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zoom RSS NHKクローズアップ現代+で、東芝破綻の現状と原因を取り上げた

<<   作成日時 : 2017/04/12 07:35   >>

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  昨日、東芝の決算報告が監査無しでなされた、などのニュースが伝えられている中、クローズアップ現代+では、東芝破綻の原因や現状の困難さなどを伝えていた。
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 アメリカの原子力事業の巨大な損失を、一番の重要な半導体事業の売却で穴埋めしようとしているが、それも簡単ではないようだ。
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 買い手として外国企業から手が上がっているが、日本企業は一つもなく、地域の産業や、働く人におよぼす被害が非常に大きいという事や、国としての技術力の流失ともなる恐れなど、ただ売れればいい、などという簡単な問題ではないようだ。

 また、海外の原子力事業から撤退できたと思っていたら、まだ3割しか出来ていない原発について、発注した米の電力会社が責任をとってくれと東芝にせまってきていて、これも訴訟になるのかもしれない、というさらなる原子力事業の損失のリスクがあるのだという。
 
 兎に角、八方ふさがりの東芝のようだ。この東芝破綻の原因である海外の原発事業につき進んだ責任者は、この二人の社長である。
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 佐々木社長は、福島原発の事故が起こってからも、全く方針を変えようとせず、突き進んで東芝を破たんさせたのだ。

 この破たんの原因は、トップに物が言えないという企業風土があったという事だが、その原因として、バブル破たん後、日本の企業は、選択と集中でそれを乗り切ろうとしたのだが、それは、このようにリスクも伴う。しかし、「お金を得たい。世界に打って出たい。」という感じの方向で、そういった華々しい思い切った決断が、経営的手腕がすごいと、マスコミなどからも持ち上げられ、皆もそう思い込み、その結果、だれも物が言えなくなってしまったようだ。
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 番組では、ウエスティングハウスの技術と東芝の技術とは違う物で、そういった技術といった面からの本来の発想で行われた決定では無く、世界に打って出て巨額のビジネスをする、というような発想からなされた事がそもそも間違っていたのだという。

 企業の買収を扱った「ハゲタカ」などという作品で有名な真山仁氏は、この東芝の破たんから得られる今後の日本企業への教訓として。

 日本の資本主義というものは、良い物をたくさん作り、人に喜びを感じさせる。という物つくりという事を持って、その企業の本質としていたのだが、それが、その会社の株が上がって、会社の資産価値が上がる、という方向を本質と考える方へ行ってしまった。それが間違いであり、原点に戻るべきだ、というような意味の事を語っていた。
 本当にそうなのだろうな、と感じる。

 なお、この東芝の問題については、経産省や政権が大きく関わっていたという事は、この番組では全くふれられていないが、その構造が良く分かる必見の動画があるのを以前、このブログでも紹介した。

 「東芝崩落の道程と進むべき道」 山岡淳一郎×飯田哲成 ユーチューブ

 まだ見ていない方はぜひご覧ください。前半、後半があります。少し長いですが、全部見ると本当に日本のこの構造が分かります。

 
 

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