世の中、少しずつは進んでいくのかな

 昨日、NHK長野で金曜の夜にやっている「知るしん」という、地元の長野県での色々な活動を紹介する番組で、『ウィズコロナ時代の切り札!?地域密着エネルギーが熱い』という番組をやっていた。

 内容は、
『太陽光パネルを並べれば、おいしいパンが食べられる!?新型コロナの時代、自分たちでエネルギーを作って楽しく豊かに暮らす、そんな動きが加速している。長野市鬼無里でヤギが除草を担う「手作り発電所」。飯綱山の麓で若者の雇用を生み出す「木のエネルギー」。新型コロナ後の世界経済を自然エネルギーで立て直す「グリーン・リカバリー」。信州出身のタレント・林マヤさんと一緒に「自然エネルギーと地域の未来」を楽しく考える
林マヤ,茅野恒秀』
というもの

 長野県では、最近、都会資本の大規模太陽光発電などの計画などが次々に住民の反対で中止になっている。こういった物は結局、地方で作られたエネルギーが都会へと行くばかりで地元に恩恵をもたらさない。これに対して地域密着型のエネルギーは地域を豊かにする事で注目されているという。

 こういった事は、飯田哲也、金子勝、などの方々の従来から言われている主張で以前からそういうものなのだろうな~、と私も知っていたのだが、原発事故の当時は、わりとそういった動きがニュースなどに取り上げて目にする事が多く、自分でも注目してブログに書いていたが、次第に、自分の生き方がそういった事と関係していない事もあり、関心も薄れていた。

 番組では、鬼無里の地域での太陽光や材木の利用によって地域の人々がつながり、エネルギーを元に、真の豊かさが生み出されつつある様子や、長野市の飯綱での木材チップを燃やす発電所の事をやっていた。

 このバイオマス発電所は、原発事故後に新聞やテレビか何かで知って、ブログに書いた事を思い出した。「いいづなお山の発電所」というものだった。時々、そこは今どうなっているのかな~と思っていたら、昨日の番組で紹介されていた。
 その発電所は、県内の製材所など材木関係が衰退する中、同じく木材チップなどを販売していたこの会社だったが、世の中にまだあまり知られていない頃「バイオマス発電」をやろう、と踏み出した。それは大震災の前の事で、売電価格も安かったが、何とか安定して続けていたという。原発事故後、売電価格も上がり、さらにもう少し規模も拡大したり、地元での雇用も増やしたり、順調に発展していると知った。とは言え、やたら拡大したのではなく地元材で環境に負荷がかからない程度の規模で行われているという事だった。

 順調に成長し続けているのだなあ~という事が分かり何かうれしかった。この発電量は何千件単位の家庭をまかなう発電量との事、長野県の市町村では、こういった発電所を各市町村に作り地元でエネルギーが回るようにでもすれば、災害にも地球温暖化にも対応できる良い未来が開けるのになあ~という気がした。
 間伐材や荒れた山にはバイオマス発電の材料がたいさんあるのではないか。地元でそういった事が出来れば、変なグローバル化や都市への人工集中を防ぐことにもつながる。

 番組では、自然エネルギーの売電価格について、地域で循環するような発電の価格は下げないで、そういう方向を今後、伸ばしていく事は国としても今後の方針のようだ。

 新型コロナの流行や地球温暖化の災害の増加で、いよいよ従来の考え方の行き詰まりが感じられる最近だ。こういった「知るしん」のような方向がもっと広く常識的な考え方になってくれば日本も少しずつ変わっていくのかもしれない。