報道特集でネオニコチノイド系農薬を取り上げていた

 ふとテレビをつけた土曜日のJNN報道特集で、ミツバチの大量死と水田に使うネオニコチノイド系農薬の関係を取り上げていた。

以前から、指摘されていた事で、このブログでも以前、書いた事がある。
http://js30.at.webry.info/201508/article_13.html

 ミツバチの大量死の原因について、専門家の研究(大学の名誉教授だったか)がミツバチの害虫であるダニの影響が出ないハワイで実験したところ、高濃度では直ぐに死に、低濃度でも次第に減って最後は全滅してしまったという。
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EUでは、すでに最近、この農薬が全面禁止になったと伝えていた。
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ところが、日本ではヨーロッパと散布方法が違うとか言って農水省はこの問題を真剣に取り上げていない。

 なぜ、この農薬を使うかと言えば、これによって米につくカメムシを殺すためであるという。カメムシがつくとコメが茶色に変色したり汚れるというのだ。そしてその汚れた米の数によって一等米、二等米、といったランクが厳しくつけられ農家の収入に直結するのだという。それによって従来から有機リン系農薬を使っていたが、低毒性とうたわれているこの農薬に変えて使い続けてきているのだという。

 ところが、このコメの汚れは別に人体に害になるようなものではなく、単に「曲がったキュウリが売れない」というくらいの問題のようだ。現在では自動的に汚れた米や石を取り除く機械もあり、このコメの等級づけの意味が無くなってきているのだという。
 現に無農薬でコメを栽培している八郎潟の農家の方も無意味なこの農薬の散布に反対していた。
 
 番組では、ミツバチや他の受粉に働く昆虫類が死ぬことにより、色々な作物の受粉が出来なくなり食料生産の危機が起こる可能性が出て来ることを警告していた。
 そういった事、以外に他にも心配な事があるのではないか。

 低濃度のこの農薬は、ミツバチの神経系を冒して、ハチが巣に戻れないようになってしまい行方不明(死ぬ)になってしまうと言っていたが、これを聞いて一番恐ろしく感じるのは、昆虫という生物ですらそうなるのだから、哺乳類である人間の神経系に影響を与えないという保証はどこにもないのだろう。
 「沈黙の春」や「奪われし未来」ですでに以前から警告されているように、母親を通してこういった合成化学物質が胎児に取り込まれ、どういった風に他の生物や人間にも作用してくるのか分からない。

 日本では、そんな未来のよくわからないことより、製薬会社の収支経営の方が、政策決定に重視されるのだろう。 こういった事について「転ばぬ先の杖」ではないが、もっともっと注意深く、慎重に考えて、すぐにでも行動をとっていくべき時代になっているのではないか。そういったレベルよりさらに低レベルの『いつまでもウソツキを国のリーダーに放置している』ような、最低の政治後進国の日本であっては未来は絶望的だ。