失ってしまう事だろう。
 とは言え、「選挙でどうのこうの」というのも「政治主義」で良くないのかもしれない。その土地土地でこういった地道な取り組みを作り出していく事が大切なのかもしれない。