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zoom RSS 今日の報道特集で憲法の話、納得

<<   作成日時 : 2017/08/05 21:14   >>

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 今日、8月5日(土)のTBS報道特集で、戦争と憲法についての特集を見たが、とてもよく本質が分かる話であり、これは多くの人に見てもらいたいなあ、と感じる番組だった。
 
 番組HPには予告編と、このような言葉が出ていた。
 『 8月5日(土) 午後5時半からの報道特集は【戦争と憲法】をテーマにお送りします。俳優の仲代達矢さんがカメラの前で初めて明かす、72年前の壮絶な空襲の体験と、憲法への思い。落語家の桂歌丸さんが“戦争を知らない世代”の政治家に対し、伝えたいこととは。さらに改憲議論が進む憲法の原点についても考えます。是非ご覧ください。』

 番組を見出し、仲代達矢や桂歌丸の中学時代に体験した戦争の体験から出た迫力のある話を聞いていたり、憲法制定後出された、社会科の副読本の「新しい憲法の話」の戦争放棄の挿絵が、今でも通用する話だなあ、などと感心したりして、途中で家の用事をやったりして画面から目を離していた。
 
 また見出すと、今度は、幣原喜重郎の孫の姉妹が、(その前の場面を良く見ていなかったので多分そうだろう)幣原喜重郎のノートを示して、9条が出来たいきさつを説明している場面が出てきた。それによると、。無血で占領を受け容れた事からしても、日本人にとって天皇制の維持が必要という事を入れるという事と、日本がアジアなどに侵略して戦争を始めて、もう戦争放棄とでもしなければ、日本は世界に信用されず、これしか日本の生きる道はない、という感じで、幣原がマッカーサーにその事を提案すると、マッカーサーも目に涙を浮かべ、共感し、それで行こう、となった事がそのノートにしっかりと記されていた。

 その後、アメリカ側で原案を作り、それを帝国議会が修正したりして、ちゃんと双方で作っていったという経過が説明されていた。武力放棄の平和主義は、幣原がマッカーサーに提案したことであり(以前、NHKの番組で、天皇が幣原案に賛成していた、という事も、ネット上に出ていた、憲法草案を作ったのも東西冷戦の始まる前のアメリカの若いリベラルなスタッフたちだったような気がする。)
 要するに、日米共同で作ったものである。

 では、現在良く言われているアメリカによる押しつけ論がどこから出てきたかと言うと、安倍首相の祖父の岸信介首相が言い出したことなのであった。(おそらく東西冷戦下でのアメリカの変化を知り、過去の自分の立場も回復させようという気持ちだろう)国会でのその場面が出てきたのだが、その幣原喜重郎の孫たちの話によると、その頃「母が、それは違う、といってこのノートの要約を時の憲法審査会の会長に送ったのだ」との事。母とは喜重郎の娘だろうから、よく父から聞いていたりして真実をしっていたのだろう。
 その時の、審査会の会長からの手紙も見せてくれ、それには、このノートは憲法の成立について重要な記録である、というような返事もきていた。
 また、以前のテレビ録画で、その憲法審査会の会長のインタビューが紹介され、会長は、アメリカによる押しつけではない事をはっきりと述べていたのも紹介されていた。

 報道特集では、安倍首相の以前からの発言も放送し、首相は、日本国憲法はアメリカに押し付けられたもので、全くはずかしいものだ、と何度もはっきりと発言していた。

 最後に、戦後史の研究をしている保坂正康が、インタビューに答えて、日本国憲法の9条を変えようという事は、一個人や、一政党、一団体、などが軽々に決める事では無く、全国民がその入り口から皆で考えるべき問題である。でなければ、あまりにも戦後70年の歴史の重みを軽く考えているものである、と述べていた。

 以下は、番組を離れた自分の考えだが、本当にそうだなあ、と思う。安倍首相の本質は『軽い』という事なのではないか。
 安倍首相が、戦前、戦後史や、戦後の文化などに詳しいという話は聞いたことがなく、エスカレーター式に入った大学でも政治、経済、歴史などの勉強は本当にしなかったような話がネット上でも有名である。
 きっと祖父の言う事が絶対と思っているだけで、日本国憲法がどのようにして生まれてきたかなど本気で調べた事が無いのだろう。ただ左翼きらいの感情と、祖父への思いだけがその行動の力なのだろう。

 「教育勅語」を唱えさせた籠池氏を、自己の身を守るために簡単にトカゲのしっぽ切りした事でも、別に戦前の「教育勅語」を論理的にすばらしいと考えている訳ではなく(それは結構な事だが)自分のきらいな勢力に対抗するために利用していただけの事が明らかだ。

 番組では、以前のビデオで、「日本国憲法はアメリカに押し付けられた恥ずかしい物だ」などと言っている場面が出てきたが、トランプ大統領に金のゴルフクラブを送って、太鼓持ちさながら一緒にゴルフなどやっている人に、そんな事を言われたくない、と「日本国憲法」は言うだろう。

 番組では、最後に、桂歌丸の『戦争は絶対にやるべきでなく、どこかの国の戦争の応援もすべきではない」仲代達也の「9条があったから戦後70年平和が保たれたのだ、私は憲法9条を変える事には絶対反対だ」というような言葉を本当に重みを持って話していたのが印象的だった。
 







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