昨日のJNN報道特集

 先日の参院選の時に、安倍首相をやじったら警察に排除された問題や、令和旋風などをこの番組なら取り上げるかと思ったが、取り上げなくてガッカリ、それ以後、報道特集も見ていなかったのだが久しぶりに見てみた。

 昨日の特集はこの二つだった。
『最悪の日韓関係~和解への道は』
慰安婦や徴用工の問題、輸出管理の強化をめぐり最悪の状況となった日韓関係。日韓の学生交流、ソウルで暮らす日本人妻、韓国人元外交官などを取材し和解への道を考える。

『戦争孤児と500人のお母さん』
戦争で親を亡くした孤児たちの体験を描き続ける85歳の女性。戦争孤児の実情を知り、親を亡くした子供たちの養育に人生を捧げた106歳の女性。彼女たちの壮絶な体験とは。

 二つとも、何か気持ちが柔らかくなるような良い内容だったと思う。やはり「報道特集」は良心的な番組なのだなあと感じた。

 最悪の日韓関係の方では、日韓の学生の交流について、取材した金平キャスターが、心が洗われるような気がしたと感想を述べていたが、映像からも双方の若者の良い交流がうかがえた。その中で、韓国と日本では歴史教育が違っている事を知った。韓国では韓国史、世界史の他に東アジア史も勉強する。日本の歴史もよく知っているという。

 日本の若者たちは、日本では韓国の歴史など、ネットなどで調べないと分からない。韓国の若者が歴史について学校で良く学んでいる事を驚いていた。
 これは、本当だなあ、と思う。日本では日本史と世界史はあるが、東アジアの歴史、韓国、中国の歴史などは本当に簡単にしか学んでいない。特に近現代史はしっかり学んでいない。韓国など日本が植民地にもし、深くかかわった国であるにもかかわらずだ。

 私も、韓国の歴史についてほとんど断片しか知らない。最近になって現代史の本を少し読んだ程度だ。この辺にも大きな問題があるのだなあ~と実感した。

「歴史認識」うんぬんの前に、まず日本人は韓国など他の近隣の国の近現代の歴史をちゃんと知らないといけないなあと思った。

 いずれにせよ、日韓の関係をこんなにこじらせた人はだれなのか。「外交の何とか」という首相らしいが、今まで何か「外交」で成果を上げた事はあったのか?何も無いばかりか・・。

 「戦争孤児と500人のお母さん」というのも心打つ内容だった。
 戦争孤児だった85歳の女性が自分の生涯を絵に描いていた。自分だけでなく他の孤児だった人の話を聞き絵に描いている。

 また、東京大空襲の時に、赤ちゃんを背負って逃げていて、川に落ち、赤ちゃんと夫を亡くした女性が、戦後に空襲で親を亡くした子供達が大勢、浮浪児となっている状況を見て、亡くした赤ちゃんの代わりという気持ちで、孤児院で保母として働きだす。ひどい悪条件の中でも多くの子供達のためにがんばって、独身をつらぬき70代まで、子供達のために施設で働き伝説的な保母さんとなる。その人が現在106歳となり、老人施設にいる。
 その人の一生も、その絵を描く方が描き、本人の所に持って行く。106歳という年齢だが、ちゃんと感想も述べ、二人の気持ちが交流しているのが画面からも伺えた。

 この番組をみて、孤児の自分や、関係した人の様子を絵にして残す方の85歳の方の行動(けっして上手な絵では無く、しかし何か心に残るやさしい絵だ)や、またその伝説的の保母さんの生き方、そんな事を見ると、人間の生き方や、何をするのか、という事について考える事の出来た番組だった。