野党の追及もNHKクローズアップ現代+を見習ったら

 水曜日のNHKクローズアップ現代+では、「追跡 関西電力・金品受領の裏で何が?」という番組をやっていた。

 関電側が、これは最近の事件、森山氏の個人的な問題、といったような雰囲気で言っていたのだが、実際は40年以上前から、関西電力と町の助役の森山氏の関係は始まっていて、関西電力は原発を高浜町に作るための「根回し」のため莫大な資金を森山氏に投入して、森山氏はそれに答えて町に原発を増やしていくために辣腕をふるい、関電の莫大な資金を基に、町や関電側に強力な力をふるっていく様子が分かった。
 スリーマイル島の原発事故を機に町でも反対運動が起こったのだが、それを潰すための町の人への裏工作を森山氏は果たしていた。

 しかし、番組を見ていて私が感じた事は、「原発を作れば莫大な金が町にもたらされて、このような良い施設が出来たり、人々に仕事も増えて豊かな暮らしが出来る、」という言葉に従って原発賛成と言った人々が町の中に多く出てこなければ、これほどまでに森山氏が力を発揮する事は出来なかっただろう。

 新潟県の巻町だったか、住民の反対で原発が作られなかった町もあった事を思うと、この高浜町や、福島県の双葉町でも、おそらく反対した人もいただろうが、賛成した人の方が多かったからこそ原発が作られたのだなあ、とわかる。

 双葉町は原発のせいで町自体が無くなってしまう目にあった訳だが、おそらく高浜町も、現在、原発があったから町民が幸せになっているかと言えば、おそらくそんな事は無いだろう。
 原発の様な危険な物が身の回りにあり、本当に安全なのかも分からない現在、そんな物と一緒に幸せに過ごせるはずがない。町の自然や町民の能力を生かして、力を合わせて色々と工夫してやればそんなに贅沢な事は出来なくてもきっと良い雰囲気の町になっていく道もあっただろう。
 今後の廃炉なども考えると、事故など無くても、やはり危険な放射能に汚染される恐れのある土地となる可能性も低くないだろう。
 
 そういった事を考えると、ただお金だけで未来の選択をすると大きな間違いを起こす事が理解できる。
 
 どんな物に巨大な予算をつぎ込んでいくのか、巨大な建造物や施設であればあるほど良いなどという時代はもう過ぎ去った。本当に未来を見据えた物か、人々の生き方はどうなのか、そんな事をよくよく考えて色々な事を進めるべきだろう。

 国会では、このNHKクローズアップ現代+のレベルのように、もっと日本の構造の根本的な大きな所を鋭く追及してほしい。野党は議員の汚職の追及などに力をそそいでも、安倍首相から始まってウソを言い続けたりしても通り抜ける人達だから無駄な気がする