今朝のNHKアサイチで石垣島を取り上げていた

 今朝、NHKの朝ドラを見た後、いつもはテレビを消すのだが、ちょっとテレビをつけっぱなしにしていたら、以前出ていた柳沢秀夫元キャスター(現在は民放のキャスターらしい)とアッキー(篠山輝信)が、石垣島へ行った事を放送するらしい、ちょっと見ていたら基地問題なども出てきたので、ああ、だから柳沢キャスターが出て来たのか、と見ていた。

 石垣島は、今、観光客がけっこう来ていて、アジアからの観光地としてけっこう注目されているらしい。あらためて地図で示されると本当に台湾に近い位置なのだなあ~と分かる。
 現地のショッピングセンターや、新鮮な魚、様々なフルーツを紹介した後に、直ぐに港に碇泊している海上保安庁の巡視船が何隻もつながれている場所が出てきて、柳沢キャスターが漁師に聞いている場面や、自衛隊のミサイル基地が、島の中央にそびえる於茂登岳の麓に作られている事に対する、賛否の旗がたっている場面とか、基地によって水源が汚染されるおそれとか、農家の若者が、この基地問題が起こっているのに島の人がそれに物が自由に言えない雰囲気が問題と、バンドを作って訴え、住民投票をしようという運動を起こした事を紹介していた。住民投票は島の議会で僅差で否決されたとの事だが、これを機会にその水源問題などが注目されるべきだろう。現に沖縄の米軍基地でも現在、そういった問題が起こっているタイムリーな問題でもあると柳沢キャスターが語っていた。

 一番は、基地問題が起こってきたが、島民がそれについて自由に話せる雰囲気が急に無くなり、その事自体が問題と若者たちは考えているようだった。

 また、島の漁民たちに聞いた柳沢キャスターの話では、尖閣諸島の国有化がされる前は、島の漁民も尖閣諸島周辺に自由に漁に行けたり、台湾の漁師たちとものどかに海上で交流があったりしていたらしいが、国有化となってから、危険防止のため、周辺海域には立ち入りが禁止され、返って近づけなくなってしまったという。国有化の結果、問題が起こったため政府間の取り決めで台湾の漁船が尖閣諸島周辺に入って良い事になり、返って問題が起こっているという。
 尖閣諸島国有化の問題は、きっかけは石原東京都知事が、尖閣諸島のことを都で買うとか色々と言い出し、それに右翼的な議員や人々が乗っかり、騒ぎを大きくし、時の民主党野田政権が国有化に踏み切るという誤った判断をしたために、こうなってしまった。
 いつの時代でも、トップの誤った判断や、それに扇動される一部の国民によって、結局そのとばっちりは一番は現地の人にふりかかり、またさらに広がって日本国民全体へと害をおよぼしていく。
 今の、日韓問題も同じ構図だ。

 番組では、石垣島のマラリア戦災について紹介されていた。第二次大戦の沖縄戦で石垣島は、米軍が上陸しなかったのだが、軍が一般住民は邪魔になるからと山奥に避難させた。当時、マラリアが有るので、人々は山奥へは入らない場所だったのだが、米軍の沖縄上陸とともに強制移住させられ、たちまちマラリアに罹り何千という人が亡くなった。(現在マラリアは撲滅されている)現在でも慰霊祭が毎年行われている。その様子も紹介されていた。マラリアの事件は、授業でも扱われていて小さな子も知っていた。
 当時、12歳だった人がアッキーを現地の近くまで案内し、インタビューに応じて、当時の絵を見せて説明してくれていたが、具合が悪くなって前に住んでいた家に戻ろうとすると軍にスパイ扱いされて帰る事も出来ず、大勢が山中で亡くなり、火葬されたという事だった。
その老人は「軍隊は我々を守ってはくれなかった」と言っていたが、本当に戦争になれば軍隊など国民を守ってくれるとは限らない事があらためて実感させられる。

 番組を見るのは途中からやめたのだが、ちょっと前、久米宏が出てきて、NHKの方針を批判していたが、番組制作者の姿勢もそうなのだと思うが、アサイチの現在のキャスターたちも、それに答えて、偏る事が無く、国民の側にたったちゃんとした番組にしよう、歯に物がはさまったようないい方でなく、はっきりと物を言うように、と心がけている姿勢がうかがえて気持ちよく見る事が出来たし、色々と国民が知るべき事実を知る事が出来る有意義な朝の時間だった。