猛暑に思う

  連日の猛暑、ところが今年の夏は『電力不足の危機』などという事は全く言われなくなり、もっぱら「韓国への非難」ばかりである。

 太陽光発電が増えてきた事、電気製品の節電性能の高まり、節電意識もある。太陽光発電がここまで広がって来る事は政権の冷たい方向にも関わらず、世界の大勢なのだろう。ネットを見ると、大口の自家発電が増えていること、原発が再稼働している物がある事(部分的な場所の話だと思うが)などが原因のようだ。

 「原発再稼働」に向けて、夏の電力不足が声高に煽られていた時の事を思い出してほしい。
 様々な、論調が、原発が無いとやっていけない、日本はだめになる、などと騒ぎ立てていた。その後、アベノミクスの重要な矢とされていた海外への原発輸出は全滅した。
 全く原発など必要が無いのだ。原発再稼働をしてしまった九州電力などが、太陽光発電を制限するような話がしばらく前に出ていた事も思い出される。

 要するに、どう考えてもこの地震列島で「日本滅亡」のリスクを背負ってまで、たかが電気のためにこれからさらに「原発再稼働」などという事はいかに馬鹿げている事かを肝に銘ずるべきだ。

 同じように、現在の「日韓問題」も同じく全く馬鹿げた事だ。というかまともな大人ならこんな事はしないだろう。
現政権が何か自分たちの利益のために(自分たちの政局を有利にするために)大騒ぎで国民を煽っているだけであり、これが後、2,3年もすれば、安倍政権はすでに倒れて、「あれ、この頃、日韓の問題はあまり聞かなくなったなあ~、今年の海外旅行は韓国へでも行ってみるか。」などとなる事に違いない。

安倍政権の世論誘導成功?

 安倍首相の支持率がここにきてグンと上がったとNHKの世論調査が伝えている。
 これは、今、問題となっている韓国とのもめごとで強硬な姿勢をとっているからなのだろう。その現政権の姿勢を良しと感じている人が大勢いるという事なのだろう。

 日本は、韓国への輸出規制を韓国の徴用工問題に対する報復でやっている訳だが、『徴用工』について自分でも良く分かっていないので、何か参考になる本は無いかと、アマゾンで、『韓国 徴用工』と打ち込んで本を検索してみると、1ページ目から、韓国が間違っているおかしな国で、日本は正しく、良い事をしてきた、している。という論調の本がズラッと出て来る。

 例えば、「韓国への絶縁状:変見自在セレクション」・「でっちあげの徴用工問題」・「韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択」・「徴用工と従軍慰安婦 韓国、二つの嘘」・「「徴用工」の悪心」等々。韓国人が韓国を批判したような本もあるようだ。
 かの百田尚樹の書いた「今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~」などという本もある。

 読んだわけではないが、カスタマレビューなどを見ると、特に歴史的な背景をしっかり追って書かれたというより、歴史の現象をつまみ食い的に利用したり、現在起こっている問題についての安倍政権寄りの主張を応援し、韓国を嫌いになるように持って行く内容に思えた。
 一体、こういった本を発行する資金源はどこから出ているのだろう。

  そのような政権寄りでないものは、検索の最初のページの方には、とても少ないようだ。赤旗編集局の「韓国・朝鮮植民地支配と日本の戦争―三・一独立運動100年から考える」という本が何となくまともな事が書いてあるのだろうな、というくらいだ。

 さらに検索していったらこの本が出てきた。

 『徴用工の真実』-強制連行から逃れて13年― 早乙女勝元著

 著者が『早乙女勝元』といったら東京大空襲について本を書いた作家で有名だから(読んだことは無いが)ちゃんとした本だろう。これなら気軽にも読めそうだと思い、購入してみた。

 評論家や学者?で無く、作家(児童文学の作家でもある人らしい)なので、読みやすく、「徴用工」とはどういう物か。また韓国の人の日本へのイメージがどういう物か、そのわけについてもよく納得できるものだった。
 「徴用工」とは何か?なぜ韓国の人は、あのように日本に怒るのか? 本当に韓国はおかしな国なのか?
 そんな事に疑問を持つ方々が読んでみたら良いのではないか。
 内容については、もう少し詳しく読んで紹介していきたい。