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zoom RSS 沖縄戦が舞台の映画 「ハクソー・リッジ」を見る

<<   作成日時 : 2017/06/30 22:28   >>

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 昨日、ネット上で、「ハクソー・リッジ」という映画を今、やっている事を知ったので、さっそく今日、見に行ってみた。

 いつもなら、そういった事を知って興味を持ったとしても、それほど直ぐに「戦争映画」を見ようとは思わないのだが、浦添市のHP上にある三つのページを見ると、ちょっとずくを出して見なくてはいけないかな、見てみようという気になってきたからだ。
http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2017050200104/

 いくつもの映画を同時に上映している館だし、平日の昼間という事もあって、ハクソー・リッジに人はほとんど入っていなかった。

 この映画は、良心的兵役拒否であった実在のアメリカ兵(衛生兵)の体験を基に作っているとは言え、戦争賛美映画では無いとしても「プライベートライアン」的なアメリカ風の戦争映画ではあり、日本人が見てそれほどスカッとした気分になれるものではない。
 見終わって私の気分は、大岡昇平の「レイテ戦記」を読んだ時の気分に近い重苦しいような感じがした。現実の戦闘とはだいぶ違っているのだろうが、現代のバーチャルリアリティーを上手に使っているのだろう、本当の激戦場にいるかのような気分になってくる。(後で、色々な情報を見ると、リアリティーを求めて、それは避けて実写を多用したという事だ)

 とにかく、この映画を見れば、沖縄の浦添市のこの高地で、激しい戦闘が行われ、大勢の日本兵が亡くなり、また周辺の民間人も巻き込まれて大勢亡くなった、アメリカ兵も日本兵ほどでは無くても大勢亡くなっている、という事は良く理解されるだろう。

 浦添市でも言っているように、このような映画を見て、沖縄戦や現在の沖縄に興味を持って本当の事を知っていこうというように、日本人にとってそのきっかけや、入口としてとても良い刺激的な作品であると思う。

 映画だから史実と少しズレたような事も入っていたが、沖縄戦など日米戦争で全く無かった事は描かれていないと思う。浦添市のHPを見ても、現実の地形などは映画とはもちろん違っている事が説明されていたが、当時言われたハクソー・リッジという地形は現実の場所だ。

 ネトウヨが「反日的」と言うから沖縄戦の映画と宣伝しないのだろう、とネットに出ていたり、ウイキペディアには、沖縄戦と宣伝しない事や日本兵の姿はちょっとしか出てこないのは沖縄の人に配慮したから、などと書かれていたが、戦ったのは本土から行った兵隊も多い訳だし、それは当たらないだろう。
 また、日本兵がちょっとだけ出て来るだけ、などと書かれていたが、そんな事は無く、アメリカ兵の立場から見た日本兵は大勢出てきて、日本軍の兵器などもちゃんと考証されているようであり日本兵の感じも当時の雰囲気が出ていて、「強敵」という感じで描かれていた。
 だから、ネトウヨが文句をつける筋合いも無いと思う。(最後はかっこよくアメリカが勝つ所が少しあるのはまあ、アメリカ映画だから仕方ないだろう)

 また、アメリカでは、良心的兵役拒否の人で、このように戦った人がいたり、またそれが憲法で認められたという当時のアメリカは、やはり日本とは違うのだなあ、と感心もした。

 重苦しい気分になるのは確かだが、全体を通しては、私には好感の持てる映画だった。小学生にはダメだと思うが、中高生以上なら見て、沖縄戦や戦争についてその真実はどうなのか、自分で学ぼうとするするきっかけとしてとても良い映画なのではないか。
 
 
 
 

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