ひきこもりの原因に発達障害が多い クローズアップ現代+で

 一昨日、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の番組で、発達障害に取り組む精神科医の番組をやっていたのだが、昨日は,やはりNHKのクローズアップ現代+で、『長引くひきこもりの陰で~見過ごされる中高年の発達障害~』という番組をやっていた。

 内容は、以下の様な事
『これまで1年以上にわたって、ひきこもりについて取材を続けてきたクロ現+取材班。そのなかで、当事者やその家族から数多く意見が寄せられたのが、ひきこもりと発達障害の関係だ。「小さいころのいじめがきっかけでひきこもりになった。30代で発達障害とわかったが、つまずいた原因がもっと早くわかっていれば、ここまで人間関係に悩まなかったのでは」。「家族が精神科の受診に拒否感を示し、診断が受けられなかった」。調べてみると、ひきこもり=すべての人が発達障害ということではないものの、以前から医療関係者や支援の現場ではこの関係性について指摘されていたことがわかった。また、発達障害が見過ごされたまま、ひきこもりが長期化し、合併症などで苦しむケースや、間違った対応で、より事態が深刻化してしまうケースも。当事者の声をきっかけに、医療、支援現場の実態を取材した。』

 引きこもりが増えて、「外国人労働者」の数と「引きこもり」になっている人の数が同じ数くらいになっているのに以前、気が付いたのだが、自国の国民が引きこもりになっているのを放置しておいて、その分の労働力をしかも低賃金で外国人にやらせる、というのは本末転倒で全くおかしな国だ。
この状況について今からでもいいから本気で重点的に取り組むべき問題だと思う。

 発達障害と小さい頃から診断がついていれば、先日の精神科医の先生のような方法など色々と力をつくしてその人の能力を発揮できるように持っていける。
この番組でも本人も「発達障害ともっと早く分かっていれば、このような状態にはらなかっただろう」と語っていたが、周りの人にとっても親にとっても同じ事が言えるのではないか。

 番組で、宮田裕章(慶應義塾大学 教授)という方が、以前のような、一斉に皆が同じような事をするとか、大量生産大量消費ではないが、そういった事で経済も回っていくのでなく、障害も個性ととらえるような考え方、現在、すでに社会全体が個にあった方法を取っていくようになりつつあり、それが経済の面でも本質となりつつある。障害の無い人にとってもその方が生きやすい。というような事(良くおぼえていないので、もしかしたら大分ずれているかもしれないが)を話していて、前の番組を見た時も、私も学校教育なども、もっと変化させないとダメな気がしていたが、確かにその通りなのだろう、と感じた。

 一方、石井光太(ノンフィクション作家)という方が、本人や家族が分かって良くなるというが、現実の場では。家庭内暴力があったりなど、とても厳しい状況があるとして、一例として、小学校の教員が(自分の子なのか、担任していた子なのかちょっと聞きそびれたが)発達障害と分かっていたりその事は正しく理解はしていて、30年間だったか、ずっとその子に関わって何とかしようとしてきたが、とうとうどうしょうもなくなり、その子を殺してしまった事件があった、そんなに簡単に解決できるものでは無いとも語っていたのも印象的だった。

 例えば重い自閉症などの場合を考えてみても、個性を生かして仕事をして生活するという事は無理な事であるし、それにはちゃんとした支援が必要となってくるのだろう。

 そういった「発達障害」などの原因を科学的に探るという事に、ちょうどガンの研究に世界中が力をそそいているように、力を入れたらいいのになあ、と思う。
「自閉症」のウイキペディアを先ほどみたら、最近では、その原因が科学的に大分、分かってきている面がある事も分かった。
前にも書いた事があるが、私の若いころなど、大学の心理学の先生も親の子育てが原因という仮説をたてて、プレイセラピーなどをしていた方もいたくらいだし、テレビの見すぎでなる、などの本が学者が書いて出版されて私も読んだ事がある。
 現在も、そのような考えの人が私以上の年代の人には多いかもしれない。少なくとも、『自閉症」のウイキペディアの内容ぐらい読んでおくべきだろう。

 とはいえ、色々と部分的に分かってきている事があるくらいで、現在でもまだまだ良くは原因が分かっていないようだから、結婚や妊娠の時に予防的には行動できるだろうが、治療法は無いのだろう。真の原因と重い自閉症の治療法が解明されたらまさにノーベル賞ものだろう。
 そんな所へも、軍事費を減らしてその膨大な予算を、そういった基礎研究にトライしようとする若い学者に回したらどれほど人類の役に立つだろうか。

 話が飛んでしまったが、子供がもっと小さい段階で、ゆとりの十二分にある豊かなレベルの高い教育環境で、将来を見据えて過ごさせたり、診断を早期にちゃんと行えるようにし、適切なケアを行うとか、そういった事に国が、その力を現在の数倍くらいかけたら、かなり引きこもりの数も減ってくる事は確かだろう。軽い発達障害などの子などはちゃんと育てれは返って個性的で独特の能力を発揮するような人が増えて日本の発展につながる事だろう。

 先進国中最低の教育予算で、かつ道徳教育などやる必要も無い事を教員や子供達にやらせて、その評価などを教員にやらせ出した現在の文教行政などでは、さらに引きこもり予備軍を増やすだけだ。

 早く現政権を替えなければ本当に日本の未来はダメになってしまうだろう。