NHK・BS1スペシャル「穂高を愛した男 宮田八郎 命の映像記録」を見た

 昨晩のNHK・BS でやっていた「穂高を愛した男 宮田八郎 命の映像記録」というドキュメンタリー番組を見た。

 番組HP
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115733/

 いわゆるNHK・BSなどでたまにやっている「日本や世界の山岳の映像美」といった類の番組なのかな、穂高だからちょっと見てみるか、というくらいな気持ちで見出したのだが、(私は、田中陽希のグレートトラバースとか、トランスジャパンアルプスレースなどの番組は熱心に見ているが、そういった山岳美の類の番組はあまり見ていないのだが)この番組はそういった物とはかなり感じが違っていて、もちろん「山岳美」といった映像も多く出てきていて、そういった面もあったのだが、何か山と,、人間の山との関わり、について、根本的な事を考えさせられた番組であった。

 宮田八郎という方は、話題になったマンガ「岳」で主人公のライバルとして描かれている山岳救助の達人のモデルになったという人だという。(私は「マンガ・岳」を読んだ事が無いので良く分からないが、読んでいる人はああ、あのキャラクターなのかと分かるだろう)
 ネットにも穂高岳山荘のこんなページがあった。
https://www.hotakadakesanso.com/miyatahachiro

 穂高岳山荘でずっと働いていたのだが、昨年、52歳(だったか?)で海の事故で亡くなってしまった。その宮田八郎という人が山荘の管理の仕事の他にライフワークとしてずっと撮ってきた穂高の映像や山荘での映像を中心にして、宮田さんの生涯とその生き方が分かるように番組が作られていて、関係者や妻へのインタビューなどもあり、まさに表題のような「穂高への愛、命の記録」といった内容であった。

 穂高山荘の仕事、山岳救助に長年携わり、また最近あった親しかった山の友人たちの死で、「人はなぜ山に登るのか」を深く考えるようになった彼は、「人はその命を燃やすために山へ登るのだ」と思いいたる。その答えを得たのも、穂高の星空だったりする過程も映像を通して伝えられていた。

 山は大自然の象徴でありその自然と自然の一部でもある人間が共振して命を燃やす、といった感じなのだろうか?自分は、山や自然について好きなので何か山という物が分かっているような気でいたが、この番組を見ると、山についても、その人の人間性や感性、生き方のレベルによってより深い理解が出来るのであり、まだまだ深い世界があるのだろうなあ、自分などは浅薄な世界にいるのだなあ、という事が分かってくる番組で、あらためてもう一度しっかり味わって見てみたいと思う番組であった。

(今、調べたら、11月7日(木)午後8時から再放送と出ていました。)