19号の雨量のすごさをあらためて感じる

  土曜日に、上田市の角間渓谷にある角間温泉の場所へちょっと行ってみようと車で向かった。
 松尾古城のある山の尾根の南側を通る道に入ると、山側から道路に流出してきた土砂を片付けてあって、通行止めの看板もあったが、道端によけてあったので、行けると思いさらに進んだ。山の斜面から土砂が水と一緒にどっと大量に流れて来たような場所があって、斜面にあった墓地が埋まりそうになっていた。

 松尾古城の尾根と、その南の尾根が狭まってきて、沢沿いの道になろうとする所にちょっとした社があるが、そこに工事車両が止まって、人も何人かいた。
 道には土砂が残っているが車のタイヤの跡もあり、通行止めにもなっていなかったので、さらに沢沿いに進んだ。
 すると先の方に測量器具を持ったりしている人と工事車両がいて、沢の方を見ると大きく沢が削れて、大きな石がごろごろしていた。洪水時、沢はすごい状況だったことが分かった。
 そして直ぐに、道路の一部が沢に崩れて無くなっていて、完全に通行止めになっていたので、そこから引き返した。
 「角間温泉」(といっても一軒の旅館があるだけだが)は孤立していたのだ。

 千曲川にかかる上田電鉄の赤い鉄橋が土手が崩れて落ちてしまった様子は、テレビに出て来るだけでなく、最近よく横の橋を車で通って見ているが、上田市は広いので全体を見ていなかった。こういった山沿いの場所が数多く崩壊していたり、道や橋が崩れてしまっているようだ。

 やはり、台風19号の雨はすごかったのだなあ、と改めて感じた。中流部の上田周辺でも山沿いの場所はこんな風にその雨量の多さでの被害が分かる場所がたくさんあるのだから(上流部の佐久地方などはさらにあるのだろう)長野市での堤防が崩れたのも分かる様な気がする。
 19号が来る前、あの部分は千曲川堤防の補強がすでに終わっていたので、長沼地域の人は、これで絶対安全だ、というような気持ちになっていた事だろう。

 今のままでは地球温暖化が進んでいくばかりだから、これからは従来の常識を逸脱するようなこういった豪雨が頻発する事だろう。
 千葉県でも、昨日の雨が従来に無い雨量だったようで犠牲者も出ている。

 堤防などの防災のハード面を整える事も大切だが、水害に関しては、これからは、縄文時代や弥生時代のような古代の人間になったつもりで住む場所などは選ぶ必要があるのかなあ、などとも感じた。

 また、これからは、何と言っても使う事が無いだろう戦闘機やミサイル防衛システムなど、アメリカから押し付けられたからといって、そんな物に金を使ったり、首相が外遊して海外に金をばらまいたりするのではなく、高度成長期に作られて老朽化した色々な生活に必要な施設の作りかえや、こういった災害の手当てなどに税金を使わないと、本当に「終戦後の日本」といった状況に戻ってしまう事だろう。
 もう日本人はいいかげんに目をさまして、過去の時代とは違う事に早く気づき、自分の足元をしっかり見て今後の事を真剣に考えるべきだ。

 *別所温泉や北信の温泉など、良く知られた観光地自体は千曲川とは離れていたり、交通もほぼ回復していたり代替の交通機関があるのでほぼ以前と変わらない。もう台風も来ないから、安心して観光に来てほしい。ボランティアの労働に耐えられない方々もぜひ、長野県の東北信の温泉などに来ていただき、地元にお金を落とし「復興」にご協力ください。今年は暖かかったので、紅葉もこれからだし、けっこう空いていて穴場かもしれません。また、災害の傷跡を見るのも自然の脅威の良い学習となるかもしれません。
別所温泉 10月22日
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